県庁を批判する2011年04月16日 22時35分30秒


事実上の出身地ということもあって、敢えて厳しい言い方をするのだが、先日再選された某N県の知事のことである。
関西の他県が関西広域連合に参加し、今回の震災に際しても即座に各府県の分担を決めて支援体制に入ったのに対して、このN県の知事はあくまで広域連合参加を拒否し、協力しようとしない。それでも独自の支援はしているのだろうと思って県のホームページを確認したが、県庁職員の派遣人数は何と数名にとどまっている。多ければ良い、というものでもないかも知れないが、例えば京都市役所の職員派遣人数は今日現在で計932人である。奈良市役所だって、122人も派遣しているのだ。いくらなんでもやる気がなさ過ぎる。

他にもこの知事は、「関西は活気を保って復興の支援を」という大阪府知事の呼びかけにも「関西だけ元気なんてのは、火事場泥棒のようなもの」という訳の分からないコメントを出すなど、おかしな言動が目立つ。同じ官僚出身知事でも、兵庫も京都も和歌山も、良識的でまともな人物なのに。

N県の住民も、被災地支援に協力したいという気持ちには代わりはない。ならば、こんな人が果たしてトップとしてふさわしいのか、良く考えてもらいたかった。今からでも遅くないから、せめて広域連合加入へ方針転換するべく、県庁に圧力をかけてもらいたいと思う。

コメント

_ N村K太郎 ― 2011年04月17日 11時10分09秒

 言うときますけど、僕は現職には投票してませんよ。

 現職がなぜあんなに関西連合を拒否するのかよく分からないけど、連合加盟を支持する人の投票の受け皿になる候補がいなかったのも事実。

 医師会から出てこられた候補のかたは、東北に支援に行って連合の必要を痛感したという方だったのですが、行政にはまったく素人のお医者さんだそうです。連合加盟を争点として見えるようにするために立候補されたんでしょうから、ある程度の成果は挙げたと言えるのかもしれませんが、当選は無理だったでしょう。

 実際、取り残されるんじゃないかとちょっと心配です。スイス人やノルウェー人はEUに入ってなくて不安じゃないのかな。

_ 天野橋立 ― 2011年04月17日 20時02分53秒

>>猫村三毛太郎さん
 あの対立候補が出てきたのは良かったと思います。今まで県知事選で、対立候補があれだけ頑張って票取ったことないんじゃないかと思いますし。少なくとも、広域連合というものを県民が考えるきっかけにはなったでしょう。
 
 大阪(というか伊丹)に第二首都の建設という話も動き出してますが、そのバックアップの役目は関西広域連合が引き受けることになるんじゃないでしょうか。このまま行くと、そういう動きに一切関われなくなるわけで、どう考えても県としてマイナスなんですよね。困ったものです。

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