明けまして20162016年01月02日 23時18分57秒





無事に年も明けて2016年。まずはめでたいことですが、しかしそれにしてもこの暖かさはすごい。到底正月とは思えません。今日は淡路島のほぼ南端にある灘黒岩水仙郷に家族連れで出かけて来ましたが、普段よりも水仙の開花がかなり早いとのことで、実際セーター一枚だけでも少し暑いくらいでした。
明日はさらに暖かくなるそうで、まあ寒いのは嫌いなので文句はないんですが、いつか何かツケが回ってきそうで怖い気もします。

淡路島も明石海峡大橋も数年ぶりでしたが、なかなか懐かしくて良かったです。
大都会神戸からちょっと橋を渡っただけで途端にあののどかな空気と言うのは、やっぱり楽しいですね。たとえ橋が架かっても、島は島と言うことなんでしょう。南端まで行くとさすがに遠い(北端から70キロもある)ですけどね。

VR元年となるか2016年01月03日 19時46分27秒



「Outrun2」の専用機として持っていた初代のXBOXが、去年の秋についに故障してしまった。Outrun2しかやってないんだからプレイ時間的には大したことはないはずだが、経年劣化なのだろう。
代わりのXBOXを買うことも検討したが、結局Windows版の「Outrun2006 Coast to Coast」というのを買った。これはOutrun2のコース以外に、アメリカを舞台にしたOutrun2006も収録されているというお得版で、しかもPCからHDMI出力すればフルHD画質でのプレイも可能だ。
実際やってみると、XBOX版など比較にならない高画質で、しかもいらないと思っていた2006のほうの景色がかなり素晴らしく、こちらを買って正解だった。Corei7(Ivy Bridge)の内蔵グラフィック性能で大丈夫かが心配だったのだが、これは何の問題もなかった。HD Grahics4000、以外と馬鹿にならないようだ。

今年はいよいよ、ソニーのPlaystationVRとOculus Riftが市販されることになる。まだ使ってみたことはないので実際どんなものなのかは分からないが、今までのと違う本物のバーチャル・リアリティ技術だと各所で話題になっているのを見ると、相当ハイレベルな製品らしい。
で、そういうものが出てくるのなら、ぜひこのOutrunをバーチャル版として出して欲しいのである。今の技術なら、2006年版をさらに上回る高精細な風景を表現できるだろうし、その中をあたかも実際にドライブしているような気分が味わえるのなら、ぜひやってみたい。
もっとも、今話題になっている内容どおりなのだったら、正面衝突でもしたら衝撃で気を失うかもしれないけどね。

こころ旅にニアミス2016年01月11日 11時32分23秒




新石垣空港に到着した時のこと、空港の皆さんが笑顔でお出迎えしてくれたので、愛想の良い空港だなと思いながら歩いていたら、すぐ真横で何か聞き覚えのある声がした。
振り返ったら、火野正平さんがスタッフらしい人たちと楽しげにしゃべりながら歩いていた。おお、これはと思わずこちらも笑顔になった。火野さんと言えば、自転車で日本各地を走る「にっぽん縦断 こころ旅」という番組にずっと出ておられるから、恐らく今回はその収録で石垣まで来られたのだろう。そう言えば、飛行機の隣の席に乗っていた人たちが何かPA機材のようなものを持っていて、コンサートのクルーとかかな、などと思っていたのだった。
芸能人有名人には全く縁がなく、町中で普通に見かけたことのある人と言えば桂小枝さんと島木譲二さんくらいなのだが、火野さんは学生の時に祇園の場外馬券場前で見たことがあり、二度目である。

「にっぽん縦断 こころ旅」の録画が実家に残っていたので、帰省の際に見せてもらったが、火野さん一行も竹富島と波照間島に行かれたようである。僕が行ったのと、恐らく数日違いだろう。波照間は貨客船で四時間かけて渡ったとのことだったが、僕が渡った日以降は高速船の欠航が続いていたはずだから、大変だっただろう。
録画を見て驚いたのだが、沖縄本島ではあの瀬長島にも行かれたようだ。あの海中道路で真上を飛行機が飛ぶのを見ながら大はしゃぎしてはるのを見ると、僕も行ったぞと何だか嬉しくなった。

撤収2016年01月12日 21時26分06秒



いつものメンバープラスアルファで開催した、昨年末の恒例の忘年会で、例年のように経済やら投資やらの話になった。僕はインフレヘッジの外貨MMFがあるだけで投資と言うほどのことはしておらず、株式にもさほど関わりはないのだが、「今年(2015年)限りで相場からはとりあえず一旦撤収、2016年は危険」というのが長年投資をしている後輩たちの一致した意見だった。

一年が始まったばかりで何とも言えないけれど、この数日の各種マーケットを見ていると、さすがに不気味な動き方ではある。まあ一つだけ確かなのは、経済の専門家による各種予想はほとんど当たらないということなんだけど。僕も1ドル100円(恐ろしいね)まで戻れば撤退します。

京都と鳥取の間2016年01月16日 21時32分22秒



先週は三連休だったが、年末からずっと出掛け続けでいい加減疲れていたので、もうおとなしくしていようと思っていた。しかしそうは問屋が卸さず、某うらみちの人がやる気満々でうらみち取材にドライブ行こうぜとか言う。車を出すのはこちらである。
まあ近場ならと思ったが、ところが行き先を聞いたら旧夜久野町だと言い出す。夜久野と言えばほぼ兵庫だ。まじかよと思ったが、温泉に入れるならということで車を出すことにした。
玄武岩公園というマイナースポット(上の写真、人っ子一人いなかったが、ここはなかなか面白かった)を見たり、夜久野高原温泉というのに入浴したりしたが、まあ悪くはなかった。

ここは兵庫県境からはわずか数百メートル、歩いて行ける距離で、標識を見ると京都市と鳥取市のちょうど中間地点。京都縦貫道が全通したおかげで、昔に比べるとずいぶん近くはなったが、それでも帰ってくるのは大変。ただ、夜の9号線を走るのは楽しかった。あのわびしさ、あの風情はやはり山陰への道という感じである。雪が降るとえらい目に遭うけどね。

冬来たりなば2016年01月24日 20時08分02秒



図書館で「ハイパーインフレの人類学」というのを読んだ。2008年頃のジンバブエに滞在した日本人が書いた現地レポートのような本なのだが、これが面白くて思わず夢中で読んでしまった。
ハイパーインフレ下ではサラリーマンや公務員が激しく困窮して、日々の商売で暮らしている人たちは比較的裕福になるということや、外貨を使うに当たって釣り銭が大きな問題になるだろうという辺り(小銭が不足する)は大体予想通り。預金封鎖下でのデビットカードの有用性(ジンバブエでは、決済システムはどうにか死ななかったようだ)も思っていた通りだった。
しかし、数時間単位で物価が上昇するような中でも、ほとんどの人は案外普通に生活ができていたようだ。日々の生活が実際どうなるのか想像もつかないと思っていたのだが、この本の中では人々がインフレを乗り切って生活していく状況がリアルに描かれていて、人間ていうのは強かなもんだなと思わされた。

預金と現金の価値が大きく乖離したり、それ故に外貨とのレートが何種類も存在したり、場面によって大きく変わる(その差を裁定して、利益を得ることが可能)というのも想像を絶していた。あんな複雑な計算をしながら生活するのは大変そうだが、実際に対応するとしたらスマホでアプリを組むとかがいいかもしれない。ジンバブエ中銀の総裁は、「非常に大きな数字にも対応できるようになるための、簡単で毎日できるトレーニング法を国民に与えた」としてイグ・ノーベル賞をもらったそうである。

ジンバブエでは特に内戦などがあったわけではなく、経済政策の失策(というか政策とも呼べない暴挙)からインフレが発生している。とにかく通貨を大量発行して、めちゃくちゃな財政ファイナンスをやりまくったようだ。
日本がここまでひどいことになるとはさすがに考えにくいが、万一それでも何かが起きるとしたら、色々教訓は得られそうな内容だった。例えば外貨預金10種類による決済が可能なデビットカード(今年からサービス開始のSONY BANK WALLET)というのが手許にあるが、VISAの決済システムさえ死ななければ、こういうものも有効に使えそうである。

それにしても、暖冬だと思ったらちゃんとツケは回ってきたね。明日の朝はもっと冷え込むのか。

AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED2016年01月31日 19時12分09秒



一昨年の秋に、APS一眼レフ機を更新(D3300)したのだが、最廉価機とは言え2400万画素ローパスレスというスペックで、写り自体は上級機とほとんど変わりはなく、要するに手持ちのレンズでは性能が引き出しきれないだろうということは分かっていた。
それに、併用する1インチ機の性能も今や相当なものだから、本来のAPSレフ機としての能力を引き出して差をつけるためには(差がないのなら1インチ機のほうが軽くてよい)、やはり最新の明るい大口径レンズがいいなとも思っていた。

そこで当時目を付けたのが、発売されたばかりだった20mm f/1.8というレンズ。本来はフルサイズ用の超広角レンズで、ナノクリ仕様の高級品。十万円近い価格だからさすがに手が出ず、値下がりを待とうと思ったのだが、大人気で品薄になっていて、値段が下がるどころか入手さえ難しい状態が続いた。
それがようやく最近、7万円程度にまで下がってきたのだが、先週ニコンからアナウンスがあって、原材料高騰のために5千円値上げするという。恐らく、円安の影響だろう。こうなると、先行き安くなるかどうかは全く分からない。もう夏のボーナス払いで買ってしまえと決断した。予算はないが、支払いまでに積み立てる。ニコワン用以外のレンズを買ったのは数年ぶりだ。

今日は散歩がてらちょこっと試写してみたが、さすがに見事な写りで、(値段が違いすぎるので比べてはかわいそうだが)愛用しているDX35mmとは、同じ開放1.8でも解像感が全く違う。色ずれがほとんど見られないのもすごい。
次世代の主力レンズとして、活躍が期待できそうだ。