好調な、まちなみ街道と姉妹サイト2023年12月03日 14時17分05秒


(伊賀上野)

(長浜)

(鞍馬)

夏が終わってまた仕事に戻って以来、宿泊での旅行などに行く機会はまだありませんが、関西近辺の古い町並みへの再訪問はコツコツと続けていて、長浜・伊賀上野・久宝寺寺内町や鞍馬などを歩きに行きました。

何年も訪れていなかった、という町が多いわけですが、幸いにしてどこも、町並みが大きく破壊されてしまっているような感じはなくてほっとしています。

「まちなみ街道」の姉妹サイトとして約1年前に開設した「古い町並みを歩いてみよう」も40記事を超えて、順調に来訪者数が増加しています。
本体のまちなみ街道のほうもそれにつられて、アクセス数が好調な感じです。

町並み歩きのための解説サイトというのはかなり古くから考えていて、10年以上前に実際に試作したこともあるのですが、HTMLで作るとなると相当な労力なのが分かり、断念したことがあります。

今は自分でサーバー借りてCMS入れるというのが誰でもできる時代で、地図もgoogle mapを簡単に埋め込んで使えるので、ずいぶん便利になりました。
新サイトは、最終的には100記事くらいまでは更新を続けようと思っています。

(町並み写真館の「久宝寺」の写真更新と、別館の「地方都市のクリスマス」に2022年の沼津と奈良市高の原を掲載しました)

中国道津山往復2023年12月10日 22時14分09秒







昨日の土曜日に、中国道経由で車を走らせて津山まで行ってきました。
長年訪れていない津山市の城西地区(津山自体は数年に一度は訪れてるんですが)が、3年前に重伝建地区になったので、どんな様子になっているのかもう一度行ってみたいとずっと思っていたのでした。

実はこの遠出にはもう一つ目的がありました。
特にコロナ以降ですが、一時はほとんど機会がなくなっていた長距離のドライブで非常に疲れるようになってしまい、一人で遠くまで運転するのに不安を感じるようになっていました。
今の車はアクセルも前車追従で自動、ハンドル操作もアシストしてくれるのですが、それでも不安なくらい。

今回も、とりあえず行けるところまで行ってみて、津山にはこだわらない、ということで出発してみましたが、これが案外何ともなく、無事に現地に着きました。
行きが大丈夫だと経験上帰りも問題ない(なぜかわからないが帰りのほうが楽)なので、往復380キロ、普通に遠出してきました。
眼鏡が良くなったのも楽になった理由じゃないかと思いますが、よく分かりません。

城西地区の町並みはこんなによかったんだ、と改めて感じることができたし、大好きな津山の天満屋や商店街のクリスマス風景も楽しんできました。
高速道路の醍醐味、行き帰りのサービスエリアへの立ち寄りも堪能出来て、大変良かったです。
しかし、ガソリン代考えるとやっぱり高いですね。

堺市のクリスマス2023年12月22日 20時17分31秒













堺市は大阪府第2の都市で、人口は80万人を超えます。政令指定都市にも指定されており、関西全体で見ても京阪神に次ぐ4番目の大都市ということになります
街の中心に当たるのが南海高野線の堺東駅周辺です。大規模な駅ビルには高島屋が入っていて、周囲は堺銀座商店街などの商店街が集まる繁華街となっています。堺市役所本庁も、この堺東にあります。
しかしながら、ということになりますが、80万都市の繁華街としては、正直かなり小規模な感じです。巨大商業地である大阪難波まで急行でわずか15分の距離ということで商業機能がどうしても小さくなるのと、市内の主要駅として他に南海本線の堺駅とJR阪和線の堺市駅の二つがあって拠点が分散している、というのも理由かもしれません。
それでも、町の東西を結ぶメインストリートにあたる「大小路」ではちゃんとイルミネーションも行われていたりして、都会のクリスマスっぽい風景はちゃんと見られました。堺東駅と堺駅を結ぶLRTの計画が復活するなどすれば、もうちょっと町全体の一体感が出るのじゃないかなと期待しています。

桑名市のクリスマス2023年12月23日 23時00分36秒









三重県の北勢地域にある桑名市は、東海道の桑名宿や桑名城を中心に発展した町で、名古屋市から近いことから近年はその都市圏の一部として発展を続けている感じです。
人口は15万人弱くらいなのですが、再開発が進む桑名駅前の様子などを見ていると、もっと大きな町のように感じられて、かつての町の中心であった海側の旧宿場町や桑名城址周辺にまで広がる市街地(寺町商店街という立派なアーケード商店街があった)もなかなかの規模です。

商店街なども含めて、あんまりクリスマスの雰囲気がなかったのですが、その代わりに駅前では盛大なイルミネーションが実施されていて、キッチンカーが出ていたりしました。バスターミナルなどへ向かう人たちが足を止めて眺めていました。

今年最後の遠出、ナローゲージに乗って2023年12月30日 10時29分36秒



(三岐鉄道北勢線)

(旧阿下喜駅)

(阿下喜の町)

(桐林館)


桑名市のクリスマス風景をこの前投稿しましたが、年内最後の遠出で、桑名とその近くのいなべ市阿下喜へ行ってきました。
桑名までは快適な近鉄特急、そこから阿下喜へは三岐鉄道の北勢線(旧近鉄北勢線)というのに乗り換えるわけですが、この北勢線は日本でも残り少ない「ナローゲージ」の路線。
昔は「軽便鉄道」と言われた規格で、レールの幅が普通の鉄道路線の半分くらいの感じです。
往復とも学生などでかなりの満員で、寒波襲来で極寒の中を小さな列車で揺られながら往復2時間のナロー列車の旅は、なかなかに味わい深いものでした。

終点の阿下喜駅には昔の車両が保存されていて、建て替えられてしまった駅舎も阿下喜の町なかに移築保存されているなど、貴重な路線の遺構がちゃんと残されているのは好印象でした。

目的地だった阿下喜の町は濃州街道の宿場町だったということで、員弁川沿いの高台に古い町並みが密集して残っていて、こちらも良かったです。
昭和の初めに建てられた、旧阿下喜小学校の校舎が「桐林館」という施設として利用されていて、これも見ごたえのある建物でした。

淋しい小さな町かな、と思っていたのですが、古い家屋を利用した古民家カフェ的な食堂が人気になっていたり、思ったよりも活気のある、風格を感じさせる町でした。