悲しい夢2011年04月01日 22時38分39秒


なんだか分からないが、昨日の夜はえらい悲しい夢を見た。失恋した上に仲間も失い、悲しみのあまりそれこそ途に倒れて誰かの名を呼び続けているような展開だったのだが、その時感じていた悲しみというのは全て実際に過去に感じたことのある感情の再現であって、目が覚めて呆然としながらも、何か強い懐かしさのようなものを噛みしめずにはいられなかった。

このような気持ちを想い出として記憶しているのは、幸せなことである。これが、生きると言うことなのだと思う。

やっぱり行くか?2011年04月02日 23時15分45秒


東北方面の観光関係のブログを見ていると、有名観光地でさえもやはり観光客が激減して頭を抱えているようだ。日本海側でさえそういう状況なのは、東京からの旅行客がみんな旅行を取りやめてしまったからなのだろう。関西から東北への旅行者は、元々少ないし。
この春は東北行きをやめようと思ったのだが、迷っている。関西の人間まで自粛する必要はないし、現地で停電とか多少の不便があったとしても、そんなのは大したことはないだろう。普段は混むから絶対に旅行には行かないゴールデンウィーク辺り、いっそ出かけてみようかという気もしてきた。明日辺り、JTB行ってパンフレットを見てこようかな。

ハイケンスが聞こえるか2011年04月03日 19時59分55秒


JTBへ行ってみたのだが、何と東北方面のパンフレットが全くない。元々こんなものなのか、それとも震災の影響なのかは分からないが、カウンターで話を聞いてみることにした。
すると、連休前日の寝台特急「日本海」にまだわずかに空きがあるという。これに乗れば、朝7時台に前々から行きたかった角館に着けるのだ。思わず、指定を取ってしまった。

そういうわけで、角館から弘前・黒石へと行きたかった町並みを一通り巡るプランというのを予約してしまった。うまくすると、桜が散る前に訪れることができるかも知れない。死ぬほど写真を撮ってくるつもりである。関西から行く以上、関東方面を通らず日本海側回りのコースで行くのだ、というこだわりが守れたのがちょっと嬉しい(帰りは青森から飛行機。ただし、朝便しか取れなかったが)。

ちなみに、タイトルの「ハイケンス」というのは、ブルートレインの車内放送チャイムに用いられる「ハイケンスのセレナーデ」のことである。国鉄的な旅情のある良いメロディーで、耳に残る。またこれを聞けることになりそうだ。

これでいいのだ2011年04月04日 22時30分25秒


角館の観光協会さんのブログに、「来月行きます」とコメントを書いたところ、こちらが恐縮してしまうくらいに喜んでいただけました。こちらも楽しみだし、現地の人も喜んでくれる。悪いことなど、何一つない。やっぱり、これでいいのだ。

また悪夢が2011年04月05日 21時54分35秒


いつもの電車が地下区間から出ると、周囲のビルが崩れたり炎を上げたりしていて、鉄道の車庫では車両が横転している。ガスタンクが崩壊したらしく、辺りがガスの匂いで充満していて、車内でパニックが起きる。静電気の火花一つで、爆発するかも知れないというのだ。いや、電車のモーターから出た火花が危ないらしい。僕は車両の床に伏せ、恐怖のあまり叫びながら、電車が早くここを走り出てくれることを祈る。

という夢を見た。情景としては阪神大震災に近かったが、やはり震災報道を見続けている影響なのだろう。目覚めて心底ほっとしたが、これが夢ではなく実際に起きた地域のことを思うと、改めてぞっとしたのであった。

旅へ向かう気持ち2011年04月09日 22時57分37秒


今日はプールで泳いで、図書館で旅行や鉄道関係の本を眺める、という僕にとっては近年の標準型と言うべき休みの日の過ごし方をしたわけだが、実際に旅行へ行くのが決まっている状態で読む旅の本というのはまたひと味違うもので、「ああ、来月には実際にここを歩くんだなあ」とか「この線に乗るんだなあ」と思うとわくわくする。

先日、会社の先輩と居酒屋に行ったときに、「来月東北に旅行に行く」と話すと、「東北がこんな大変なときに、観光になんか行くなんて」と驚かれたのだが、多くのエリアは被害がなく、むしろ風評被害で観光が激減して困っていることを説明すると、「なるほどなあ、実は乳頭温泉なんか行きたいと思ってるんだけど」とうなずいておられたので、ぜひ行くといいですよと勧めておいた。
この人は知識もあって物事をかなり分かっている人なのだが、それでもやっぱりこのような認識になってしまっているわけなのである。これはなかなか簡単には、観光客の数は回復しないのだろうなと思った。

伏見の桜20112011年04月10日 19時18分53秒











そろそろ見頃であらうということで、散歩がてらぶらぶらと近所の桜を見に行ってきました。今年も綺麗に咲いてましたが、やっぱりちょっと人の数は去年より少なめな気がしました。
しかし、家から10分の距離でこういう風景が見られるというのは恵まれてるんじゃないかなどとも思ったり。撮影はニコンD90+DX35mmF1.8/VR55-200mmにて。

水路のある町にて2011年04月11日 21時22分37秒


昨日の写真を見て改めて思うが、市街地の真ん中で撮った写真のようにはとても見えない。これが「水路のマジック」とでも言うか、水辺に近い目線で風景を見ると、見事にビルだのマンションだのが見えなくなるのである。船の上からだと、さらに余計なものが見えなくなって、風景が全く化けてしまうのに驚かされる。

この旧運河は長い時間をかけて整備され、観光船が行き交うまでになった。周囲の酒蔵の風景と合わせて、今やいっぱしの観光地となったわけだが、美しい水路がある町というのはやはり心惹かれるものがある。自分がそういう町に住んでいるというのは、嬉しいことである。

アップデート2.22011年04月16日 14時30分16秒


昨日の夜に急に体調を崩して、気持ち悪くて起き上がれないまま寝てしまったのだが、十一時間寝て起きたら何とか持ち直したようだ。何だったのか分からないが、今日は部屋で大人しくしていよう。

そういうわけで、ユーザー待望のOSアップグレードがついに実施されたIS03を、アンドロイド2.2にアップデートしてみた。
劇的に、とまではいかないものの、動作が全般に軽くなった感じ(特にアプリの起動・終了時)なのと、タッチパネルの反応が良くなったのが改善点だが、大きいのが簡易対応だったYouTubeが正式対応になったことで、HQモードオンだと画質・音質共に桁違いに良くなった。試しにHD動画を再生してみると、手元の小さな画面で高精細の画像が流れて、異世界的をのぞき込んでいるようなリアリティが感じられた。
スマートフォンは毎月のように新機種が出てくるし、どんどん性能は上がっていくだろう。しかしまあ、当分はこれを使うことになるのだから、こういうアップデートは大歓迎である。

県庁を批判する2011年04月16日 22時35分30秒


事実上の出身地ということもあって、敢えて厳しい言い方をするのだが、先日再選された某N県の知事のことである。
関西の他県が関西広域連合に参加し、今回の震災に際しても即座に各府県の分担を決めて支援体制に入ったのに対して、このN県の知事はあくまで広域連合参加を拒否し、協力しようとしない。それでも独自の支援はしているのだろうと思って県のホームページを確認したが、県庁職員の派遣人数は何と数名にとどまっている。多ければ良い、というものでもないかも知れないが、例えば京都市役所の職員派遣人数は今日現在で計932人である。奈良市役所だって、122人も派遣しているのだ。いくらなんでもやる気がなさ過ぎる。

他にもこの知事は、「関西は活気を保って復興の支援を」という大阪府知事の呼びかけにも「関西だけ元気なんてのは、火事場泥棒のようなもの」という訳の分からないコメントを出すなど、おかしな言動が目立つ。同じ官僚出身知事でも、兵庫も京都も和歌山も、良識的でまともな人物なのに。

N県の住民も、被災地支援に協力したいという気持ちには代わりはない。ならば、こんな人が果たしてトップとしてふさわしいのか、良く考えてもらいたかった。今からでも遅くないから、せめて広域連合加入へ方針転換するべく、県庁に圧力をかけてもらいたいと思う。