特集・前倒しの夏 ― 2025年06月29日 19時53分37秒
なんと、6月もまだ終わっていないうちに、もう西日本の梅雨が明けてしまいました。
観測史上最速だそうで、まだ梅雨入りから3週間も経っていません。
水不足など、大丈夫なのかと心配になりますね。
そんなことになるとは知らず、先週・先々週と梅雨の合間を狙いうちにして出かけてきました。
というのも、3月で終わりになったはずのバイト先に、事務補助だけでいいからまた来てほしいと呼ばれてしまい、7月から再び出勤することになったので、夏の遠出などを前倒しでやっておくことにしたのでした。
7月・8月が全部仕事というのは正社員最後の地獄の8月以来、4年ぶり。

(東広島市白市)

(東広島市西条・酒蔵通り)
そういうわけで、先々週は広島・山口方面へ、主に町並みの取材に。
まずは東広島市の白市へ。規模はそれほどではないですが、質と密度が高くて重伝建クラスの感動がありました。
続いて、同じ市内の西条酒蔵通り。ここは2度目ですが、前回は偶然イベントにぶつかってしまってまともに撮影できなかったのでした。


(周南市徳山)
夜は山口県に入って徳山駅前泊。
徳山は山陽の主要都市の一つで、前からずっと来てみたかったのですが、ようやく訪れることができました。拠点都市の風格がちゃんと感じられて、満足しました。

(四階楼)

(上関大橋から眺める海峡)
翌日は、柳井から船に乗って上関へ。狭い海峡の両岸に発展した町です。
ここは以前、祝島に渡る途中に船から見てますが、歩いたのは初めて。擬洋風建築の「四階楼」(国重文)が有名です。
陸続きの場所ですが、地形の関係でバスよりも船のほうがずっと早かったです。
続いて広島へ向かう途中で、岩国へ。ここも以前来てますが、錦帯橋の西側の武家町を見てなかったので、ずっと心残りになってたのでした。

(広島駅周辺のビル群)

(高架で駅ビルに乗り入れる路面電車)
2泊目をどうするか決めてなかったのですが、さすがに歩き疲れて考えるのも面倒になったので、普通に広島駅前泊。
ちょうど、新駅ビルを中心とした再開発がほぼ完成したところで、元々大都会の広島ですが、さらにパワーアップ。路面電車の駅ビル乗り入れの試運転などもしていて、実はなかなか良いタイミングでの広島泊となりました。


(音戸の町並み)
最終日は呉駅まで出て、そこからバスで音戸瀬戸の町並みへ。
二つの大きな橋が架かる狭い海峡沿いの町で、前日の上関にも似た立地の町です。
いかにも海辺の町らしい風情がある町並みで、夏に訪れたい町の要素が全部詰まっているようなところでした。夏の前倒しの旅先としては、ここは最高でした。

(こだまレールスター、こちらは往路の指定席)
楽をしてやれと思ってたので、往復ほぼ新幹線でしたが、帰りは広島から新大阪までずっとこだまの自由席で帰ってきました。1時間ほど余計にかかりましたが、あの空いた車内の快適さはグリーン以上ですね。ちょっとだけ安いし。
ただ、安い切符があるらしい広島・東広島間だけが大混雑で、ホームにずらりと人が並んでいたのは焦りました。結局みんな降りていきましたが。



続いて、先週は大阪関西万博を見てきました。
平日ど真ん中で、まだ空いてるだろうと思いましたが、それでもまあまあな人の数で、メインの東ゲートを正面突破したために入場までは1時間はかかりました。
パビリオンは予約が基本なのですが、天候を見て前日に見に行くのを決断したので、予約は一切なし。
人気の先進国などを避けて、自由入場の国だけをめぐるというパターンでやってみましたが、それでも十分に楽しめました。陽が沈むと空いてくる、というのは愛知万博の時と一緒で、一切待ち無しで数か国見学できました。
誤算だったのは、曇り時々雨くらいの予報だったのが大外れで、ほぼ炎天下になってしまったこと。帽子などの日除けの装備をしてなかったので、これは参りました。8月の晴天などに見に行く人は、よほどちゃんと準備をしていかないと倒れますね。
結局、ドローンショーが終わってからまだしばらく滞在して、全部で9時間くらいいましたが、面白かったけどさすがに疲れ果てました。地下鉄がすさまじい増便をしていて、夢洲駅がそんなに混んでなかったのは助かりりましたが。
もしかしたら、いつものメンバーでまた行くかもしれないので、万博についてはまた書くことにします。
というわけで、7月・8月にやるつもりだったことをとりあえず前倒しで済ませました。
夏休みももらえるらしいので、もちろん夏本番にも出かけたりはするつもりです。
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