冬の街は2015年12月01日 21時42分40秒




(Sion & PSY・S,「冬の街は」,「Two spirits」M-10)

美しい曲。冬の街を歩くと、ほんと、こんな感じで。特に最後のフレーズ。

旅に出る理由2015年12月02日 21時53分03秒



明日から季節外れの休暇を取ることになり、どこか出掛けようと思ったのだが、寒い冬場の一人旅というのはあまり好きではなく。一人で温泉というのもつまらない。
それなら思い切って暖かい南のほうに行ってやれと思って、リゾートホテルっぽいところを取った。真夏ならとてもじゃないが値段が高くて手が届かないが、オフシーズンもオフシーズンなので、何とかなる。

まあ、熱帯じゃない(国内)とは言え、さすがに南の島だから気温はこちらよりかなり高いようで、夏よもう一度気分もぎりぎり味わえるかも知れない。考えてみると、九州よりも南へ行くのは種子島以来で、十年ぶりなのである。
のんびりしようと思いつつ、しかしやはり町並み系とか必死で見に行ってしまうだろうな。ほんとはラウンジやらで一日ゆっくり原稿でも書けばいいんだろうけど、そういう贅沢はなかなかできません。

夏とまではいかないが2015年12月04日 21時00分56秒




というわけで沖縄方面に来ています。昨日は那覇、今日は石垣泊ですが、一応予定通りながら今日の宿の容赦ないリゾートっぷりに気圧されているところです。何年か前に泊まった会員制リゾートホテルを上回るレベルで、やっぱり冬場でなければ手が届かないでしょう。
気温は数日前までは二十五度を上回っていたようですが、今日はそこまでは上がっていない模様。それでも、プールサイドでアイス食べても寒くないくらいの感じです。
明日からは天候悪化するようですが、どうなるやら。

僕らが旅に出る理由2015年12月05日 21時18分45秒



石垣島へ渡ってきてからは、那覇と打って変わってずっと曇り。今朝は日本最南端の町並みがある波照間島まで行ってきましたが、こちらも時折小雨交じりで風が強く、行き帰りの高速船はものすごい揺れ方(というかジャンプしまくり)。しょっちゅう欠航するので有名らしいですが、良く運航してくれたなという感じでした。船酔いはしないので大丈夫でしたが、全然ゆったりできないし、現地では自転車で走り回ったこともあって、さすがにへとへと。

石垣に戻ってきて、せっかくだかとら十数年ぶりの川平湾へ。昔来たときは七人くらいでしたが、その時も曇りで、それでも海がきれいなのに感心した記憶が。その印象は変わりませんでした。
ところが、砂浜でぼーっと音楽を聞いていると、分厚かった雲が薄れて青空がのぞき始めました。結局今日一日で、青空を見たのはその時だけ。こういうことがあると、嬉しくなってしまうわけです。

そして冬の地へ2015年12月07日 21時18分46秒



というわけで、沖縄から帰ってきました。
正直なところ、南の島というのは泳げる夏に行くもんだとずっと思っていて、冬の沖縄ってどうなのよと少々疑問に思いつつ出かけたのですが、いや行って良かった。冬がダメな僕には、このパターンは実は大正解なのが分かりました。少しだけ暑いかなという状態は、もうとにかく快適でした。こういう機会でもないと、やってみなかったと思います。
来てよかったとしみじみ思ったのは、ホテルの庭に向いたロビーで本を読みながら、野宮版の「ぼくらが旅に出る理由」を聞いてた時でしたが、この真冬の晩に風を浴びながらくつろげるんだから、驚天動地なのでした。

上の写真はシーサーを真似る猫ですが、なんだか猫もみんなフレンドリーで、簡単に近づいて来ては頭を撫でさせてくれました。あの人たちも熱帯の生き物なんでしょう。
よしこれからは毎年このパターンだ、と言いたいところながら、いくら冬で安いとはいえ(試しに8月で検索したら、1人1室だと一泊5万円という仰天価格が出てきた)こんなぜいたくはそうそうできるもんじゃないので、ピーチ・エア使うとか、ホテルのグレードどこまで落とすかとか、また色々考えてみよう。

町並み含めて、しばらくは沖縄旅行関係の記事を続けます。


那覇の島2015年12月10日 21時13分01秒



沖縄旅行の四日間で一番天気が良かった二日目は、早朝から首里金城町にある石畳の町並みをメインに首里城周辺を一通り歩いたのだが、昼過ぎに飛ぶ石垣便に乗るまでの間、少し時間が余った。
明くる日からは天候も期待できなそうだったので、どこか海でも見に行きたいなと思って調べてみたら、那覇空港のすぐ近くに「瀬長島」という島があるらしく、ここの海が綺麗らしい。しかも、空港に発着する飛行機が間近で見られるということで、航空機ファンにも人気とのことだった。
これは面白そうだと思って、路線バスのルートを調べて、その島まで行ってみた。

島へ渡るには、具志川バスターミナルと言うところから海上道路という橋を渡るのだが、ここを歩いているとすぐ頭上を次々とジェット機が飛んでくる。大変な迫力で、やはり航空機ファンらしい人たちがカメラを空に向けている。僕もつられて、何枚か撮ってみた。
島に着いて、高台の上にあるおしゃれなリゾート系温泉ホテルにまで行ってみると、なるほど海の眺めが素晴らしい。宿泊客でもないのに、ついロビーでくつろぎながら海を眺めてしまったが、ここは一度泊まってみたい気がした。ただ、飛行機の音がものすごいので、かなり強力な防音が施されているようではあった。
本当はもう少し足を伸ばすと、こちらもこれでもかとばかりにお洒落な商業施設があったようなのだが、さすがに時間切れ。ホテル前から出る無料バスで、空港へ戻ることになった。

今回の旅行では日程を割ときっちり決めていたので、全く予定になかったのはこの島だけ。全然知らなかった場所で、それ故にかえって非常に印象に残った気がする。一時間ほどしか滞在できなかったが、とにかく空港から近くて便利なので、機会があればもう少し時間を取って、また立ち寄ってみたい。






南端へ2015年12月12日 21時31分41秒






今回の旅行は町並みメインではなかったとはいえ、これだけのコストをかけて出掛けるのに町並み取材なしというのもまたあり得ない、というのが僕の決まりでもあるので、そういう意味でのメイン目的地として設定したのが波照間島だった。
日本最南端の有人島として知られるこの島には、伝統的な村落の町並みも残っていて、つまりは最南端の町並みということになる。写真を見ると独特の趣もあって、行ってみたくなった。
ただ、この前も少し触れたとおり、高速船がしょっちゅう欠航することで有名らしく、まあ駄目なら駄目で仕方ないというつもりでもあった。石垣泊にしたので、駄目なときは他の島へ行けばよい。

波照間へ渡る当日の朝は、出航直前まで運行未定の状態。前日は終日欠航で、まだ風がびゅうびゅう吹き荒れているという天候だったから、やっぱり駄目かなとも思ったのだが、幸い船が出てくれた。翌日も終日欠航だったようだから、非常にラッキーだったと言えるが、その引き換えにというか船はめちゃくちゃな揺れ方で、僕は何とか大丈夫だったが船酔いする人続出だったようだ。

そういうわけで、天気は決して良くなかったが、無事渡れたのだからそれで充分。波照間の集落は非常に神秘的な雰囲気で美しく、満足の行くものだった。観光客も来るようで、カフェなんかもできていたりした。
一応最南端の碑やら、美しいビーチとして知られるニシ浜やら、レンタサイクルで走り回って一通り見て回って帰ってきた。あちこちにヤギがたくさんいるのも、楽しかった。
数時間の滞在があっという間で、あんまりゆっくりはできなかったけれど、そうそう行くことはできない場所なのでこれは仕方がない。石垣島に帰って来てから、ようやく川平湾のビーチで寝転んでのんびりすることができた。

町並み写真館「神浦」2015年12月13日 21時43分52秒




まちなみ街道の町並み写真館に「神浦」の写真を新規掲載しました。
前回新規掲載の祝島に続いて、離島の町並みです。軍艦島上陸の明くる日、長崎の平戸からフェリーに乗って訪れた島でしたが、沖縄ほどではないにせよ、ここもずいぶん遠かった印象があります。ちょうど梅雨が明けた頃で、夏の離島の魅力を満喫した島でした。

那覇のクリスマス2015年12月17日 20時40分29秒









言わずと知れた、沖縄の中心都市那覇。人口は30万人程度ですが、とてもそうは思えないほどの大都会で、政令指定都市クラスのような雰囲気です。モノレールができて、昔に比べるとさらに都会っぽくなりました。
クリスマス・ムードを期待していたわけではありませんが、沖縄もやはりクリスマス・シーズンで、那覇の都心辺りではイルミネーションを見ることもできました。ただ、ずいぶん暖かいので、やはりクリスマスの気分にはならず。夏のテンションで見るクリスマスというのは、次元が混じり合ったような不思議な感じでした。真夏とまではいかないものの、ユーミンの「ダイアモンドダストが消えぬまに」を思い出したりしていました。

やっぱり、寒さで震えそうな中を歩くというのが地方都市のクリスマスの醍醐味なので、これとは別に今年も例年どおりどこかへ出掛けて来ようと思います。今度は逆に、少し北の方にでも行こうかな。
まちなみ街道別館の「地方都市のクリスマス」のほうも、先日更新しています。

出雲市のクリスマス2015年12月20日 23時09分46秒













というわけで、遠征してきました。前から一度行ってみたかった、山陰地方のクリスマスです。

出雲市は島根県第二の都市で、人口は合併により17万人にも達しますが、中心市街地の規模で言えばまあ十万都市クラスでしょうか。
言わずと知れた、出雲大社のある大観光地ですが、出雲市駅周辺の夜の市街地は静かな感じ。ところがその割にイルミネーションには結構力が入っていて、通りを歩いていても侘びしい感じはしませんでした。
静かな町と綺麗なイルミネーションの取り合わせ、というのは僕としては理想的で、さすがにかなり寒かったこともあって、クリスマスの町を歩いたという満足感がありました。出雲市駅へは松江から一畑電車に乗って行った(十数年ぶり)のですが、夜のローカル私鉄というのも風情があって、良かったです。