脳内シャッフルの卒展2019年02月17日 14時19分35秒









一昨年にたまたま立ち寄って以来、すっかり気に入ってしまった京都精華大の卒展を今年も見に行ってきました。昨年と同じく、今年もキャンパス内での開催。ちょっと遠めですが、たまの叡電で出かけるのも良いものです。

デザイン学部の展示会場(広い体育館内にたくさんの作品が展示されている)に入ると、いきなり馴染みのある大和郡山の柳町商店街を題材にした作品(商店街の立体マップ)が出てきて驚いたりしましたが、ともかく多彩でレベルが高くて面白いのです。
精華大に入るような人は、言わば本気の人ばかりでしょうから、これだけの人数の学生さんが四年間の集大成として作る作品ばかりを見られるということで、面白いのも当たり前なのでしょう。
創作活動を支える基礎になるのは、やはり表現技術なのだとも感じます。これは小説も同じ。

今年は昨年ほどは冬季の不調にはならずに済んだのですが、個人的には冬の終わりに脳内をシャッフルして再起動するきっかけになる行事という感じになってきてるので、来年もまた見に行きたいと思います。
何時間も見てると、ものすごい情報量を処理するのに脳が疲れて、なかなか大変なんですけどね。

木津川アート2018・2分の12018年11月18日 20時17分37秒

木津川アート2018











先週に続いて昨日、こちらも2年に1回の木津川アートにも出かけてきました。朝のうちは微妙に天気が悪く、躊躇してから出かけたので到着が少々遅くなってしまい、終了時間を1時間勘違いしてたりもしたので、結局西側エリアのみ、全体の半分弱くらいしか見られないまま時間切れとなりました。

しかし、中に入ってみたかった透明なドーム状の作品(「相互・世界 / 山のあなた」奥中 章人)には終了間際に入ることができて、妙に守られ感のある、不思議に安心な空間を堪能することができました。この作品、先週に突風で破損してしまい、何とか昨日は復旧に漕ぎ着けたということで、これはラッキーでした。現地に着いたら天気も回復していて、恭仁京跡エリアの山里を気持ちよくあるくことができたのも幸いだったと思います。
次はまた、二年後に。



BIWAKOビエンナーレ20182018年11月15日 20時26分13秒

BIWAKOビエンナーレ2018









そういうわけで、会期終了直前の先週土曜日、近江八幡の旧市街で開催中のBIWAKOビエンナーレ2018を見てきました。
前回に比べると、今回はどうも全般にホラーチックな作品が多くてちと不気味な感じがしましたが、変化の様をずっと見入ってしまうような美しい作品もあって、脳内がシャッフルされるようなあの感覚は、やはり面白いものです。

バッグも靴も投げ出して地面にひっくり返った女の子の作品が人気で、みんな囲んで写真を撮ってましたが、これを見た瞬間「KirinjiのAfter the Partyや!」と思ってしまいました。



ヒールは折れちゃって、ドレスはシワシワで、まつ毛はどこいった? ルージュも拭ってしまった
(Kirinji,「After the Party」,「愛をあるだけ、すべて」M-5)

今年も卒展に2018年02月18日 19時33分43秒







去年、たまたま京都マンガミュージアムで鑑賞することになって大変面白かった京都精華大学の卒業展、今年は木野のキャンパスで開催ということで、叡電に乗って出かけてきました。

主に、去年と同じマンガ学部とデザイン学部の展示を見てきましたが、若いクリエイターの人たちがそれぞれ真剣にアイデアを出して制作した作品たちには、ともかく自由さとエネルギーが感じられて、見ているだけでも短編のアイデアが十も二十も……と、そこまで言うと完全に言いすぎですが、こちらもそのエネルギーの一部を受け取ったような気持ちにはなりました。
これはすごい、と思う人も何人もいて、いずれその中から活躍する人も現れるのでしょう。楽しみです。

木津川アート2016・上狛&高麗&開橋エリア2016年11月26日 21時32分45秒








木津川アート2016最終日の先週日曜日、今度は南部の上狛、高麗、開橋の3エリアを巡ってきました。今度は範囲がばらけていて広いので、車での移動。
やはり、話題になっていた山城プール(水の上に特殊なフィルムが敷かれていて、水の上を転がったり這いまわったりできる)が面白かったですが、それ以外の展示もレベルが高かったです。ホテル山城跡など、ちょっと怖かったですが。
一応全ての展示をコンプリートしましたが、最後の椿井公民館に着いたのは終了直前の午後4時。椿井大塚山古墳(ここに行ったのいつ以来だろう?)まで行くのに手間取って、最後のほうは早足で疲れたのと、例によってアート酔いを起こしたこともあって、ふらふらになりました。

木津川アート2016・棚倉エリア2016年11月13日 18時54分27秒










現代アートづいてる今年の秋、今度は京都の木津川で開催中の木津川アート2016へ。こちらもびわこビエンナーレと同じく、2年に1回の開催。
主に棚倉と上狛の2エリアで開催されていますが、今日は北側の棚倉へ。山背古道に沿って走るJR奈良線の沿線はかなり歩いていますが、玉水駅と棚倉駅の間はまともに歩いたことがありませんでした。もちろん現代アート作品も面白いのですが、やはり会場になっている古い建物の数々が興味深く、街道歩きとしても楽しかったです。さすがは、京都と奈良の間に位置する地域だけのことはあります。

BIWAKOビエンナーレ20162016年10月22日 23時29分07秒



滋賀県近江八幡市の旧市街、八幡堀近くの古い町並みで開催中の現代アートイベント、BIWAKOビエンナーレ2016を見てきました。
アートイベントも久しぶりでしたが、ここは歴史も古くて知名度のあるイベントだけに、さすがにレベルも高かったです。規模・水準ともに関西でも最高ランクの町並みでの開催だけに、会場になっている建物もどれも面白くて、アートと会場そのもの半々くらいの感じで見て回ってました。
いつも通り、一通り見終わった最後にはアート酔いでふらふら。静かな八幡堀を歩いて、酔い冷ましをしてから帰ってきました。








はならぁと2014@生駒宝山寺参道2014年11月19日 22時40分34秒



奈良県内の各地を舞台に、恒例となった「町家の芸術祭 はならぁと」が開催されている。
今年もどこか一箇所は見に行こうと思っていたのだが、生駒山の宝山寺参道が面白そうだったので、この前の日曜日に出掛けて来た。
生駒のケーブルに乗るのも久しぶりで、参道の雰囲気も古い町並みというほどではないものの風情があり、ここに来ただけでも十分面白かったのだが、すごかったのがメイン会場である「旧たき万旅館」。
増築に増築を重ねたとかで、立体迷路のようになっているその旅館の廃墟感にマッチするように現代アートが展示されている様子は、正直なところまるで肝試し。昼間だからまだいいのだが、ひと気のない旅館跡の中を歩き回るのは(たまたまかも知れないが、人が少なかった)、結構怖かった。

作家さんたちの意図はわからないが、絶対怖がらせようとしてるとしか思えなかったんだけどなあ。ともかく、ものすごく面白かった。






映像コテンパンダン展2011年09月20日 18時59分32秒


昨日は、NAP(奈良アートプロム)の関連イベントとして実施された、「映像コテンパンダン展」というのを見てきました。昨年のNAP本番ほどの規模ではありませんが、それでも作家さんや大画伯とも一緒に半日色々見て回って、やはり若干の「アート酔い」をしてしまいました。

今回は映像アート限定だったのですが、やはり映像となると一定の時間見続ける気にさせるだけの魅力がなければ厳しいわけで、評価がはっきりと分かれるんじゃないかと思いました。特に面白かったのは、稲垣智子さんの「間-あいだ-」(=写真)と、三田村龍伸さんの「富士見町」で、これは繰りかえし見ました。あと、やまもとひさよさんの「La vie en Rose」も挙げておきましょう。

NAP@奈良市街2010年10月11日 21時41分36秒






というわけで、今日で終了した奈良アートプロムですが、昨日はメイン会場である奈良市街エリアを一日かけて回ってきました。実行スタッフと、それに出展作家さん3人と一緒というご一行様で、おすすめだという展示を見て回ったわけですが、今井町と比べると遙かに大規模、慣れない現代アートをずっと見続けているとさすがにかなり疲れてきて、夜にパフォーマンスアートを見終わった頃にはへとへとでした。

どの作品も、言わば各作家の自我の底から生まれ出てきた産物な訳で、それらと順番に対峙し続けるというのは負担がかかって当たり前、言わば普段使わない筋肉を酷使したようなものなのです。しかし、異世界を旅してきた後のような何とも言えない満足感が残って、本当に見に行って良かったなと思います。一応僕も、表現者の端くれではあると思ってるので、これが何か新たな創造につながればいいなと思ってみたり。