塔の上の男2005年11月30日 20時45分08秒

自ら望んで、登ってきたのだ。
針より細い、塔の上。目指した星はすぐ目の前だが、その手は決して届きはしない。その見た目とは裏腹に、氷よりなお冷ややかだから、触れられぬのも幸いか。
もはや地上の喧噪も、その温もりを伝えはしない。空に囲まれた塔の上。

間もなく、陽も落ちる。

コメント

_ バルサ巫女 ― 2005年12月04日 01時15分08秒

カメラに、凝っているんですね。ところで、きれいなイルミネイシヨンはどこの、写真ですか?教えてくださいね。

_ NZ ― 2005年12月04日 16時37分26秒

バルサ巫女さん、はじめまして。何と言いますか、すごいハンドルネームですね。写真の場所は、京都三条烏丸の「新風館」です。

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