その鉄板が見えるまで2008年12月02日 23時34分34秒

久しぶりに、阪急梅田本店に服を買いに出かけた。立替工事もだいぶ進んできて、どうやら前の建物のイメージを少し残した感じになるらしいということも分かってきた。以前から、関西では圧倒的な売上高トップ、全国でも3位に入る規模だったこのデパートだが、立替後はさらに売上を伸ばすのだろうか。どうせなら、あのコンコースも元に戻せないものか。

で、店に着いて分かったのだが、工事中につき紳士服コーナーが消滅していて、隣のナビオがメンズ館というのになっているのだった。で、そちらに行ってみたのだが、2階より上は高くてとても手が出ない。金庫の底、その鉄板が見えるまで服に金を注ぎ込むわけにも行かないので、1階で買い物を済ませてきた。

阪堺電車に乗って/浜寺公園駅2008年06月22日 16時51分08秒




くいだおれに行くついで(?)に、大阪の恵美須町駅(写真2枚目)から阪堺電車に乗って、堺市内をちょっとうろうろして来ました。堺と言えば、最近関西で4番目の政令指定都市になったほどの大きな町で、歴史もかなりのものなのですが、見どころという点ではどうも厳しい感じです。とりあえず、旧堺灯台なんかを見てきました。

久々の阪堺電車は、乗っててなかなか楽しかったです。路面電車タイプですが、案外長距離を走ります。同行メンバーも喜んで写真撮ってました。終点の浜寺公園で降りて、前から一度見たかった、南海電車の浜寺公園駅へ。この駅舎は、東京駅や中之島公会堂の設計者として知られる辰野金吾が設計したもので、非常に風格のある素晴らしい建物です。

この駅を高架化するという計画があるようで、まさかこれを取り壊すのかと思いましたが、同じ問題が起きたJR奈良駅旧駅舎と同様に、移設してそのまま使うようです。良かった。そう言えば、新奈良駅も来週オープンするようです。

世界一の塔2008年05月19日 23時08分50秒

昨日は、NHKスペシャル「沸騰都市」の第1回、「ドバイ」を見たのだが、この町はどうも、何とも胡散臭い典型的バブル的状況に陥っているようで、恐ろしくなった。

この番組の中でもメインとして取り上げられていたのだが、現在この町に、世界一の高さを誇る超超高層ビル(「ブルジュ・ドバイ」)が建とうとしている。その高さは何と800メートルというめちゃくちゃなもので、現在の世界一である台北101の500メートルをはるかに凌ぐことになる。かのエンパイアステートビルディングが380メートルだから、その2倍以上なのだ。写真は大阪のWTCコスモタワーで高さ256メートル、これは日本で2番目の高さなのだが、この3倍以上なのだから、想像を絶する。(リンク先はウィキペディアなのだが、この写真でブルジュ・ドバイの周囲に集まっているビルが、ちょうどコスモタワーくらいの高さになる)

で、何が言いたいかというと、そこまで高いビルというのなら、一度見てみたいなと思うのである。見上げただけで、足がすくむのではないか。ドバイに行きたいとは全然思わないのだけども。

西梅田の空2008年05月12日 21時23分05秒



曇り空がふと晴れて、深い青を見せた西梅田の空。また新しいビルが一つ完成しようとしていて、これで西梅田再開発は完了するらしかった。

名城を訪ねる、今さらながら2007年11月17日 22時38分38秒


友人達と、姫路城に行って来ました。あれだけあちこち行ってるのに、実は姫路城の上まで行ったのはこれが初めて。あまりにも今さらで申し訳ないですが、やっぱり素晴らしいですね、この城。すぐ近くで見上げると、まあすごい迫力で、とにかく「恰好いい」の一言に尽きる感じ。そりゃまあ世界遺産にもなるわけです。欧米系の外国人観光客も、大喜びで写真撮ってました。

国宝は、実は貴重なのだ2007年09月19日 21時20分43秒

都内唯一の国宝建造物、正福寺地蔵堂 by GRdigital
人生の大半を奈良と京都で過ごしてきたせいなのだが、ごく最近まで国宝建造物が貴重なのだということを認識したことがなかった。旅行に出かけたときなどに、「国宝○○寺」などとでかでかと書かれた看板(特に、「国宝」の文字がでかい)を見る度に、「なんだ大層な」といつも思っていたのである。何せ、奈良・京都ではちょっと名の知れた寺社は大抵国宝で、そこらにごろごろあるのだから、これは仕方ない。

ところが調べてみると、国宝建造物が三つ以上ある県はごく少なくて、京都・奈良(共に20箇所以上)に次ぐ滋賀県、そしてそれ以外の近畿3県を除けば、長野・愛知・愛媛・広島・山口だけ。それどころかゼロという県が20近くもあるのだ。これには驚いた。(驚いてるのは僕だけか)合計で124箇所、その3分の2が近畿(さすがにほとんど見てる)なので、実は国宝建造物を全部見て回るのは、重伝建地区を全部巡るより簡単なのかも。

さて、写真は東京都内唯一の国宝建造物、正福寺地蔵堂。東村山市にあるのだが、案内も看板もほとんど出ていないのに逆に驚いた。寺社マニアの後輩と一緒に行ったのだが、普通の人は恐らく、ほとんど誰も知らないのではないか。鎌倉の円覚寺舎利殿そっくりなのだが、正福寺のほうは年中すぐそばまで寄れるので、必見である。(ちなみに、鎌倉の国宝が、この舎利殿だけらしいのにも驚いたのであった)

水間駅/進化22007年08月05日 21時12分21秒

今日は、大阪の貝塚寺内町を再訪してきました。「いりこ蔵」が消滅していたり、あちこちで古い建物が取り壊された形跡があり、昔訪問したときに危惧したことが起きていました。しかし、8年ぶりだと思えば、頑張っていると言っても良いのかもしれない。残った町家の多くが登録文化財になっていたりして、これ以上の破壊を止めようと言う意思が感じられたのも救いでした。ついでに、近くの水間寺にも立ち寄ってきました。

さて、今回は超広角レンズを使いたくて久々にD70を持ち出したのですが、 新しい携帯でも何枚か試し撮りをしてきました。28mm単焦点と言えばGRDと同じ、どんな写りだろうと期待・・は実は全然してなかったのですが、天気が非常に良かったこともあって、予想を遙かに超える健闘ぶり。写真は水間鉄道の水間駅(旧JR奈良駅にちょっと似てます)ですが、これは携帯で撮ったもので、充分な写りです。ついに初代デジカメに並んだ、と思いましたが、ちょっと暗いところだと途端にざらざらで、まだまだのようです。

坂の町にて2007年07月22日 20時42分03秒

函館から、帰ってきました。非常に見どころの多い町で、事前に回るつもりだった場所はほぼ見てはきましたが、例えば湯の川温泉(町の中にあり、函館駅から市電で行けます)なんかは全く立ち寄りませんでしたから、まだまだ観光できる場所はあるのだろうと思います。

さて、函館の元町と言えば坂の町なわけですが、この上り下りはかなりきついです。写真の大三坂は重伝建地区の一部に当たるのですが、多分僕はこの坂だけでも三往復くらいしたような。(普通の人はそこまでは歩く回らないでしょうが)神戸辺りと違い、海から山までずどんと真っ直ぐな坂が平行に十数坂あって、いわば「斜めに傾いた碁盤の目」みたいな感じ。坂の名前さえ把握すれば行き来は自在で、分かりやすい町でした。しかし、へとへとです。

一昨日の夜景は、現地でPDAで縮小して暫定アップしましたが、パソコンで見るとやっぱりぼけぼけだったので、やり直しました。

PARKS22007年05月05日 21時25分29秒

さて、今日はやっと予定していたとおりに、本を読むことにしたわけですが、しかし僕が本を集中して読めるのは喫茶店か、電車の中、公園、風呂に浸かりながらといったところで、一日中風呂に入ってるわけにもいかんので、とりあえず外へ。そう言えば、大阪なんばのパークス2がオープンしたはずなので、行ってみることに。なんばパークスは、階段状の屋上が公園になってるわけですが、パークス2のオープンで、この公園がかなり広がったらしい。

で、行ってみたらすごい人出で、屋上も満員。とても座って本を読むような空気ではありませんでした。しかし店も倍増して、スポットとしての魅力はかなりパワーアップした感じでした。がんばれミナミ。
・・結局本は、電車の中とカフェで読みました。

きょうのできごとから2007年04月07日 01時10分19秒

書くほうが、170枚を境にあまり進まないので、しばらく読むほうへ切り替えてみようと思う。

ここ数日、柴崎友香の「ショートカット」(文庫で出た)を読んでたのだが、やはりなかなか良い。最近の作家はあんまり読んでいないのだが、映画化されたという「きょうのできごと」を読んで以来、この人の小説は気に入っている。舞台が大阪や京都エリアである作品が多いのだが、普通の都会としての関西での日常を描いていて、そこがいい。大阪が舞台とかだと、ついいかにも地域色を濃く描いてしまいがち(やたら面白い人ばかりでてきたり、妙に人情味があったり)なのだが、実際にはそんなドラマチックなことばかりある町ではない。当たり前だが。

ところで、「ポラロイド」という小説の中に「大阪で一番好きな建物は大丸心斎橋店」という一文があって、嬉しくなった。僕もそう思います。