南端へ2015年12月12日 21時31分41秒






今回の旅行は町並みメインではなかったとはいえ、これだけのコストをかけて出掛けるのに町並み取材なしというのもまたあり得ない、というのが僕の決まりでもあるので、そういう意味でのメイン目的地として設定したのが波照間島だった。
日本最南端の有人島として知られるこの島には、伝統的な村落の町並みも残っていて、つまりは最南端の町並みということになる。写真を見ると独特の趣もあって、行ってみたくなった。
ただ、この前も少し触れたとおり、高速船がしょっちゅう欠航することで有名らしく、まあ駄目なら駄目で仕方ないというつもりでもあった。石垣泊にしたので、駄目なときは他の島へ行けばよい。

波照間へ渡る当日の朝は、出航直前まで運行未定の状態。前日は終日欠航で、まだ風がびゅうびゅう吹き荒れているという天候だったから、やっぱり駄目かなとも思ったのだが、幸い船が出てくれた。翌日も終日欠航だったようだから、非常にラッキーだったと言えるが、その引き換えにというか船はめちゃくちゃな揺れ方で、僕は何とか大丈夫だったが船酔いする人続出だったようだ。

そういうわけで、天気は決して良くなかったが、無事渡れたのだからそれで充分。波照間の集落は非常に神秘的な雰囲気で美しく、満足の行くものだった。観光客も来るようで、カフェなんかもできていたりした。
一応最南端の碑やら、美しいビーチとして知られるニシ浜やら、レンタサイクルで走り回って一通り見て回って帰ってきた。あちこちにヤギがたくさんいるのも、楽しかった。
数時間の滞在があっという間で、あんまりゆっくりはできなかったけれど、そうそう行くことはできない場所なのでこれは仕方がない。石垣島に帰って来てから、ようやく川平湾のビーチで寝転んでのんびりすることができた。