夜を、走るなら2005年10月05日 21時46分15秒

この乗り物(EC-02)に何度か乗ってみて、だんだん分かってきたのは、むしろバイクと言うよりも自転車に近い乗り物なんだな、ということです。
元々音が静かな上に、スロットルを閉じて惰性で走ることも多く、乗っているときの感覚が、普通の原付バイクとは全く違うのです。特に、低速走行に非常に強い。バイクだとぎくしゃくするし、エンジンがうるさくてたまらないのですが、EC-02のモーターは粘り強く車体を前へと進ませてくれます。漕がなくても走ってくれる、ものすごく楽な自転車。それがEC-02に最も近いイメージではないかと思います。
しかし速度はそこそこ出るわけですから、無音に近い走行で夜の街道筋を飛ばしていると、まさに風に乗ってでもいるような気分になります。超低空を、なめらかに飛行しているかのように。