明けました2011年01月02日 21時52分22秒


と言うわけで、2011年になりました。一昨年を底とすれば、去年は少しましで、これを上り調子だと考えるなら、今年はさらに良い年になるはず。「元気があれば何でもできる」という歴史的格言があるけど、まったくその通り。とにかく、万全な体調を取り戻すことが全てだろう。

今日は、大阪の富田林へ行ってきました。久しぶりでしたが、見事な町並みには変わりはなく。正月に町並み散策をするのは良いものなのですが、店が全部閉まっていてお茶一つ飲めないのは少々辛いものがあったり。

ペガサスの朝2011年01月09日 21時00分46秒


そう言えば、昔は朝をテーマにした曲が結構あったな、なんてことを考えていて、ふと「ペガサスの朝」というタイトルを思い出した。どんな曲だったかなと検索してみて、そうだこの曲だった。いかにも80年代という感じの、さわやかな曲調がいい。こういう朝というのは、現代では絶滅してしまった気がする。

タテガキモバイル2011年01月12日 21時25分22秒


青空文庫を読むのにでも使おうかと思って、いくつかあるアンドロイド用の縦書きビューアの一つを入れて見たのだが、これがなかなかに快適だ。何せこの画面サイズで640×960という電子ブックリーダー以上のとんでもない高解像度だから、フォントもまるで印刷したもののように綺麗で、読みやすい。ネット上の小説をテキスト化してこれで読むと、本物の読書にかなり近い感覚で読めたりする。ルビもちゃんと振られるし。

文章を書く方は、マイクロノートPCを使うときは以前から秀丸エディタの縦書きで書いていて(さすがにザウルスでは無理なのだが)、やっぱりこのほうがしっくりするのだが、これでモバイルで読む方も縦書き化が完了。もっとも、僕にとっての読書はまだまだ紙が主流で、もしダウンロードが普及しても完全電子化までは考えてなかったり。事実上書庫と化した部屋の本棚を買っても買っても足りなくなるのは、頭が痛いとは言え。(かさばりすぎるコミックは電子化でもいいかなと思い始めてるけど)

大阪ベイ・ブルース2011年01月13日 21時22分43秒


上田正樹の「悲しい色やね」は全く見事と言うしかない曲で、「巨大都市としての大阪の風景」にこれほど合う歌というのは他にない(このYoutubeの動画も、なかなか良かったり)。特に「河はいくつもこの街流れ」の辺りの歌詞は、胸に迫るものがある。

正直なところ住みたいとは思わないし、実質的な出身地は奈良のほうだとも思うのだが、やはりどこまで行ってもこの町は故郷なのである。この曲を聴くと、そう思わされる。

Hold me tight 大阪ベイブルース
河はいくつも この街流れ
恋や夢のかけら
みんな海に流してく
(上田正樹,「悲しい色やね」)

ラブ・ワールド2011年01月14日 22時56分45秒


かつてのFM東京系の長寿番組、「ワールド・オブ・エレガンス」のパーソナリティーとして馴染みがあり、ピチカート・ファイブの「プレイボーイ・プレイガール」でも「広報担当」として洒落たトークを聞かせてくれた、細川俊之氏が亡くなったというニュースが入った。最近では三谷幸喜の「ラヂオの時間」の「ドナルド・マクドナルド」役も良かったなあと思い出す。歳を取ってくると、こういう馴染みのある有名人が次々と亡くなってしまうから困る。

FM大阪を聴くことに情熱を傾けていた、僕の少年期における想い出の番組とも言える「ジェットストリーム」は今でも続いているし、時々聴くこともあるのだが、やっぱりあれは城達也氏の番組だったなあと思う。もっとも、違うパーソナリティーでも構わないから、続けて欲しい番組なのだけど。がんばれ日航。

粉もん2011年01月18日 20時04分15秒


今のNHK連続テレビ小説が始まってから、お好み焼き関連の業界が好景気だという話らしいのだが、さっきたまたま見ていたら(話の内容はともかく)なるほどお好み焼がうまそうで、食べたくなった。そう言えば、珍しくもう何ヶ月もお好み焼き屋に行っていない気がする。そろそろ後輩でも誘って、食べに行くか。
(写真は……どこの店か忘れたが、五段重ねお好み焼き。あれって何て店でしたっけ?)

ぼくからの2011年01月21日 21時02分36秒


職場の窓から冬の空を見ていて、ふと「メッセージ・ソング」の歌詞を思い出した。

冬の
(PIZZICATO FIVE,「メッセージ・ソング」,「JPN」M-8)

ツンデレおじさん2011年01月22日 13時02分08秒


世間では「ツンデレ」なる用語が猖獗を極めておるようですが、おじさんのツンデレ代表と言えば、やっぱり伊武雅刀でしょう。以下、「子供たちを責めないで」から。

       *              *               *

私は子供が嫌いです  子供は幼稚で礼儀知らずで気分屋で
前向きな姿勢と 無い物ねだり 心変わりと 出来心で生きている

私は思うのです この世の中から子供が一人もいなくなってくれたら、と
大人だけの世の中ならどんなに良いことでしょう
私は子供に生まれないで良かったと胸をなで下ろしています

そんな子供たちのために 私達大人は なーんにもする必要はありませんよ
第一私達おとながそうしてやったところで 一人でもお礼を言う子供がいますか
これだけ世の中に子供がいながら一人として お礼をいう子供なんていないじゃありませんか
だったらいいじゃないですか 私達おとなだけで 刹那的に生きましょうよ ね

私は本当に、誰が何と言おうと子供が嫌いだ。本当に、子供が嫌いだあーー! 

(写真は内容とは無関係ですが、何となく雰囲気で)

醜聞の作法2011年01月23日 17時02分05秒


うかつにも佐藤亜紀氏の新刊が出ていたことに気付かず、一昨日になって買ったのだったが、たちまちのうちに読んでしまった。
十八世紀末フランスを舞台とした書簡体小説で、「ミノタウロス」のような重いものではないが、この作者独特の皮肉なユーモアがたっぷりで実に面白かった。
架空だったはずの人物が現実の側に出現する辺り、メタフィクショナルな面白さもあるのだが、こんなことを言うと「私はメタフィクションなぞという品のないものを書いた覚えはない」とか何とか佐藤氏に怒られそうな気もするので、あまり触れないでおこう。

まちなみ街道」の町並み写真館を更新しました。

町並みはあまりに遠い2011年01月24日 19時18分44秒


さて、どうにか更新はしたものの、昨年ただ一度の取材旅行での立ち寄り先である宮島をもう使わなければならない辺りが苦しい。実際、ストックとしては北陸と四国、九州はあと一回分ずつしか残っていないという状況である。
年明け以来まずまず調子が良いので、どこかへ行こうかと思わないでもないのだが、考えてみると本当に行きたい町並みはもう青森、秋田、大分、宮崎、鹿児島という、一番遠いところしか残っていない。最近重伝建選定となった茨城の真壁なんかも行きたいのだが、どうも交通手段がほとんどないらしくて、結局東北や九州まで行くのと時間的には変わらなそう。リンクしている「郷愁小路」さん辺りを眺めながら色々考えてはみるものの(うん、銀山温泉もいいな)、結局足が動かない。

もっとも、冬場の有名町並み取材は冷静に考えると結構辛い。観光客が途切れるのを待ち、雲間から太陽が出るのを待ち、などしていると北風で凍えてくる。それでも、古い町並みを歩いているときは頭の中の何かが完全に切り替わっているので、案外平気だったりはするのだが。まあ、せめて春まで待つ方が賢かろうとは思う。