伊勢は伊勢でも/いわくつきの峠2016年07月04日 20時14分25秒








昨日の夜から、某うらみち管理人が出張で和歌山の新宮まで行くことになり、それなら途中の伊勢方面までドライブにでも行こうかということになった。
まずは津に向かい、津ぎょうざというの(直径15センチの皮を使うという、巨大揚げぎょうざ)を食べたが、さてそこからどうしようかということに。そもそも、津も松阪も何度も出かけていて、特に目新しい行き先というものはない。

そこで、一つ名松線の終点である伊勢奥津まで行って、その近くにある多気宿の町並みでも見に行こうかという話になった。一応、津市美杉町だが、要するに最近までは美杉村だったわけで、伊勢は伊勢でも相当な山の中である。津の市街地からは50キロ近くある。
ずっと名松線に沿って車を走らせたが、この道はなかなか快適で、天気も良かったので(良すぎて、気温がすごいことになっていたが)夏のドライブの感じを楽しめた。

で、奥津と多気宿の町並み(ちょうどアジサイが満開で、非常に美しい宿場であった)を歩き、その近くにある北畠氏館跡というのを見学して、さあ帰ろうかということになったが、うらみち管理人としては松阪に出て、そこから新宮へ向かいたいらしい。
ところが、美杉から松阪までの国道368号には酷道マニアにも有名な仁柿峠という難区間がある。大型車通行禁止、乗用車でも行き違いに苦労するという難所で、十数年前の夜中に逆方向の松阪から奈良方面へとここを走ってえらい目にあったことがある。家に着いて、疲れ果てて寝込んでしまったほどだった。(このときは、途中で峠集落という廃村も見つけて、夜だけにかなり恐ろしかった)

酷道を走らされるのは毎度のことだが、そういう経験があるのでここを走るのは気が進まず、どうしても松阪に出たいらしいうらみち管理人にバトンタッチした。最初は余裕をかましていたうらみちすとだが、さすが名だたる酷道だけに途中からは必死だった。もっとも、今回は明るい昼間だし、何せあれから十数年こんな道ばかりをドライブしてきたこともあって、超難所とまでは思えなかったが。
結局、5時半発の新宮行に間に合わず、ファミレスで早めの夕食を取った後、7時前の新宮行鈍行でうらみち管理人は旅立って行った。松阪からでも4時間近くかかったというから、友よ、新宮はあまりに遠い。

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