1992年の廃線跡2006年01月24日 21時15分12秒

突然思い立って、いくつもの鉄道廃線跡を歩いた年があった。今年と同じく、厳しい寒さの冬だった記憶があるが、気象的な事実かどうかは分からない。とにかく、僕にとっては寒かったのだ。廃線の朽ち果てた風景が心の中と見事にマッチしていた、そんな時期だった。

この時から、カメラを片手に一人で出かける習慣ができたように思う。もっともこの時のカメラというのが、「写るんです」同然のおもちゃのようなカメラだったのが残念だ。もう少しちゃんとしたカメラで撮っておけば、良い写真も残っただろうにと思う。
(写真は奈良県の「天理軽便鉄道」跡にて。カメラはフジフイルム「ベネ」使用)