悲しむべき、噂に2005年12月01日 20時49分49秒

おい、よしてくれ。何だって、君らがそんなことになってるんだ。 前の世紀のその終わりに、俺が辿ったあの道を、なぞってみようと言うのかい?

おい、よしてくれ。俺を巻き込むんじゃないよ。俺は関係ないんだと、もう一年も前の日に、ちゃんと便りは受け取ったはずだ。

くだらない時間差なんかやめちまえよ。
不幸を周りに見せつけながら、手に手を取って帰りなよ。
人もまばらなカフェーの奥で、あり得ぬ未来を夢見なよ。

俺はお先に、太陽の下だよ。

百年の孤独、15P/day2005年12月01日 21時13分13秒

もう三週間も前に買った「百年の孤独」なのだが、実にゆっくりゆっくりと、毎日少しずつ読み続けている。平均してみると、ほぼ一日に15ページのペースで読んでいるようだ。こういう読み方が似合っているような小説にも思える。なにせブエンディア家6代に渡る、長い時の物語なのだから。
もうさすがに終わりも近いが、登場人物で一番愉快だったのが、「小町娘のレメディオス」である。その最後も含めて、この人物造形はなかなかすごいと思いました、まったく。
(奈良県桜井市にて、GRD)