修験の道 ― 2005年11月25日 21時47分20秒
先日、京都府和束町にある、鷲峰山金胎寺というお寺に行って来ました。一応、紅葉を見ようと言うことだったのですが、むしろメインは二時間で巡ることができるという「行者巡りコース」。要するには、修験道の修行の場なのですが、割とライトそうなコースなので、ハイキング感覚で行って見ることに。
ところが、これが侮れない。道なき道とさえ言えない、要するにはひたすら岩場を上り下りするわけなのですが、鎖につかまって垂直に近い岩を登ったり、岩をよじ登るロッククライミングみたいな場所もあって、観光気分で行くと大変です。僕は以前に、鳥取県の三仏寺投入堂というところで同じようなコースを登ったことがあるので、割と楽観していたのですが、こちらのほうがずっときつかったですね。しかし、とても面白くて、遅い昼御飯が実に美味しかったです。ちなみに紅葉も、大変にきれいでした。
(写真はGRD、マクロモードで)
ところが、これが侮れない。道なき道とさえ言えない、要するにはひたすら岩場を上り下りするわけなのですが、鎖につかまって垂直に近い岩を登ったり、岩をよじ登るロッククライミングみたいな場所もあって、観光気分で行くと大変です。僕は以前に、鳥取県の三仏寺投入堂というところで同じようなコースを登ったことがあるので、割と楽観していたのですが、こちらのほうがずっときつかったですね。しかし、とても面白くて、遅い昼御飯が実に美味しかったです。ちなみに紅葉も、大変にきれいでした。
(写真はGRD、マクロモードで)
疑問 ― 2005年11月28日 20時26分04秒
なぜなんだろう。体の芯が冷たくて、凍えそうで、寒気がちっとも取れやしないじゃないか。
なぜなんだろう。目の前が真っ暗で、闇ばかりで、月も見えやしないじゃないか。
なぜなんだろう。目の前が真っ暗で、闇ばかりで、月も見えやしないじゃないか。
どこかに、その姿を ― 2005年11月28日 23時28分40秒
最近、このブログ(ASAHIネット運営の「アサブロ」)が、特に夜の10時台、全然見られないことが多くて困っている。もちろん、更新もできないし。
この前から山崎まさよしの代表曲「One more time,One more chance」 のシングルを探していたのだが、今日iTunes Music Storeをのぞいてみたら、タイミングのいいことに配信が開始されていた。迷わず購入ボタンを押したわけだが、このiTMSは本当に便利で安いので、ついつい色々買ってしまう。
街角を歩いていて、そこに好きな人の姿がないかとつい考えてしまう、そんな経験は誰にもあると思う。この歌はそんな気持ちを愚直と言って良いほど素直に歌っていて、思わず「そんなとこに、いるはずあらへんがな」と言いたくなるほどなんだけど、あり得ない場所でまでその姿を求めてしまう、それって実際あり得ることなんだよね。
(写真は、難波高島屋前にて。GRD)
この前から山崎まさよしの代表曲「One more time,One more chance」 のシングルを探していたのだが、今日iTunes Music Storeをのぞいてみたら、タイミングのいいことに配信が開始されていた。迷わず購入ボタンを押したわけだが、このiTMSは本当に便利で安いので、ついつい色々買ってしまう。
街角を歩いていて、そこに好きな人の姿がないかとつい考えてしまう、そんな経験は誰にもあると思う。この歌はそんな気持ちを愚直と言って良いほど素直に歌っていて、思わず「そんなとこに、いるはずあらへんがな」と言いたくなるほどなんだけど、あり得ない場所でまでその姿を求めてしまう、それって実際あり得ることなんだよね。
(写真は、難波高島屋前にて。GRD)
マイ・ロスト・シティー(2) ― 2005年11月29日 22時55分26秒
11/19の続き。村上春樹も、フィッツジェラルドもすっかり忘れてしまった、その後である。
村上春樹の小説を最初に読んだのは、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」だった。村上氏の最高傑作に挙げる人も多いこの小説を読んだのは、「吉里吉里人」や「同時代ゲーム」を読んでいたのと(そして「百年の孤独」を読み損ねたのと)同じ頃、つまりは完結した小世界を描いた物語の一つとして、読んだわけである。
しかしこれをきっかけに、僕は村上春樹作品を次々と読んでいくことになる。「ダンス・ダンス・ダンス」を読んだ辺りから、最も好きな作家となったわけだが、ここへ来てやっと、かつて村上訳で読んだフィッツジェラルドを思い出すことになるわけである。
(三重県津市にて。GRD)
村上春樹の小説を最初に読んだのは、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」だった。村上氏の最高傑作に挙げる人も多いこの小説を読んだのは、「吉里吉里人」や「同時代ゲーム」を読んでいたのと(そして「百年の孤独」を読み損ねたのと)同じ頃、つまりは完結した小世界を描いた物語の一つとして、読んだわけである。
しかしこれをきっかけに、僕は村上春樹作品を次々と読んでいくことになる。「ダンス・ダンス・ダンス」を読んだ辺りから、最も好きな作家となったわけだが、ここへ来てやっと、かつて村上訳で読んだフィッツジェラルドを思い出すことになるわけである。
(三重県津市にて。GRD)
塔の上の男 ― 2005年11月30日 20時45分08秒
自ら望んで、登ってきたのだ。
針より細い、塔の上。目指した星はすぐ目の前だが、その手は決して届きはしない。その見た目とは裏腹に、氷よりなお冷ややかだから、触れられぬのも幸いか。
もはや地上の喧噪も、その温もりを伝えはしない。空に囲まれた塔の上。
間もなく、陽も落ちる。
針より細い、塔の上。目指した星はすぐ目の前だが、その手は決して届きはしない。その見た目とは裏腹に、氷よりなお冷ややかだから、触れられぬのも幸いか。
もはや地上の喧噪も、その温もりを伝えはしない。空に囲まれた塔の上。
間もなく、陽も落ちる。
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