町並み写真館「波浮港」2017年03月26日 20時22分10秒



(旧港屋旅館)

まちなみ街道の町並み写真館に伊豆大島の「波浮港」を掲載しました。ここにも何度か書いた通り、去年の7月に出掛けた場所です。
町並みとしてはそう大規模なものではないにせよ、やはり様々な文学作品などに登場する所だけに、歴史の重なりというものを感じることができました。天候に恵まれたのも大きかったですが。

ちなみに、関東の町並みを掲載するのは二年以上ぶり(ストックがないため)。東京都内(一応)の町並みとしては、「小さな町並み」に掲載した御岳山を除けばこれが初登場となります。

宿願のトレアドール2017年03月22日 23時32分35秒



ビゼーの「カルメン」が小さい頃から好きで、しかし子供の時は歌が入ってるほう=オペラ版はあまり好きでなく、組曲のほうが好きだったのだが、その後どちらも好きになった。
最近ではYoutubeでも色々舞台が見られるようになり、去年の秋辺りにカルメン熱が再燃して色々見比べたりしていたのだが、やはり一度本物の舞台を見たいと思うようになった。
そうは言っても、京都辺りじゃオペラなんてそうそうやらんよなと思っていたら、翌2017年の3月22日(つまり今日)に、まだ真新しいロームシアター京都で「小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトXV」と銘打って、カルメンが上演されることを駅のポスターで知った。

マジかと思いつつ、しかしお高いんだろうなあと躊躇しているうちに予約が始まり、リーズナブルな席がどんどん予約で埋まり始めた。どうしたものか、とサイトを見ていたら、ついに目の前でC席が「完売」に変わり、つい慌てふためいてB席を押さえてしまった。
1階バルコニー席という比較的良い場所で、しかもたまたまなのか列の端っこという見やすい席が取れた。

全く初めてのオペラ、それもあのカルメンをついに見られるということで、ものすごく楽しみにしているうちに今日になり、つい先ほど見てきたわけですが、第四幕の「闘牛士」で感極まってとうとう泣くかと思いましたね。一緒に歌おうかと思ったほどだが、これは我慢した。
もちろん、小澤征爾さんの指揮も見られて、ちょうどオザケンが先日活動再開したところ(もちろんCD買った)だというのも、不思議な縁のように思えた。

まあ、うまいこと文章にはできないのだが、この歳になって全く新しい経験で感動するということがまだあるんだということは良くわかった。また機会があればオペラに行こうかと思うが、初めてだった今回の感動にはやはり及ばないだろうなと思う。三時間半、テンション上がりっぱなしでした。


嵯峨・嵐山うらみち散歩2017年03月20日 15時51分43秒


(嵯峨鳥居本)

(嵯峨釈迦堂の桜)

(清涼寺・竹仙)

(琴ケ瀬茶屋)

三連休中日の昨日、嵯峨・嵐山方面に散策に出かけてきました。
観光客が殺到する連休にこの方面に出かけるというのは、普通なら正気の沙汰ではありません。いつもならまず近づかないエリアだったりするのですが、嵯峨と言っても鳥居本方面、嵐山もコアなエリアは避けるし渡月橋は絶対に渡らないから大丈夫だとうらみち管理人が断言するので、それならまあ行ってみるかということになったのでした。

京都駅から嵯峨野線(山陰本線)の快速に乗り込んだ時点ですでに満員、嵯峨嵐山の駅では改札を出るのにも行列待ちという悲惨な状態でしたが、駅を出るなり人の流れに逆らって我々三人だけはいきなり北上。すると、途端に人の数は激減しました。
まずは清涼寺(嵯峨釈迦堂)へと向かいましたが、そこそこ有名な寺院だと思うのに、ここはがらがら。多宝塔をバックに、早くも桜が咲いていたりしましたが、数人の観光客がのんびり写真を撮っているだけでした。この釈迦堂境内にある茶店で昼食の湯豆腐を予約し、次は嵯峨鳥居本へ。

京都で一番好きな町並みである鳥居本、久々の訪問でしたが、写真の通りの閑散ぶり。あんなにたくさんいた観光客はどこへ行ったのでしょうか、という目を疑うような状況で、貸し切り状態の町並み保存館で愛宕山鉄道の展示をゆっくり眺めたりしながら悠々と散策しました。
それから再び清涼寺に戻り、境内の「竹仙」でこの日のメインである昼食。湯豆腐懐石なので若干高めでしたが、「森嘉」の嵯峨豆腐の味はさすがに文句なしでした。

そこから、いよいよ嵐山へ。と言っても渡月橋エリアへの接近はひたすら避け、どこを歩いてるのか良くわからない道をうらみち管理人の指示に従って進み、有名スポットに一切近づかないままで亀山公園へ。そこから桂川へ出て、今度は手漕ぎのボートに乗り換え。このボートは対岸の「琴ケ瀬茶屋」へ渡るための専用のもので、おっさん三人が乗り込むとかなり不安定で大変でしたが、「もっとそっちへ重心をかけんかい」などと大騒ぎしながらもどうにか転覆することもなく対岸へ到着。
ミニ座敷へ上がり、おでんを食べながら桂川を眺めて、これで一日の日程が終了となりました。
うらみち管理人が豪語した通り、人混みに巻き込まれることはほぼ皆無で、まさに「京都うらみちあんない」なのでした。


3.11 -六年後-2017年03月11日 21時38分49秒



去年、一昨年と初夏の東北旅行で、どちらも仙台空港の利用となり、仕事で先に現地入りしていた同行メンバーとここで待ち合わせして合流するというパターンになった。
二回とも、待ち合わせ場所として空港内にある名取市の観光案内所を利用させてもらい、待っている間に目的地のパンフレット類一式をいただいたりした。この案内所の中には、空港周辺における大震災の被害を展示したパネルや写真集も置かれていて、やはりじっくりと見てしまう。

大きな被害が出たことで知られるようになった閖上地区は、実は仙台空港のすぐ北側なので、すぐそばを何度か通っている。しかし残念ながら地区内にまでは行ったことがなく、一度行ってみないとと思っている。
震災後に、仕事やボランティアなどで現地に支援に入った人は多いと思うが、やはり自分が最初に行った現地にはみんな思い入れがあるのではないか。僕の場合は仙台だったので、宮城県の状況というのはずっと気になっている。あれから、6年。

継続・電気走行2017年03月05日 20時01分08秒



リコールで交換になって以来、約10年間使いづづけている電気バイクEC-02の二本のバッテリーだが、いよいよ劣化が激しくなってきて、近くの商店街への往復さえしんどくなってきた。元々冬場は特性の悪化が大きくて、暖かくなってきたら性能が復活してくることも多いのだが、さすがにそろそろ限界だろう。
そこで、以前から検討していた新バッテリーの購入にいよいよ踏み切ることにした。たかがバッテリーとは言え、この大きさのリチウムイオン電池だから、価格も6万円弱と相当に高価。ただ、いずれ購入が必要になるのは想定していたので、予算枠は確保してはあった。

EC-02を購入したバイク屋さんに取り寄せができるか確認してみると、全国で在庫がわずか2本しか残っていないという。追加生産があるのかどうか分からないが、これを逃したらもう入手できない可能性もあるので、あわてて発注した。店の人には、「十年以上もバッテリーがもったとはすごい」と感心された。
この土日と少し走らせてみたが、さすがに新品だけに良く走る。劣化バッテリーで坂道を上ると瞬時に残量ゼロになってしまうのだが、このバッテリーなら平気である。これでまだしばらくは、電気走行を継続することができるだろう。

結局このシリーズ、後継のEC-03が辛うじて発売されたものの、その後はすっかり途絶えてしまったのが残念。電動のE-Vinoというのも一応あるが、車体は普通の原付バイクと同じである。
自動車のほうではEVが脚光を浴びているだけに、バイクが全然盛り上がらないのは不思議な気もするが、とりあえずはこのEC-02を走らせ続けよう。

町並み写真館「加賀東谷」2017年02月26日 19時57分07秒




まちなみ街道の町並み写真館に「加賀東谷」を新規掲載しました。
以前にも書きましたが、非常に雰囲気の良い集落です。特に大土集落は今まで訪れた山村集落系の中では一番好きな場所かも知れません。
地図で見ると相当な山の中のようですが、実際に行ってみると案外そうでもなく、山中温泉からならちょっと奥に行った程度。大変だと聞いていた途中の道も、全く普通に走れるレベルでした(ただし、当方感覚が若干おかしくなっている可能性有り)。
しかし、あの蕎麦屋さんの蕎麦、食べてみたかった。

マンガミュージアムで卒展見学2017年02月19日 20時30分54秒



暖かかった鹿児島旅行から帰って以来、淡々と出勤してその帰りに淡々と文章を打つ、という毎日か続いていて、ある種思考停止というか冬眠というか、そんな感じ。
しかし今週末は少し暖かくなってきたので、出歩きまではしないものの、どこか博物館か美術館でも見に行こうかと思ってネットを見ていたら、京都マンガミュージアムが今日は入場無料らしい。京都精華大のマンガ学部の卒業制作展が行われる関係らしいのだが、そちらにはそれほど興味はなかったものの、無料で入れるなら立ち読みがてら行ってみようと思って出掛けてきた。

ところが、この卒業制作展、相当なハイレベル。マンガを見るついでにちょっとのぞいて行こうか程度のつもりが、結局全ての展示をほとんど隅から隅まで見ることになった。
個人的にはほとんど現代アートのようなシュールさを持ったカートゥーンコースの絵画作品に惹き付けられ(中西明日香さんという方の作品が特に良かった。あと、柴犬曼荼羅)、またギャグマンガコースは「サルまん」「ファミ通のアレ(仮題)」の竹熊氏が関わっているというだけに、こちらも面白かった。
若い人たちの才能あふれる展示は、ジャンルは違えどこちらも創作系の人間なので、非常に刺激になった。来年はキャンパスのほうにも行ってみよう。

自由行動の楽しみ(鹿児島・その2)2017年02月05日 17時12分12秒



(山田凱旋門)


(金山橋)

(前回からの続き)
蒲生を出発して、まずは金山橋へ。これは明治時代の初めに島津家が、金山からの物資搬出のために架けたというアーチ型の石橋で、橋自体も立派なのだが、面白いのはアーチのすぐ向こうに「坂井手の滝」という滝が見えることで、こういう景観も珍しい。すぐ近くには、龍門滝という高さ五十メートル近い立派な滝もある。

続いて、日露戦争当時に作られたという、山田の凱旋門へ。高さは5メートル程度とそれほど大きなものではないが、立派な石造りで、何よりも日本に凱旋門があるというのが面白い(調べたら、浜松にも現存するそうだ)。
写真を撮って、満足して振り返ったら、通りの行く手に明らかに麓集落と思われる町並みが見える。ここは山田麓という集落で、全く想定外だっただけにこれは嬉しい発見だった。


(猫神さま)

そこからようやく鹿児島市内へ戻る。錦江湾沿いの国道を、春っぽくかすむ海を眺めながらドライブし、鹿児島市内でも一か所くらいは定番のところをということで、昔来たことがある仙巌園へ。黒豚カツカレーを食べた後、園内を散策し、猫神神社を参拝。ここは文禄・慶長の役の際に朝鮮半島へ連れて行かれて生還した猫たちを祀った神社で、今では愛猫の無病息災や亡くなった猫の冥福を祈るという場所になっている。小さいながら、古びた石の祠もちゃんとあり、うちや知人のにゃんこたちのために手を合わせてきた。


レンタカーを返し、市電に乗って天文館(鹿児島市最大の繁華街)近くのウォーターフロントにある商業施設へ。なかなかおしゃれリゾートムードだが、対岸には大迫力で桜島がそびえる。もうまるっきり春の陽気の中、広場で海を山をぼんやり眺めながら過ごす。少しずつ陽も傾き始めていて、「世界ふれあい街歩き」の終わり近くみたいな雰囲気だったので、思わずスマホであのテーマ曲を聴いたりしていた。もうあとは、中央駅に戻って新幹線に乗るだけである。

自由行動の楽しみ(鹿児島・その1)2017年01月29日 19時41分53秒


(山形屋デパートと市電)

いくつもの立ち寄り先が決まっている旅行では、それらをどのように訪れるかということに、旅の日程は大きく左右されることになる。今回の場合は知覧麓が県の南方、出水麓が県のほぼ北端ということで、中間の鹿児島市に泊まったのだが、やはり移動にかなり時間を取られることになった。

しかし幸い天候も良かったので、最初の二日間で三箇所の重伝建取材は完了。三日目は、完全にフリーということになった。一人旅で自由行動というのも変だが、そういう気分で、これが楽しい。
鹿児島市内を中心に観光しようかと思ったのだが、重伝建になっていない麓も一か所くらい行っておきたいと思って、ガイドブックで一行だけ触れられていた蒲生麓へ。ここは市内からもそんなに遠くない。調べてみると、日本最大の樹木(クスノキ)もあるという。


(蒲生麓)


(蒲生のクス)

実際行ってみると、思っていたよりは大きな町で、観光案内所などもちゃんとあった。しかし、麓集落の風景自体は観光色のあまりない素朴なもので、朝の爽やかな空気が似合う、非常に好感が持てるものだった。伝建以外も見ておこうというのは正解のようだった。件のクスは、根回りが33メートルもあるというなるほど巨大なもので、樹というよりは巨石のような趣があり、感心した。

で、ここからは鹿児島市内へ戻るつもりだったが、観光案内所でもらったパンフレットには、明治時代に作られたアーチ型の石橋やら、全国でもほとんど例がないという日露戦争当時の石造りによる凱旋門やら面白そうなものが載っている。どちらも近そうなので、行ってみることにした。
(続く)

鶴の軍団2017年01月27日 22時36分40秒





休みを取って、鹿児島へ来ています。
年々寒いのが駄目になり、特に一月の終わり頃には寒さが耐え難くなって非常に辛くなることが分かって来たので、今年は前もってここに休暇を入れて旅行の手配をしておきました。
鹿児島になったのは、とにかく少しでも南のほうへという気持ちからで、それなら1年前と同じく沖縄でも良かったのですが、さすがに毎年となると出費も厳しく。鹿児島ならJR利用で割と安いプランがあり、九州新幹線もできているので大阪からもぎりぎり3時間台で来られます。
重伝建地区となっている、知覧・入来・出水の三つの麓(武家屋敷町の一種)をこの際一気に回ってしまおう、という気持ちもありました。

今日は入来と出水麓へ行ってきましたが、天気もまずまずで気温も十五度くらいまで上がり、セーター一枚でも大丈夫なくらいでした。全国的にも暖かかったようですが、ともかく南のほうまで来た甲斐はありました。
出水と言えば鶴の越冬地としても有名なので、鶴が飛来するという辺りにも行ってみましたが、なるほどものすごい数の鶴が集まって一斉に鳴く様子は壮観でした。1万羽以上いるそうですが、今週辺りから、また北へ帰り始めているようです。今年は鳥インフルエンザのせいで、防疫体制なども大変そうでした。