3.11 -五年後-2016年03月11日 21時11分52秒




そう言えば、あの日も金曜日だった。明くる土曜日は朝から通院だったが、待合室でイヤホンつけてスマホでずっとワンセグを見ていたのを覚えている。

あれ以来、東北が近くなった感じはしている。
それまでは、福島の大内宿とか会津若松に行ったことがある程度だったけど、震災直後のゴールデンウィークには今は亡き特急日本海で角館・盛岡・弘前・黒石と観光旅行をしたし(関東からの観光客が激減で大変だという話だったので、そんならこっちから行こうじゃないかと)、その翌月には仙台に一週間、支援の仕事で滞在した。
一昨年は秋田、去年はまた宮城にも行ったから、それ以前とは打って変わって東北に行くようになったことになる。近く感じるのも当然かも知れない。

結局、いわゆる被災地域には震災直後に行っただけなので、その後の姿は見られていないけど、普通に観光地に出掛けて、関西から遠い東北地方を身近に感じるだけでも意味はあるだろうと思う。神戸のように、先はまだ長いだろうから。

復活2012年07月05日 21時54分32秒



110フィルムの生産中止であえなく引退に追い込まれた、「真のマイクロ一眼」オート110であったが、富士フイルムの撤退から三年、なんとあのロモグラフィーが新たに110フィルムの生産を開始した。これで、オート110は不死鳥のようによみがえることになった。ロモグラフィーは、110用の新たなカメラも同時に出すという力の入りようで、これは嬉しい。
さっそく買ってみたいが、どこに行ったら買えるのだろうか。ヴィレッジ・バンガードとか、置いてないかな。

3.11―1年後2012年03月11日 20時51分08秒



あの日から、早くも1年の月日が流れた。
しかし今でもあの時の映像を見ると、あの日の衝撃がありありとよみがえってくる。この記憶は、阪神大震災の記憶と共に、薄れることのないままずっと残るだろう。

予想していたとおり、復興はまだまだ進んでいない。この国自体が、長く続くだろう衰退の時代に入ろうとしている今、我々は被災地の方々と共に、まだまだ様々な苦難に堪え忍んでいかなければならないだろう。 ひたすら続く地道な努力の向こう側にしか、明日は訪れない。一足飛びに全てが解決する、などという幻想に逃げてはならないのだ。

荒浜にて、オート110で2011年07月08日 20時26分15秒



仙台派遣の際に撮った110フィルムの現像が、ようやく上がってきた。写真屋では「ポケットフィルムですか!?」と驚かれ、さらには現像に二週間待ちとなったわけだが、この仕上がりを待つ間というのも悪くはない。

写真は、また仙台市荒浜地区の被災地だが、新しいデジカメのシャープで鮮明な写りとは全く異なる、粒状感を残した110フィルムの写りには、また別種のリアルな手触りが感じられる気がする。
少なくとも、これは現地で光学的に写し取った風景を化学的に転写した画像であって、電気信号として記録されたデジカメの写真とは全く違うものだ。この写真が手の中にあるということは、僕がその地に立ったという一つの証明であるようにも思えるのだ。

間もなくカメラとしての役割を終えようとしているオート110を、このような場面で活躍させることができて良かったなと思う。

PENTAX Q2011年06月23日 19時41分28秒



以前から噂のあったオート110デジタルが、「PENTAX Q」として発表された。
うーむ、これは久々に面白そうなカメラだ。超小型化した分、撮像センサーはコンパクトデジカメ用の1/2.3型で、写りの面では1/1.7型センサーのパワーショットS90(こいつはコンデジとしてはかなり良く写る)にも負けるかもしれないのだが、このサイズでレンズが交換できるというのはまさにオート110そのもので、非常に楽しそうだ。

今回の仙台には、実はS90と一緒に荷物にならないオート110を持って行った(まだ現像には出していない)のだが、何せもうフィルムが手に入らないから、最後の一本を使い切れば強制引退である。その代りに…などとも考えてみるのだが、いかんせん値段が少々高いようだ。面白そう、だけではちょっとまだ買えないなあと思う。

最後の1102011年05月22日 10時59分33秒



110フィルムの生産中止により、カメラとしての使用は不可能となってしまった超小型一眼レフのペンタックス・オート110だが、ネット上でまだ110フィルムの在庫があるのを見つけて、注文してみた。これでもう一度だけ、撮影が可能となる。

交換レンズを含めてとにかく小さくて荷物にならず(標準のパンケーキレンズなど、ペットボトルのふたよりも小さい)、ベトナム旅行の際にはGRDigitalとの併用で重宝したこのオート110だが、最後の活躍の場はどこになるだろうか。一枚一枚、本気で考えながら撮ることになるのだろう。

ハノイ・ウォーカー(6) ハノイの車窓から2006年02月11日 20時03分56秒

ベトナムは、結構鉄道が発達しているらしくて、ハノイ・ホーチミン間を30時間くらいかけて走る寝台特急なんてのも走っています。車で走っているときに、それらしい列車が走り抜けていくのも見ましたが、なかなかのスピードで突っ走っていきました。

それにしても、海外の鉄道を見るのはなかなか楽しいですね。現地では駅も見に行きましたし、列車に出会う度にシャッターを切っていました。写真の列車はローカル線らしく、車両はブルートレインみたいで立派ですが、小さな機関車が牽引しているせいか、かなりのろのろと走っていました。

(オート110で撮影)

絶交2006年01月20日 23時47分55秒

希望はきっと、その向こう側にあるのだと思う。

優しい人さようなら/許してくれなくたっていいから/I don't care/
夕暮れる飛行場/赤い空に機影が埋もれてゆくよ/紫色の雲がちぎれて
(絶交,「Home Ground」M-1,堀込高樹)

(写真はセントレアにて、オート110)

ハノイ・ウォーカー(5) 世界遺産とオート1102006年01月13日 22時17分23秒

ハノイから車で三時間程度のハロン湾は、「海の桂林」とも呼ばれる景勝地で、世界遺産として登録されています。なるほどさすがに美しい景色で、観光地としても人気。多数の遊覧船が浮かびます。船内ではシーフードを料理して出してくれるわけですが、ただでさえベトナムは何を食べてもおいしいところなので、この食事も満足の行くものでした。

さて、ベトナムに持っていったデジカメは広角専門のGRDだけだったので、このハロン湾ではオート110の換算100mmレンズが活躍してくれました。カメラ二台体制だったわけですが、なにせどちらも非常に小さいので、ほとんど荷物にはなりませんでした。上の写真はオート110で撮影したものですが、粒子の粗さも味になっているように思います。

コンビネーション・ピース2005年12月08日 20時58分59秒

改めて、オート110本体の写真を。しばらくはGRDと、このオート110の二台体制で出かけることが多くなるのかなと思ってます。もちろんメインはこれからもデジタルなので、オート110は気が向いたときにちょっと撮る程度なのだけど、持ってても荷物にならないし。でも、換算50mm&100mmの交換レンズ(大きく見えるのが、換算100mm)だから、どうしても望遠が欲しいときに、GRDの補完として実用になる気も。

それにしても、デジタル一眼の出番が・・(ちなみにこの写真は、D70で。がんばれ、D70)