真夏の大橋2016年08月07日 20時08分11秒






昨日は山陽電車に乗って、神戸の垂水にある舞子公園というところへ出かけて来ました。
前から見たかった移情閣(孫文記念館)という重要文化財の建物(なかなか良かったです)を見るのと、後は海でも眺めようというつもりでしたが、やはり真下から見上げる明石海峡大橋のド迫力に目を奪われて、そっちがメインみたいになってしまいました。

橋の中までエレベータで上がって展望できる、「海上プロムナード」というのもあって、これは面白そうだと入ってみました。眺めも良いし、橋の中の構造も良くわかるしで一見の価値があります。ただ、足元がガラス張りという通路があって、これは怖かった。遥か下方の海に落ちたらと思って、足がすくみました。

周囲にはリゾート風のホテルや海水浴場もあって、まあさすがに神戸、真夏の雰囲気にぴったりのおしゃれスポットでした。

町並み写真館「黒島」2016年05月15日 15時32分51秒




まちなみ街道の町並み写真館に、石川県能登半島の「黒島」を追加しました。
平成19年の能登地震で大きな被害を受けながら、建物の修復を行って重伝建地区にまで選定されたという、まさに不死鳥のようによみがえった町並みです。

一昨年の能登半島一周旅行の目玉だったのですが、素晴らしい秋晴れの中、陽が少しずつ傾き始めた中で歩いたこの町は、強く印象に残りました。輪島に行かれる際には、ぜひこちらにも立ち寄ってみていただきたいと思います。
(写真は角海家の、数十メートルに渡って続く板壁)

連休前半2016年05月01日 19時50分11秒






金曜日に、いつもの忘年会メンバーに25年ぶりに会う大学の後輩2人を加えたOB会があり、なかなか盛り上がったが、25年も経っているとはとても思えない違和感のなさだった。人間、変わらないものである。今後はメンバーを少しずつ増やしていこうかということになった。

で、ゴールデンウィーク前半三連休の予定はこれだけだったのだが、結局うらみち案内の取材で山科のカフェやら城陽やらに出掛けたり(写真一枚目は城陽市の「花の小径」)、ウォシュレットの取り付けをやったり、近場の宿場町を歩いて猫と話したりお茶飲んだりしてたらあっという間に終わってしまった。
後半の連休も、結局すぐに終わるのだろうな。文章のほうも、頑張って書くとしましょう。

りんくうの海2016年03月21日 19時11分31秒






だいぶ暖かくなってきたので、少し行動範囲を広げようかと大阪は泉南のりんくうタウンへ……出掛けたわけではなく、その近くの町並みを見に行ったのですが、さすがに開発著しい地域だけに古い建物はかなり減少してしまっている様子。
まあそれは仕方ないと思いつつ、せっかくここまで来たから関空でも眺めるかと思って海岸沿いに出てみてびっくり。リゾートみたいな風景が広がっていたのでした。

よく見ると砂浜ではなく、大理石の玉石が敷き詰められているということで、そのまま座ると少々痛かったりするのでしたが、ともかく沖縄以来のこんな風景、おまけに昨日の泉南は非常に天気が良くて暖かく、もう延々と海辺で音楽(やっぱり大滝師匠)聞いたりしてしまいました。

帰りの駅まで、アウトレットモールの中を通って帰ろうとしましたが、脳内がリゾートモードになってしまっているためか、ついシャツを衝動買い。いやちょうど新しいのを買おうと思ってたんだ、などと考えましたが、冷静に振り返ればビーチに出るまではそんなことは考えてもなかったのでした。
琵琶湖に比べると少し遠いですが、格段に南国ビーチっぽいので、ここはまた行きます。

夢で叫んだように2016年03月18日 22時01分52秒











……

(大滝詠一,「探偵物語」,「DEBUT AGAIN」M-6)

京都と鳥取の間2016年01月16日 21時32分22秒



先週は三連休だったが、年末からずっと出掛け続けでいい加減疲れていたので、もうおとなしくしていようと思っていた。しかしそうは問屋が卸さず、某うらみちの人がやる気満々でうらみち取材にドライブ行こうぜとか言う。車を出すのはこちらである。
まあ近場ならと思ったが、ところが行き先を聞いたら旧夜久野町だと言い出す。夜久野と言えばほぼ兵庫だ。まじかよと思ったが、温泉に入れるならということで車を出すことにした。
玄武岩公園というマイナースポット(上の写真、人っ子一人いなかったが、ここはなかなか面白かった)を見たり、夜久野高原温泉というのに入浴したりしたが、まあ悪くはなかった。

ここは兵庫県境からはわずか数百メートル、歩いて行ける距離で、標識を見ると京都市と鳥取市のちょうど中間地点。京都縦貫道が全通したおかげで、昔に比べるとずいぶん近くはなったが、それでも帰ってくるのは大変。ただ、夜の9号線を走るのは楽しかった。あのわびしさ、あの風情はやはり山陰への道という感じである。雪が降るとえらい目に遭うけどね。

町並み写真館「増田」2015年10月02日 22時45分08秒



まちなみ街道の町並み写真館に、横手市増田の写真を掲載しました。
昨年夏の秋田旅行の際に訪れた町並みで、通りに商家が建ち並ぶ風景よりも、むしろその家の中にある「内蔵」見学がメインという珍しいところです。家の中にある蔵の中にさらに立派な座敷がある、というのをいくつも見ていると、シュールな感じで何とも不思議です。
写真に撮るのも難しかったのですが、ニコワン用の超広角ズームを駆使して何とかなりました。

風立ちぬ、今は秋2015年09月13日 16時10分46秒






すっかり秋っぽくなって来たので、ここは一つ「おいしいランチ&高原のテラスっぽいところ(ただし市内の近場)で爽やかにお茶を飲む」という非常にざっくりとした内容の企画をやろうということになった。しかし、そんな近場に高原みたいなところが果たしてあるのだろうか。

で結局、四条河原町の菊水で洋食ランチを食べてから、比叡山頂のガーデンミュージアム比叡に行くことになった。ここは、花が咲き誇る庭園の中に、印象派の陶板画が展示されているというスポットで、実際に行ったのは初めてだったが、なかなか悪くない雰囲気。睡蓮の池が再現されてたり、ちょっとだけ徳島の大塚国際美術館を思い出す。幸い、天気にも恵まれた。
テラスっぽい場所もちゃんとあって、手紙こそ書かないものの、一応夏から秋への不思議な旅っぽい気分は味わえた。

比叡山頂までは、出町柳から叡電・ケーブル・ロープウェイの乗り継ぎで、このケーブルに乗ったのは恐らく二十数年ぶり。今回は京都側へ戻ったものの、さらにバスと坂本ケーブルを乗り継げば滋賀側に降りることも可能で、これって立山アルペンルートのミニ版みたいでもある。泊まろうと思えば、リゾートホテルもある。京都市内からごく近い割に、結構面白いコースではないかと思う。

1インチ艦隊の3年2015年09月07日 19時42分41秒




RX100投入から丸三年、ニコン1V1を買ってからも間もなく三年になるわけだけど、この二機種&交換レンズ群の1インチセンサー機艦隊を各種撮影の主力にする、というダウンサイジング戦略は非常にうまく行った。
ほとんどの場面でこれで十分な写真が撮れて、機材の相当な軽量化ができた。車で出掛ける時はAPS一眼も持って行くし、見比べれば確かに画質差はあるけど、それほど大きく気にはならない。むしろ機動性が上がったおかげで、撮影できるシチュエーションの幅はひろがったように思う。

まちなみ街道の最近の更新分から列挙すれば、連島・木之本・園部・足守・加太・真鍋島・金堂・上賀茂・大沢・太平寺・御手洗とどれもこの二台で撮影した写真を使っている。若干ダイナミックレンジが狭いので、撮影に気を遣うこともなくはないけど、写りは十分だと思う。

RX100は結局、後継機(M3、M4)が分厚く重くなってしまったせいで、やっぱり買い換える気にならない。動作が一時不安定だったのも解消した。ニコワンのほうは、新センサーで画質が劇的に向上した真打ちのJ5が登場したし、このセンサーが搭載されたV系列の新型を見てから、また考えてみよう。

ゆく夏に2015年08月30日 20時28分43秒



週末ごとに必ず雨が降り、気分的にも色々感傷的になってしまって元気が出なかった去年の夏と打って変わって、今年は見事に夏らしい夏だった。
自分の中で夏の定番である、伊勢・丹後・静岡にも全部出掛けたし、どれも満足の行く遠出だった。やっぱり、人に会うというのが一番嬉しいかも知れない。
今週末が雨まじりで終わってしまったのは残念だが、もうここまでで十分納得。まだしばらくは残暑も続くだろうし、もう一回くらいアンコールで出掛けてもいいかな。


ゆく夏に 名残る暑さは 夕焼けを吸って燃え立つ葉鶏頭 秋風の心細さはコスモス
何もかも捨てたい恋があったのに 不安な夢があったのに いつかしら 時のどこかに置き去り
空色は水色に 茜は紅に やがて来る淋しい季節が恋人なの
(荒井由実,「晩夏(ひとりの季節)」,「14番目の月」M-10)