四日市の光と影(2)2007年12月11日 21時01分12秒

さて、帰りの電車に乗ろうと、近鉄四日市の駅前を離れ、JR四日市へと向かう。中央通りの西の端に近鉄、東の端にJRというのがこの町の構造で、その間は数百メートル離れている。ところが、東へ歩けばあるくほど町は淋しくなっていく。不安になって来た頃に、前方に駅が見えてきた(写真)
つまりこの町の中心は、完全に近鉄側に集まっているのだった。奈良市もそうだが、ここまで極端ではない。駅自体も、立派な高架でデパート併設、特急が次々とやってくる近鉄と、古びたホームに一時間3本程度の列車しか来ないJR(一応、「関西本線」なんだけど)では、自ずから勝負は見えている感じだった。でも旅情では、JRの勝ち。