文句なし ― 2016年09月03日 21時24分12秒



というわけで、年に一度の東北旅行、今年はついに山形県に来ています。
全国47都道府県で最後に残っていた、観光に来たことのない県だったので、これで全県制覇を達成しました(宿泊したことがある、というしばりでは埼玉に泊まったことがまだありませんが)。
山形が最後になったのは、東北でも唯一の重伝建地区が存在しない県だからというのが理由だろうと思います。
今朝伊丹から仙台空港に着いて、そこからレンタカーでまずは山寺へ、次に山形市内に出て文翔館(旧山形県庁・重文)、そこからさらに日本海まで車を走らせて温海温泉泊という結構な長距離移動コース。
メジャー観光地すぎて今さらこんなことを言うのもあれですが、なるほど山寺は素晴らしかったです。夕暮れ時に日本海沿いの国道をドライブして、温海にある道の駅から、完全に沈みきるまで夕陽を眺めることもできました。とにかく晴天に恵まれて、文句なしに充実した旅行一日目でした。
で、今泊まっている旅館ですが、今までに某メンバーの旅行で泊まった全ての温泉旅館と比べても明らかに最高ランク。温泉も料理も文句なし。なのに、宿泊代は他の温泉地での並クラスくらいの額で、何かの間違いじゃないかと三人で首を傾げるほどなのでした。
明日は、北部方面へと向かう予定です。
山形は今日も完璧 ― 2016年09月04日 21時34分45秒


山形旅行二日目、予報ではくもりで一時晴れ程度でしたが、実際には朝から雲一つない快晴全開で、そのまま夜まで。
今日は羽黒山の五重塔(国宝)と宿坊群、酒田の山居倉庫、金山の町並みと最後に宿願の銀山温泉泊と言うコースでした。
昨日に続いて全く外れ無しの素晴らしいところばかり。まちなみ街道的視点からは、もう一つ情報の少なかった金山が収穫でしたが(頑張ればここは伝建行けるのではないか)、やはり銀山温泉の素晴らしいこと。今まで訪れた温泉街の、別格級ナンバーワンでした。感動しながら散策してました。両方とも、いずれ町並み写真館に掲載します。
これで一応日程消化ですが、明日夕方の仙台空港までまだ一日あるので、どこか巡るつもりです。かろうじて夏の終わりの旅行と言う時期も良かったのでしょうが、今までの東北旅行シリーズのベストで、長く印象に残る旅になりそうです。
羽州浜街道の夕陽 ― 2016年09月10日 20時45分53秒



山形旅行からあっという間に一週間。先週の今頃は、温海温泉の豪華旅館にいたのに、などと寂しい気分になります。
その温海温泉に向かう途中、国道7号線・羽州浜街道の道の駅あつみに立ち寄ったのですが、ここは文翔館でお会いしたうらみち管理人の知人の方が、夕陽の名所なのでぜひ立ち寄るように、と教えてくれた場所とのこと。
で、まあ見事な夕陽を見ることができました。一昨年の象潟で見た日本海の夕陽も素晴らしかったですが、今回は完全に沈み切るまでを見ることができて、あの時以上でした。
ここへ高速で向かう際に、なぜかカーナビに最寄りのインターでなく、その手前で降りるように指示されてしまい、しまったと思った(というか、「ナビをよく見とけボケ」と仲間内でもめた)のでしたが、おかげで夕暮れの浜街道をドライブできるというおまけがつきました。あの淋しくも美しい風景を見ながらのドライブは、数年前に鳥取西部の海岸近くを走った時に匹敵する感じで(あの時は、キャンプ用の食材を買わなきゃならんのにスーパーがない、というもうちょっと切実な状況でしたが)、忘れがたいものになりました。
格別 ― 2016年09月11日 21時15分52秒



これほどあちこち旅行していても、というかあちこち旅行しているせいなのかもしれないが、「今は特別な場所・時間だ」とまで感じられるようなことは少なくなってしまった。最近だと、去年の沖縄くらい。
しかし先週の銀山温泉では、まさにその特別感をしみじみと感じることができた。参加メンバーで散策している時も良かったが、その後ちょっとだけ一人で歩いて、ユーミンの「遠雷」を聴いていると、これで夏の締めくくりなんだということが納得できるような気がしたのだった。
重伝建に行っていないが ― 2016年09月17日 23時10分03秒

波浮(東京都)

金山(山形県)

楢下宿の眼鏡橋(山形県)
この夏の旅行では、非常に珍しく重伝建地区に一箇所も行かなかった。東京も山形も重伝建地区に選定された場所がまだ一つもない県なので、当たり前である(あと、神奈川と熊本にもない)。
そもそも、今年の前半は旅行自体行っていないから、今年はまだ重伝建の取材がないということになる。これは結構珍しい。去年など、五箇所も新たに訪れたのだが。
しかし、それで内容に不満があったかというと、何度も書いた通りそんなことは全くなく、良い町並みをいくつも訪れることができた。
結局のところ、何かに選定とか登録とかされていることがすべてではない、というごく当たり前のことを、再確認しただけとも言えるかもしれないけれど。
今年は後半にも遠くに行く予定はない(あとは東北と北関東、九州にしか未訪の重伝建は残っていない)ので、珍しく一年間に一か所も行かないことになるかもしれない。この前選定された、彦根の芹町というのが写真がない(あるのかも知れないが、どれが芹町か分からない)ので、そこへ行くのが唯一になるかなと思っている。とか言ってると、全然知らない場所が新規で選定されたりすることもあるのだが。
町並み写真館「萩」 ― 2016年09月18日 19時24分59秒


まちなみ街道の町並み写真館に、「萩」の街並みを新規掲載しました。
萩は学生時代のサークルの関係で、合宿で何度か訪れた思い出深い場所(打ち上げで、夜の菊ケ浜で服を着たまま海に入る、というのが恒例だった。若者ですな)。
しかし当時は町並み趣味が本格化する直前で、一通りの観光はしたものの、写真も何も残っていませんでした。
そこで数年前の秋に、萩と津和野をセットで巡るという往年のアンノン族黄金観光コースに一人で出かけて、改めて取材をしてきたのでした。昼間に見る菊ケ浜の美しいことには、感心しました。
夜はケチって小さなホテルに泊まり、晩御飯は国道沿いのガストで食べながらリナザウで文章書いたりしたのですが、あれは寂しかったなあ。のちにその時の思い出を原型に、クリスマスものを書いたりしました。
まちなみ街道掲載の町並みとしては、最後の大物という感じもします。これで全国的に有名な観光地となっているような町並みは、ほぼ全て掲載したかもしれません。しかしまだまだ、更新は続きます。

8年経って、今も寝る ― 2016年09月19日 11時29分19秒

ネコは昨日の涙 舐めてくれた だけど慰めてくれてるんじゃない
違うよ 違うんだ 味を見たいだけ 誤解だったんだ
だけど いいじゃない わたし それで救われた
何をしてるって ただ寝てる ただ寝てる ただ寝ているんだ
寝てる まだ寝てる まだ寝てる ただ寝ているよ
(KIRINJI,「ネンネコ」,「ネオ」M-7)
熱闘甲子園的な ― 2016年09月24日 20時38分16秒

地球の裏側ではオリンピックが開催されて、熱戦が繰り広げられた今年の夏でしたが、僕は僕で地味に熱戦に参加していました。というのも、某新人賞で2次予選・3次予選と勝ち進み、4次予選に出場(?)するところまで進出したのでした。ここを突破すれば、ほぼ作品が世に出ることになるようなのです。
まあ、結果的には健闘空しく敗退ということで、また来年の応募をお待ちしています的な終わり方でしたが、5000人近くが応募するようなところで上位1%台にまで食い込んだというのは大きく、個人的には甲子園に出場したくらいのインパクトはありました。昨年も別の賞で選評が公表されたりしましたが、あれはたまたまじゃなかったとやっと思えました。
某投稿掲示板で、たくさんのアドバイスをいただきながら、コンダラを引きずりつつ走り続けたおかげであるのは間違いなく、読んでくださったみなさん及びサイトの開設者さまには深くお礼を申し上げたいと思います。もちろん、まだまだ特訓は続きます。
最近のコメント