多田銀銅山/新名神再び2018年04月01日 19時29分27秒



(青木間歩)

(銀山集落)


こちらも以前から行こうという話が合った、兵庫県は猪名川町の多田銀銅山に、昨日出かけてきました。京都から川西・猪名川辺りへは、距離のわりに何となく行きにくいエリア(山を迂回するのが面倒)な感じだったのですが、新名神の高槻・神戸間開通でめちゃくちゃアクセスが向上しました。ここまで近いの? と唖然としてしまったくらいで、同じ新名神の三重方面への区間が開通した時を思い出します。笹山辺りも、こちら廻りのほうが速くなるでしょう。

この多田銀銅山は、猪名川から川西・宝塚など七市町をまたがって広がる巨大な鉱床の中心ということで、元々の地名はそのまんまの「銀山」、今でも間歩(坑道)が残っていて見学もできます。
比較的近年になって「悠久の館」という施設(見学無料)などが整備されたということでしたが、教育委員会の女性学芸員さんがかなり詳しく説明をしてくれて、その規模の大きさが分かりました。

銀山集落には古い町並みも少し残り、桜も咲いていました。他にも、猪名川には桜並木が大変に多くて、あちこちで桜を眺めることができました。
最後は猪名川高原ロッジtというところで恒例の日帰り温泉に入って帰ってきましたが、京都まで帰ってくるのもすぐの感じで、ホンダセンシングをオンにすれば入浴後の脱力状態でも楽々でした。





京北の桜20182018年04月08日 10時34分24秒




(宝泉寺)


(大聖院)


(民家のお庭ですが、「祇園の夜桜」の子桜だそうです)


(周山の中心、「サンダイコー」横の弓削川沿いも桜並木)

昨日は京都うらみちあんないの取材同行で、旧京北町の桜を見に行ってきました。
考えてみたら、桜の時期にまともにこの辺りへ出かけるというのは意外と珍しく、何度も繰り返し行っているお気に入りの京北にも関わらず、まだ知らない場所が結構あるんだなということに改めて気付きました。

ともかく、そこら中に見事な桜の木があってお寺や神社はもちろん、民家の庭で巨大な枝垂れ桜が咲いているような風景もあちこちで見られました。「桜百選」というのがPRされてましたが、これは誇張でも何でもないのでした。

昨日はほとんどの桜が満開を迎えていたようですが、有名な黒田の百年桜はまだこれから開花のようです。来週でもぎりぎり大丈夫かも知れませんが、桜まつりの時点ではもう散ってるでしょうね。今年はやはり開花が早いです。

去り行く1032018年04月15日 19時57分56秒




今日、京阪電車に乗っていたら、並走するJRの奈良線を何やら銀色に青帯の電車が駆け抜けていくのを見て驚いた。奈良線の各停と言えば、グリーンの103系と相場が決まっているはずだ。
調べてみたら、どうやら阪和線から205系というのが転入してきているらしい。この205系にしても昭和の車両らしいから新車とは全然言えないが、それでも奈良線にとってはバリバリの新車である。なにせ銀色なのだ。

103系と言えば、つい去年の秋まで大阪環状線でも走ってたくらいで、ローカルな奈良線から消えるのはまだ先だろうと思っていたが、どうやらお別れが近いらしい。知らなかったが、大和路線からもこの1月にすでに引退したそうである。
子供の時から、あまりにも身近に当たり前で面白くもなんともない車両だったこの103系も、間もなく博物館でしか見ることができなくなるのだろう。十年ほど前からは乗る度に写真も撮るようになった(その前はそもそも被写体だとは思ってなかった)が、ある日突然いなくなってしまいそうだから、今のうちにせいぜい乗っておくとしよう。

町並み写真館「所子」2018年04月22日 20時23分57秒




まちなみ街道の町並み写真館に「所子」を掲載しました。
約二年前の年末に立ち寄った集落で、鳥取県の大山の麓、何だか雄大というか荒涼たるというか、そんな感じの風景の中に忽然と姿を現す重伝建の端正な町並み、という展開がインパクトのあった場所でした。山陰というのは、やはりただの田舎ではないわけです。

この時は、鳥取市までは高速バスで、そこから山陰本線と一畑電車を乗り継いで出雲まで行ったのでしたが、またそろそろ山陰方面に取材に行きたい気がしてきています。候補地の町並みはいくつかあるのですが、車で行くほうが楽だとは思いつつ、どうしても鉄道に乗りたくなりますね、山陰地方。

GW前半・奈良うらみち逍遥2018年04月30日 11時19分14秒


(大坂山口神社)


(穴虫・東側)



(穴虫西)

GWと言えば、関西エリアから一歩も出ずに地味なスポット巡りをする時期なわけですが、今年も奈良・滋賀・京都府内を観光する予定です。
前半の連休はまずは奈良ということで、どこへ行こうかと検討したのですが、今まであまり行っていないエリアと言うことで香芝市をまず思いつきました。香芝と言うとひたすらベッドタウンの住宅地というイメージで、あんまりまともに散策したことが無かったのですが、大阪との境である穴虫峠に近い穴虫の集落には、どうやら古い町並みなども残っている様子。西名阪道を降りてすぐでそんな不便な場所でもないので、試しに行ってみました。

地図で見ると集落は、大坂山口神社のある山を取り巻くように広がっていて、東側の穴虫と、西側の穴虫西に中心部が分かれている様子。
まずは二上駅に近い大坂山口神社に立ち寄りましたが、なかなか風格のある立派な神社で、今まで来たことが無かったのが不思議な感じ。そこを起点にまずは東側の集落を歩きましたが、驚くほど立派なお屋敷(周囲を一周するのに何分もかかるような巨大なものも見られた)が建ち並び、まだこんなところが残ってたかと感心。
池を越えて西側のほうも、山麓の起伏のある地形に合わせて古い医院などの屋敷が連なり、こちらもまた見事な景観。東側に比べると、より都市的な町並みのように感じられました。
二つの集落内をほぼくまなく歩きまわりましたが、奈良における近年の散策では、最大の収穫でした。

現地には集落の歴史や由来などは何一つ説明がなく、ネット上で調べても詳しい情報が出てきません。これだけの規模の町並みとなると、もう少し情報が欲しい所ですね。