姫路に泊まる2018年03月04日 23時16分52秒





一昨年の洲本温泉(淡路島)以来の近場温泉旅行企画として、この土日は姫路の塩田温泉というところに行ってきました。なかなか、わざわざ姫路に泊まろうとは思わないのですが、何せ交通費が安いので(車に四人乗車で行けば、高速代も大してかからない)その分を宿泊費に回せるという利点があります。今回の宿も大型の温泉旅館でしたが、晩の料理が一品当たりの量は少な目ながらなかなか造りが凝っていて、とにかくおいしかったです。

観光も、さすがに姫路城というのも今更感があるので、網干・室津(こちらは10年ぶり二回目)の町並みや、その他マニアックなスポットなど色々行きましたが、そちらはまた改めて。姫路のようなおなじみの場所でも、まだまだ見るところがあるのでした。

眠り続けたモノレール2018年03月10日 21時14分11秒






今回の姫路行き、最初に向かったのは手柄山公園のモノレール展示館(無料)。
1966年からわずか8年間の営業だったことから、幻のモノレールとも呼ばれる姫路市営モノレールの車両が展示してある施設で、旧手柄山駅の駅舎が使われている。
車両が止まった状態で長年閉鎖されたままになっていたこの駅舎も幻の駅跡として一部で知られていた(時々、報道向けに公開されたりはしていた)のだが、数年前に整備の上公開されることになったようだ。市職員の方とも少し話をしたが、どうやら役所内の一部の人の熱意からスタートして公開に漕ぎ着けたような雰囲気が感じられた。

日本でも最初期のモノレール、その車両と駅が眠り続けていたというのは大変興味深く、メジャーな鉄道博物館よりも面白いくらいである。大喜びで見学したのだったが、つい去年までは途中駅の大将軍駅(マンションの中をモノレールが通るという、すごい駅舎で有名だった)も残っていたことを思うと、少し残念ではある。
今回驚いたのは、このモノレール何と日本海側の舞鶴まで延伸するという超壮大な構想があったらしいことで、そのうちわずか1.8キロが開通しただけで廃止になったわけである。

車両と並んで面白かったのが、当時の駅広告が保存されていたことで、昔の写真にも写っている看板がいくつかそのまま残されていた。修復はされているようだったが、こちらも何とも味わい深い。というか、ちょっと絵柄が怖かったですが。


東北への旅/七年目2018年03月11日 16時02分30秒



2011年まで、東北地方にはほとんど行ったことが無かったのだが(2008年に大内宿中心で福島に一度行っただけ)、震災直後のGWに秋田・岩手・青森に出かけたのを皮切りに、2011年6月に仙台、3年空いて2014年に再び秋田、2015年に宮城、2016年に山形と一応は全ての県に行くことができた。
その間に熊本でも地震があって、去年は熊本旅行には出掛けたものの、東北旅行は実施せずに終わった。今年はまだ未定だが、もし行くとしたら金ケ崎の重伝建地区をまだ見ていない岩手になるだろうか。

どの旅行も非常に楽しかったのだが、特に思い入れがあるのは、約一週間滞在することになった仙台だろうと思う。仕事だったので観光はほとんどできなかったのだが、ごく短期間でもその街で暮らしたという感覚があった。アエルの書店で本を探したこととか、そんな何でもないことが強く思い出に残っている。あの状況での、あの経験は二度とできないだろう。二度とあってはならないとも言えるのだが。
あれから、七年。

網干ランドマーク2018年03月18日 19時55分56秒


(旧山本家住宅外観)

(玄関ホール)

(貝が埋め込まれた洗面所)

(望楼からの眺め)

先日の姫路旅行では、網干の町並みを初めて訪れた。近場と言えば近場なのだが、微妙な距離ゆえか、今までたまたま訪れる機会がなかったのだった。
その日はたまたま「網干ロマン街道めぐり」というイベントが実施中だったようで、幸運なことに「旧山本家住宅」の中を見学することができた。望楼が有名な建物で、旧網干銀行と並んで網干のランドマーク的存在となっている。

その網干銀行の頭取も務めた山本真蔵氏が、賓客をもてなす目的で大正七年に建てた洋風建築ということだが、長年締め切られて放置された状態だったらしく、整備して公開するようになったのはごく最近とのこと。
大理石やらステンドグラスやらが各所に用いられ、洗面所の壁一面に貝合わせ風の貝(ペアではないので貝合わせではない、とのこと)が埋め込まれているなど、とにかく凝りに凝った造り。あの望楼にも上がることが出来て、今頃になってやっと網干に来たおかげで大変得をしたような気分になったのだった。
ボランティアが中心という保存維持は大変そうだったが、これだけの建物である。何とか頑張って残して行って欲しい。

町並み写真館「山鹿」2018年03月25日 19時17分58秒



まちなみ街道の町並み写真館に「山鹿」を掲載しました。
町並み写真館の空白地帯となっていた熊本県を埋めるべく、去年の6月にいつもの旅行メンバーと行った町ですが、予想していた通りなかなか見ごたえのある町並みでした。夜が日奈久温泉泊だったので、ここでは温泉に入らなかったのですが、せっかくなのでさくら湯に入っておけば良かったと、写真をチェックしながら思いました。

そういうわけで、熊本の町並みとしては初掲載。これで残る空白県は岩手と茨城だけになったのではないかと思います。どちらも重伝建地区未訪問なので、いずれは取材に行かなければ。真壁は遠いのですが……。

水路の桜20182018年03月26日 20時02分05秒









恒例の、近所の水路沿いの桜。去年も一応見には行ったものの、曇天の上に途中から雷雨になったので写真掲載を見送ったのでしたが、今年はまた復活。
昨日の時点ではまだ咲き始めで、満開まではまだ間がある感じでしたが、夕日に照らされてなかなか良い雰囲気でした。しかし、ここは未だに人も少なく、本当に隠れた花見スポットの感じをキープしています。
(今年はNikon1J5+FT1+DX35mmF1.8で撮影)