帰ってきた、本店2005年10月08日 20時49分52秒

遅ればせながら、そごう心斎橋本店にやっと行って来ました。なるほど、巨大な百貨店で、商品にもかなりこだわってますね。

話題の「心斎橋筋商店街」は、もちろんテーマパークである「道頓堀極楽商店街」ほどのマニアックさはありませんが、それでも充分にレトロな雰囲気を味わえます。「大人の趣味の店」に徹底的に特化したのも、面白いですね。

何にせよ、大阪にそごうが帰ってきたのは喜ばしい。気のせいかもしれないけど、心斎橋の人出も以前より増えたような印象を受けました。梅田ばっかりじゃ、大阪つまらないですからね。旧そごうの建物も名建築と呼ばれていたのを取り壊したわけですが、今日のところは不問といたします。
(なお、店内は撮影禁止だそうです。撮った後で気付きました)

デパートメント・ストアを歌うなら2005年10月08日 21時10分29秒

さて、そごう本店の隣にあるのが、大丸の心斎橋本店です。
この二つの店は大正時代からという長年のライバル同士なのですが、浮き沈みの激しいそごうに対して、大丸は安定したブランドイメージを保ち続けているようです。

その現れの一つが、この素晴らしい建物です。各地でデパート建築を見てきましたが、未だに僕はこの大丸本店が一番好きだったりします。さすがは名建築家ヴォーリス(滋賀の町並みを歩いたことがある人には、おなじみの名前でしょう)の作品です。昔懐かしい、丸に「大」文字のネオンがちゃんと残っているのもいいですよね。

余談ですが、キリンジの「かどわかされて」という曲に「垂れ込めた雲の下腹を突くデパートメント」という歌詞があるのですが(と言いますか、歌自体がデパートのことを歌ったものなのですが)、この「デパートメント」は僕にとってはこの大丸なのです。そうなのです。