町並み写真館・写真更新「御所」2017年05月20日 21時38分00秒




まちなみ街道の町並み写真館「御所」(奈良県御所市)を、更新掲載しました。
つい二週間前、GWの連休に再訪したばかりですが、せっかく写真をたくさん撮ってきたのでさっそくアップデートすることにしました。

しかし、写真の更新掲載というのを行うのは一昨年11月の勝山以来。他に、写真の撮り直しをしたところって無かったっけと考えてみても、あんまり思い出せません。古い写真のままになっているところは、もうかなり遠方でそうそう行けないような所か、撮り直しをしたけど微妙な出来(中には残念ながら破壊が進んでしまったケースも)という所しか残っていない感じです。
金沢など、重伝建になった卯辰山麓と寺町台を入れて3ページくらいに再編成したいところなのですが、肝心の寺町台のまともな写真がなかったりします。そろそろ北陸新幹線騒ぎも落ち着いていそうだから、一度また行かないとなあ。

だらける休日2017年05月13日 21時44分32秒






先週の五連休のうちで唯一荒れ模様の天気となった四日目、よりにもよってその日にいつものメンバー三人で集まることになった。
正直、雨の中どこかに出掛けるのもしんどいということで、こうなると思いつくのが例によっての日帰り温泉である。最近あちこち近場には行き尽くしの感もあるが、笠置の温泉にはまだ行ったことがなかったので、そこに行くことになった。

笠置というとキジ料理だろうと、昼食はキジ鍋にしようということになったが、前に行ったことのある料理旅館に電話をしてみたらなぜか休み。しかし、笠置へ向かう途中の木津川市にキジ料理の店があるというので、そこに電話をしてみると、準備に時間がかかるので2時からならということ。少し遅めだが、うらみち取材の際には店が見つからずに2時くらいの昼食になるのはざらなので、それで予約。

小さな集落内の、少々分かりづらい場所にあったその「雉祥」という店に着いてみると、客は我々だけ。というか、我々の予約が入ったので急きょ店を開けて雉をさばいてくれたのだということだった。部屋は旅館なみの完全個室で、出てきたキジのスキヤキ御膳はキジ肉のお作りやら炙ったのやらまでついている上に、この時期しか取れないというキジの卵でお食べ下さいという。
当たり前だが、身の締まったキジ肉は非常においしくて、それはもちろん素晴らしいのだが、ここに来て一同は「これは思っていた値段のコースとは違うのでは」と動揺し始めた。
しかしまあ、この内容なら高くてもしょうがないと思いつつ、すき焼きの残りで卵とじを作り、鍋の底のその鉄板が見えるまで食べ尽くすという完璧な完食ぶりを見せた我々だったが、結局は予定通りの一人3000円。非常に充実感のある昼食だった。

その後は笠置まで車を走らせて温泉に入り、入浴後は休憩室でダウンして、気付いたら温泉施設に二時間もいることになったが、まあこれもいつも通り。昼食を食べて風呂に入るだけで終わったような一日だった。帰り道も全く渋滞なしのガラ空きで、やはり連休は近場でだらけるに限る。

連休中盤、奈良散歩2017年05月07日 10時31分40秒





(御所)


(郡山城)

五連休の中盤は、ほとんど夏のような空が広がる見事な快晴。屋内にいるような気分にはならないが、もちろん人込みの中に突入するのは避けたい。
それで、整備事業が完了した郡山城と、行く度になぜか微妙に薄曇りだった御所の町並み、いずれも奈良県内の二か所に出かけることにした。郡山城のほうは一応大和郡山市における観光のエースだが、桜の時期以外に混みあっているのはまず見ない。

御所はかなり久しぶりだったが、特別に保存地区などに指定されている様子もない割には、ほとんど様子は変わっていなかった。滞在していた間、観光客には一人も出会うことがなく、ごくのんびりと撮影して回ることができた。
郡山城も、さすがに何人かの来訪者は見かけたものの、観光地という雰囲気では全くなく。
一大整備事業で天守台の石垣が見事に修復され、樹木がほとんど伐採されてしまったこともあって、威容を誇っていたその様子がはっきりとわかるようになった。新設された展望デッキからは、奈良盆地をぐるりと見渡すことができて、まさに絶景である。
その反面、樹木に覆われていた頃の趣は失われてしまった。郡山城と言えばそういうものだ、という子供の時からの記憶があるので、やはり寂しさを感じてしまうのも否めなかった。

みどころ多き、夢の果て2017年05月04日 22時44分28秒







春の大型連休と言えば、テーマパークに行くのを楽しみにしている人も多いであろう。
そう言うわけで(そういうわけではない)、大阪の柏原市にある玉手山公園に行ってきました。ここは元々、あやめ池遊園地(現存せず)や生駒山上遊園地と同じ近鉄系の遊園地があった場所で、しかし残念ながらその玉手山遊園地は平成10年に閉園となっています。
実は、遊園地があった頃には行ったことがないのですが、跡地が今でも市営の公園になっています。そのすぐそばにある安福寺の参道に6世紀ごろの横穴群があるようなので、実はどちらかというとそちらがメインで出掛けてきました。

玉手山周辺の道は非常に複雑で、たどり着くのに結構苦労しましたが、急な斜面にびっしり建ち並ぶ住宅地を抜けて山頂の公園までどうにかたどり着くと、なるほど遊園地の名残がそこここに見られました。当時の資料が展示されたスペースもあり、展望台からの眺めも素晴らしい(神戸まで見えるらしい)しと、結構面白いところでした。
「アンティックな音楽堂」という説明のある、一見そこらの公園にでもありそうな東屋が建っているのを見て「ああ、いかにもアンティックだね」と半ば馬鹿にしながら解説を見たら実は明治41年築で、屋根の上には当時の旧河南鉄道の社章があったりするのでした。
入口近くのメイン広場の辺りにだけはわずかに遊具が残っていましたが、まばらな来園客の子供たちが遊ぶ中を遊具の奏でる音楽が流れる様子は、夢の果てと言うかこの世の果てと言うか、なんとも物悲しく味わい深いものでした。

その後、安福寺の横穴群を見に行きましたが、参道のすぐ両側に横穴が並んでいて普通にそばまで寄れるなど、こちらも面白かったです。お寺自体も立派でしたが、元々この玉手山全体が安福寺の所有地らしく、立派なのも当たり前なのでした。

エキスポ散歩2017年04月30日 20時34分47秒


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今日も文句なしの天気ということで、どこか公園にでも散歩に出かけようかと地図を見ていたら、そう言えばまだエキスポシティに行ったことがないのを思い出した。万博公園なら、大阪モノレールに乗って景色を眺めることもできる。

京阪電車で門真市まで出て、どうせエキスポシティ内では混んでて昼食は無理だろうと駅前の王将でお昼を食べた。それからモノレールで万博記念公園駅まで出たのだが、どうもカレーエキスポというイベントを実施中らしくてずいぶん人が多く、公園入口のチケット売り場には行列ができている。とてものんびり散歩という雰囲気ではなさそうなので、公園はパスしてエキスポシティのららぽーとをうろついてきた。
さすがに相当に大きなショッピングモールではあったが、日本最大級とはいえテナント自体はくずはモール辺りとそう変わるわけでもない。やっぱりここは、ニフレルなどのアミューズメント施設がメインだなと思ったが、さすがに一人で入る気分にはならなかった。
まあ、久々に太陽の塔を拝むことができたので、良しとしましょう。

町並み写真館「彦根」2017年04月29日 21時07分38秒



まちなみ街道の町並み写真館に、「彦根」を掲載しました。
それこそ何度も訪れている町ですが、今回は昨年の秋にNikon1J5のテストを兼ねて撮影して歩いたときに撮影した写真を使用しています。

滋賀県最後の大物町並み、というか今まで掲載していなかったのが不思議なくらいなのですが、彦根の町並みについてはなかなか全貌がつかめない感じで、今までは撮影の結果に納得が行かなかったために保留となっていました。
昨年、芹町辺りが重伝建になったのがきっかけで、ようやく全体像が把握できるようになった感じです。それでも、芹川南側の仏壇街辺りがまだ取材できてなかったりはするのですが……。その辺りはまたいずれ。

復活、電気走行日和2017年04月23日 20時22分12秒





素晴らしい快晴で、最高の天気となった今日、いよいよ新バッテリー出力全開でEC-02を走らせてみました。
かつて良く走った、淀城までの桂川沿いの道を走ってきましたが、淀城にはまだ少し桜が咲いていて、青空に映えました。さすがに劣化のない新バッテリーは文句なしに好調で、久々に残量にも気を遣わず思い切り走ることができました。

マーブル・ビーチ再び2017年04月16日 19時45分48秒





昨日は、毎年おなじみの近所の桜を少し見て歩いたりしていたのですが、さすがにもうかなり散っていて、おまけに途中で雷雲が近づいてきて退散。市内の北のほうでは雹が降ったという、ひどい荒れ模様でした。

打って変わって今日は、春を飛び越してまるっきり初夏の陽気。これはもはや桜じゃない、海を見ようと思って、昨年たまたま訪れて気に入った泉南のりんくうタウンエリアへ。
一年ぶりのマーブル・ビーチで関空に発着する飛行機を見ながら「夜間飛行」を読み(今回はちゃんとエアクッションを持って行った)、広大なアウトレットをぶらぶら見て歩きと、ここは近場のリゾート風スポットとしてはやはり素晴らしい。アウトレットモール内は人は多いものの、広いので混みあった感じはなく、りんくうタウン駅直結ですが、電車で行く人は少ないようでこちらも混みません。
アウトレットで色々買いたくなるのが欠点ですが(エディーバウアーでTシャツだけ買いました)、また行こうと思います。

今年も少しだけ桜2017年04月09日 20時13分11秒






京都でもこの週末はようやく桜が満開になったものの、土日ともに雨がちの天気ということで、今年は花見も見送りかなと思っていたところ、昨日になって日曜は午後から晴れとの予報が。
それなら、どこか近場でもうろうろしてみようかと思いつつ今日になったが、お昼になっても一向に天候が回復しない。
電気屋さんを回る用事があったので、とりあえず車で出かけてJoshin初め各社の店舗を巡り、夕方近くに用事が片付いても(掃除機を買った)、まだどんよりとしている。しかし、きっと晴れるはずだと思って、電気屋から数キロ先の向日神社へ向かった。

結論から言うと、結局ついに陽が射すことはなかったが、桜のトンネル風の参道や、桜の向こうに広がる向日市の眺めなど、風景自体はなかなか素晴らしいものだった。まあ一応、今年もちゃんと桜を見られたということで、納得することができた。

きみたちの好きな戦争2017年04月02日 19時20分21秒




佐藤亜紀氏の最新作、「スウィングしなけりゃ意味がない」を先日読了しました。
ナチス政権下のドイツ・ハンブルグで、敵性音楽として弾圧されていたジャズに夢中になる少年たちの物語……と、こんなテーマの小説を、見てきたようなリアリティと臨場感を伴って描き切ることのできるような作家さんというものは、そうはいないでしょう。
ハンブルグという町が迎える運命というものを全く知らなかったこともあって、そんなにウェットな展開にならないのかなと思って読み始めたのでしたが、後半の衝撃は相当なものでした。ちょうど電車の中で読んでいたのですが、思わずうめき声を上げそうになりました。こんなに洒落た、かつ悲劇的なシーンというものを、読んだことがありません。

戦時を生きる少年の、敵性文化としてのジャズやアメリカ文化への憧れが重要なテーマとなっている小説、と言うとこちらは東京が舞台ですが、小林信彦氏の歴史的傑作である「ぼくたちの好きな戦争」を思い出します。そこで、こちらも読み返してみました。
喜劇的想像力を駆使することにより、戦争の狂気というものを浮き彫りにするという手法を取るこの小説では、悲惨な状況が直接描かれることは比較的少なくなっています(ベルガウル島の終盤は、それでもかなり凄惨ですが)。東京大空襲の場面に当たる第八章は何とわずか2頁だけ、当時の記事などがいくつか列挙されるだけ(これがエピローグにつながる)ですが、こちらではその「省略」がむしろ重みを持っているように思えます。しかし、それにしても秋間史郎がグラウチョ・マルクスとして米軍に投降する場面はすごい。

大きく手法の異なるこの二作品ですが、僕の中には近い系統の作品という印象が残りました。どちらも大傑作であることは間違いないでしょう。
個人が簡単に圧殺されてしまうような時代が、再び来ないことを。