マイ・ロスト・シティー(1)2005年11月19日 21時47分43秒

最初に読んだスコット・フィッツジェラルドの小説は「Ice Palace」、翻訳ではなく、英語だった。というと、まるで普段から原書で小説を読んでいるみたいで格好いいのだが、実際は違って、大学の英語のテキストだったのだ。

で、当然ながら不真面目な学生であった僕が、解答書代わりに買ったのが、「氷の宮殿」が収録されていた、村上春樹訳の「マイ・ロスト・シティー」だったのだ。この当時は、村上春樹をただの流行作家(ノルウェイの森を書いた、恋愛小説家)としか思っていなかった。「氷の宮殿」には感銘を受けたものの、試験が終わると同時に村上春樹のことも、フィッツジェラルドのことも、忘れてしまったのだった。

(寝屋川駅前にて、GRD)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック