幻の巨大チェーン2010年06月27日 09時39分30秒


昨日、友人たちと一緒に、近所の「力餅食堂」で初めて晩御飯を食べた。
「力餅食堂」と言われても、関西以外の人には何のことだか分からないだろうし、関西在住の人にしても、「近所になんかそんな名前の古い食堂があるな」程度にしか思わないだろう。

しかしこの力餅食堂、実は関西一円に100店舗以上を有するフランチャイズチェーン店(と言うか、のれん分けを繰り返してここまで成長したというのが実態らしい)。しかもその歴史は明治時代以来という、もしかしたら日本最古のチェーン店かもしれない。どう見てチェーン店には見えない、レトロな風情が好ましい。

チェーンと言っても、共通するのは杵が交差したマークの商標だけで、メニューなどはそれぞれの店でばらばららしい。店の造りもそれぞれで全然違う。
昨日の店では、うどんと丼物がメニューの大半を占めていた。麺のコシがどうこうとか言うのは無粋と思える、やわらかくゆでられたうどんは、懐かしい味でなかなかおいしかった。