マイ・ロスト・シティー(2)2005年11月29日 22時55分26秒

11/19の続き。村上春樹も、フィッツジェラルドもすっかり忘れてしまった、その後である。

村上春樹の小説を最初に読んだのは、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」だった。村上氏の最高傑作に挙げる人も多いこの小説を読んだのは、「吉里吉里人」や「同時代ゲーム」を読んでいたのと(そして「百年の孤独」を読み損ねたのと)同じ頃、つまりは完結した小世界を描いた物語の一つとして、読んだわけである。

しかしこれをきっかけに、僕は村上春樹作品を次々と読んでいくことになる。「ダンス・ダンス・ダンス」を読んだ辺りから、最も好きな作家となったわけだが、ここへ来てやっと、かつて村上訳で読んだフィッツジェラルドを思い出すことになるわけである。

(三重県津市にて。GRD)

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