ようやくの晴れ間 ― 2015年09月05日 22時13分13秒

今年の夏はまずまず満足の行く過ごし方が出来た、と納得しつつ静かに夏を見送ろうかという気持ちだったのに、毎日のように雨ばかりで気温もまるっきり秋になってしまい、なんだこりゃと思っていたのだが、今日は久しぶりに朝から晴れ。
残暑と言うほどの暑さではありませんでしたが、プールで泳いだりしつつ、ようやく夏の終わりを味わうことができました。
日傘をさし土手を歩く白い小さなイリュージョン
目を細めて追いかけたの夏をひきとめたくて
ふとあなたの声が去年の恋が 歌いながら光りながら耳をかすめた
ペダルをこいで並んだなら しばらくそこにいて
やがて雲はちぎれながら空色を深め 透き通った 心からの葉書が出せる気がする
まだあなたの声に 去年の恋に 立ち止まって涙ぐんで 季節を知るの
そんなこよみをありがとうといつしか伝えたい
(麗美/松任谷由実,「残暑」)
1インチ艦隊の3年 ― 2015年09月07日 19時42分41秒


RX100投入から丸三年、ニコン1V1を買ってからも間もなく三年になるわけだけど、この二機種&交換レンズ群の1インチセンサー機艦隊を各種撮影の主力にする、というダウンサイジング戦略は非常にうまく行った。
ほとんどの場面でこれで十分な写真が撮れて、機材の相当な軽量化ができた。車で出掛ける時はAPS一眼も持って行くし、見比べれば確かに画質差はあるけど、それほど大きく気にはならない。むしろ機動性が上がったおかげで、撮影できるシチュエーションの幅はひろがったように思う。
まちなみ街道の最近の更新分から列挙すれば、連島・木之本・園部・足守・加太・真鍋島・金堂・上賀茂・大沢・太平寺・御手洗とどれもこの二台で撮影した写真を使っている。若干ダイナミックレンジが狭いので、撮影に気を遣うこともなくはないけど、写りは十分だと思う。
RX100は結局、後継機(M3、M4)が分厚く重くなってしまったせいで、やっぱり買い換える気にならない。動作が一時不安定だったのも解消した。ニコワンのほうは、新センサーで画質が劇的に向上した真打ちのJ5が登場したし、このセンサーが搭載されたV系列の新型を見てから、また考えてみよう。
特別警報の九月 ― 2015年09月10日 20時45分03秒

今朝起きたら、栃木で特別警報というニュースがスマホに表示されていて、台風は過ぎたはずなのに、そんなひどいことになってるのかと驚いた。
特別警報の第一号はちょうど二年前、2013年9月16日の京都だったわけだが、この時は家のすぐ近くまで冠水被害が出て、「数十年に一度」の恐ろしさを実感したのだった(写真)。被害を受けたプールがようやく半年前に復旧したところなので、まだ記憶も生々しい。しかしこの時の台風18号も、むしろ直撃を逃れたのにこういうことになった。
仕事を終えてネットを見ると、やはり北関東方面が大変なことになっている。被害が拡大しないように、また取り残された人たちが一刻も早く救助されるように祈るばかりだ。
気象の変動幅が大きくなっているから、恐らく今後も各地で特別警報が出るケースがあるだろう。気象庁が言う通り、これが発令されたら本気で命が危ないと思っておいた方が良いと思う。
風立ちぬ、今は秋 ― 2015年09月13日 16時10分46秒




すっかり秋っぽくなって来たので、ここは一つ「おいしいランチ&高原のテラスっぽいところ(ただし市内の近場)で爽やかにお茶を飲む」という非常にざっくりとした内容の企画をやろうということになった。しかし、そんな近場に高原みたいなところが果たしてあるのだろうか。
で結局、四条河原町の菊水で洋食ランチを食べてから、比叡山頂のガーデンミュージアム比叡に行くことになった。ここは、花が咲き誇る庭園の中に、印象派の陶板画が展示されているというスポットで、実際に行ったのは初めてだったが、なかなか悪くない雰囲気。睡蓮の池が再現されてたり、ちょっとだけ徳島の大塚国際美術館を思い出す。幸い、天気にも恵まれた。
テラスっぽい場所もちゃんとあって、手紙こそ書かないものの、一応夏から秋への不思議な旅っぽい気分は味わえた。
比叡山頂までは、出町柳から叡電・ケーブル・ロープウェイの乗り継ぎで、このケーブルに乗ったのは恐らく二十数年ぶり。今回は京都側へ戻ったものの、さらにバスと坂本ケーブルを乗り継げば滋賀側に降りることも可能で、これって立山アルペンルートのミニ版みたいでもある。泊まろうと思えば、リゾートホテルもある。京都市内からごく近い割に、結構面白いコースではないかと思う。
彼岸前 ― 2015年09月19日 20時30分13秒

お彼岸が近づいてくると、にゃんこの命日。写真は亡くなる一年ほど前のもの。よくこうして、玄関マットの上で寝転んでました。晩年の写真がたくさん残ったのは幸いでした。
去年の記事見てると、夏が早く終わってしまったと書いてますが、今年に至っては一箇月も前に夏が終わってしまっていて、もう秋の真ん中の気分。一昨年も水害後で、夏の雰囲気は全くなかったはず。にゃんこのお葬式の日は夏のような暑さだったはずなので、やはり気候が変わってきてるのかなと思ったりも。
地味ながら ― 2015年09月23日 19時53分47秒

五連休という大型の連休となった今年のシルバーウィークだが、こういう大連休だと道も交通機関も宿も混むし高いし、夏場に色々旅行したしで特に予定はなし。一度山陰方面に行こうかとはずっと思っているが、調べてみたらホテルも一杯で、やはり不意に思い立って出掛けるのは難しい。
まあ本でも読んでのんびり過ごすかと思ってたのだが、直前になって本社時代の後輩やらとの麻雀大会とか小規模な企画が入って来て、結局一日何にもしないで過ごしたのは今日くらい。
特に昨日は朝から、東京方面から定期的にやってくるおなじみの「京都うらみちあんないファン」の接待ということで、うらみち管理人のニューカーで南山城方面をドライブして、これはなかなか良かった。
茶畑の中にある天空カフェで和束茶を飲んだり、宇治田原でほうじ茶ソフトを食べたり、永谷宗円(永谷園の創始者先祖)旧邸を見たり、ナビがあるにもかかわらず道を間違えまくって山奥をさまよったり、いかにもうらみちあんないの取材という内容であった。
なんだかんだ言って、普段とちょっとだけ違うメンバーとのイベントができたということで、連休も悪くはないという感じであった。
電気走行10年 ― 2015年09月27日 19時40分17秒

ふと気づくと、今月でEC-02に乗り始めてちょうど十年になった。電気走行の十年というわけである。
最初買った時は、これで何か新しい生活が始まるんじゃないかなどと思ったが、まあそこまでのことはなく、しかし機動力は飛躍的に上がったので日常の行動範囲が広がったのは確かだ。
というのも結局、買い物やプールや公園に出掛けるための、足としての利用が大半を占めるようになってしまったのである。バッテリーが劣化してきて、走行可能距離が読みにくく(夏場は平気で10キロ以上走るが、冬場は気温によっては数キロしか走れなかったり)なってからはなおさらそうなってしまった。そうやって乗ってきて十年間、電動バイクがコミューター利用には十分使えるという実証試験をやってきたようなものである。
バッテリーは劣化してるが、それ以外はまだまだ大丈夫そうなので、一つ新しいバッテリーを買ってみようかとも思っている。ただ、在庫もまた劣化しているという話もあるので、迷うところではある。
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