旅と読書2008年08月14日 22時48分59秒

この夏は、しばらくぶりに読書量が回復している。旅先で良く読むから、ということなのだろうけど。

先日読み終えた星新一氏の評伝、「星新一 1001話をつくった人」(最相葉月)が非常に面白く、また胸に迫るものがあった。星新一氏の作品はすべてとは言わないもののほとんど読んでいると思うし、人となりについても、盟友の筒井康隆氏などがエピソードを色々書いているので、ある程度は知っているつもりだったが、1000を越える小説を書いた人の人生というのは、壮絶なものだったようだ。小林信彦氏が、星氏のデビューに思っていたよりも深く関わっていたらしいことも知った。

で、つい先週、その筒井康隆氏と小林信彦氏の文庫の新刊が同時に出たので、当然両方買ったのだが、あっと言う間に読み終えてしまった。やっぱり、面白いのだ。結局、僕にとってこの人たちに代わる作家は、もう現れないだろうと思う。
(写真は先週乗った天竜浜名湖鉄道線から、浜名湖)

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