やがて消えゆく/これも旅2021年02月07日 19時25分03秒






春のような温かさの訪れと共に、京都の感染状況が大幅に改善し始めた。京都の場合、観光客が来なければやはり好転も早いようだが、しかし観光業界はものすごいダメージを食らっている。

ホテルも閉館中の所がたくさんあるようだが、ふといつものプール近くのホテルを調べてみたら、相当に安い値段で泊まれるようだった。GOTOが必要ないくらいのレベルで、それでも閉館よりはましということなのか。
それなら、泳いで風呂に入った後にそのまま泊まるという贅沢なことをやってみようと、そのまま予約してみた。

この土日は暖かく、プールから帰るのもそんなに辛くは無かったのだが、すぐにチェックインできると言うのはさすがに楽である。ホテル内のレストランが休業中だったのは誤算だったが、駅前のイオンモールまですぐなので、夕食も簡単に食べられた。20時で閉まるのをすっかり忘れていて焦ったが。

そのホテル内の自販機コーナーに、あのニチレイの自販機があった。かつては、早い時間に閉まってしまう高速道路のパーキングエリアなどで重宝したものである。
とはいえ、うどんやハンバーガーなどの、あの昔ながらの自販機(ほぼ絶滅に近い)と比べてしまうとどうも味気なく思っていたのだが、ところが今度はこのニチレイの自販機も修理ができなくなってきたとかで、こちらも絶滅危惧種ということになってしまった。

次にいつ出会えるかも分からないので、朝食代わりにたこ焼きを買ってみた。
見た目は何だこれという感じだったが、当然熱々でなかなかおいしかった。深夜の高速で食べた時は、もっとおいしかっただろう。
しかし、日常ではできない体験。これもまた、旅なのである。


昔ながらのほう(2009年、高岡市で)

小さな町並み「白石」2021年02月14日 21時48分42秒



まちなみ街道の町並み写真館に、小さな町並み「白石」(宮城県白石市)を掲載しました。
訪れたのは2015年で、この時はここを訪れた後、村田の重伝建地区にも行っています。

今になって掲載したのは、昨晩東北地方を襲った震度6強の地震で、白石城の壁にひびが入って剥落した、というニュースを見たからでした。当時の写真を見返していたら、この町の風情が思い出されてきて、ちょっとした応援のつもりもあって、改めて載せることにしました。

ほぼ一年近く、ほとんど新規取材も出来ていないので、まちなみ街道の更新もストップしているのですが、各ページへのアクセス数はむしろ増えています。旅行に出かける代わりに見て下さっている方もおられるのかなと思っています。

(再建天守、かと思ったら立派過ぎる三層櫓)

(白石名物の「うーめん」)

第四のキャリア、無料スマホ2021年02月21日 18時39分31秒




近頃話題の、というかネットを見てるとやたら公告が出てくる楽天モバイル、大変な人気になっているということで、申し込んでみた。
選んだ機種も、これも人気の楽天HANDという小型スマホで、品薄とは聞いていたが、申し込んですぐに品切れになった。次の入荷は3月とのこと。

4月からの新プランでは、データ使用量1G未満なら固定費無しの無料ということで、とりあえず持っていても損にはならない上、申し込んでから1年間は容量無制限で無料という大盤振る舞い。
楽天HANDは2万円だが、こちらも2万5千ポイント還元で相殺されるという意味不明さ。
大きさは、auの初代Android機であるIS03よりは大きいが、XPERIA5と比べると小さく、現代においては小型スマホと言っても良いだろう。スナドラ720G搭載で、値段の割にはSoCの性能も高いようだ。
新しい機械もので遊びたいが、予算はないという場合にこれはぴったりだろう。

基本はサブ回線としてテザリングに使うのだが、せっかくモバイルルーターではなくスマホなので、音楽プレーヤーとしても使うことにした。ONKYOのアプリを入れたが、まさに音楽プレーヤーという見た目になる。iPod Touchよりは40グラムほど重いが。

楽天がここまでするのは、第四のキャリアとして社運をかけているからだろうが、しかし今のところ回線状態はかなり悪い。一応京都市内である自宅でも電波は入らず、auのローミングだ。都心の四条通でも、ドトールに入ったらやはり他社回線だった。大都市である京都でこれでは、さすがに厳しい。
無料だから構わないが、まともに無制限で使おうとしてる人は相当ストレスがたまるだろう。今のところ、MNPはおすすめできないという感じである。

消えゆく一眼レフ2021年02月28日 19時41分32秒






つい先日ヨドバシで買ったばかりのAPS-C一眼レフ専用大口径ズーム、タムロンA16(17-50mm F2.8)だが、ついに「販売終了しました」という表示に変わってしまった。京都店を見たが店頭にもない。やはり、最後の最後の安売りということだったのだろう。買っておいて良かったとは思う。

しかし、そのAPS-C一眼レフ自体が終わりに近づいているようで、ニコンはD3500とD5600というエントリー寄りで数の出る主力機種を、両方とも生産終了としてしまった。後継機の話も無い。
「普及機は整理する」というニコンのコメントも出ているようで、APS-C機もミラーレス化すると同時に、Z50のようなそこそこ価格帯の高いラインナップにシフトするということらしい。苦しい経営上、やむを得ないのだろう。

予想はしていたことだが、D5600などは人気も評価も高かっただけに、こうして実際に終了となると、やはりショックである。
Z50自体は良いカメラだと思うが、今のレンズはアダプター噛まさないと使えないし、そもそも専用レンズが二種類しかない。これでは代わりにはならない。ニコン1に続いて、梯子を外されたようになってしまった(元々はニコワン自体が、鳴り物入りで出された小型ミラーレス機だったのだが)。

まあ、D3000、5000系などは中古機も大量に弾数があるし、当分は今のレンズも使い続けられるだろう。ニコワンも代替機が入手できる限りは使い続ける。
それでも、新たにミラーレス機を導入するとなると……ニコン機にはならないだろうな。単焦点レンズが揃っている、フジのXマウントへ移行することになるだろう。そもそも、普通の撮影はRX100M6ですべてこなせるのだが。
(写真は先週の、下鴨神社界隈)