TOKYOトワイライト・クルーズ2016年08月05日 22時28分41秒






さて、東京に行ったとか言いながら実は伊豆大島、というお約束ネタをさんざんやったわけですが、実は23区内にもちゃんと足を踏み入れました。
というのも、帰りの熱海行きの船が大島を2時台に出航するのが最終と言うことで、それではさすがに時間が早すぎるため、5時前の船でわざわざ東京竹芝桟橋経由で帰ってきたからなのでした。
竹芝桟橋の名前は有名ですが、もちろん行ったことなど無く、東京のどこら辺りにあるのかも全く知らなかったのですが、品川が結構近くて、新幹線に乗り継いで京都まで帰るには案外便利な場所なのが分かったので、このプランにしたのでした。

伊豆大島から東京までは、三浦半島の沖を通って、浦賀水道から東京湾をほぼ縦断するというコースで、ちょうど日没前ということもあってちょっとしたクルーズ状態。「このしょぼい橋がレインボーブリッジらしいで」とかけなしつつ、大都会のウォーターフロントの眺めに大喜びで帰ってきました。羽田を離陸する飛行機なんかも目の前に見えて、昼間にヘリの発着を見た大島空港との違いに感心。

23区内の町なかにいたのは、竹芝桟橋に上陸して浜松町駅まで歩いた、ほぼその10分ほどだけ。品川に出て、そのままのぞみで帰ってきました。でも東京タワーが遠くに見えたので、一応東京を歩いたということにしました。


(TOKYOタワー)

真夏の大橋2016年08月07日 20時08分11秒






昨日は山陽電車に乗って、神戸の垂水にある舞子公園というところへ出かけて来ました。
前から見たかった移情閣(孫文記念館)という重要文化財の建物(なかなか良かったです)を見るのと、後は海でも眺めようというつもりでしたが、やはり真下から見上げる明石海峡大橋のド迫力に目を奪われて、そっちがメインみたいになってしまいました。

橋の中までエレベータで上がって展望できる、「海上プロムナード」というのもあって、これは面白そうだと入ってみました。眺めも良いし、橋の中の構造も良くわかるしで一見の価値があります。ただ、足元がガラス張りという通路があって、これは怖かった。遥か下方の海に落ちたらと思って、足がすくみました。

周囲にはリゾート風のホテルや海水浴場もあって、まあさすがに神戸、真夏の雰囲気にぴったりのおしゃれスポットでした。

忍耐とそうめん2016年08月13日 21時03分16秒




(貴船での優雅な休日)

初の山の日だった木曜日、いつものメンバーで貴船の川床に流しそうめんを食べに行ってきた。
とだけ書くと風流なものなのですが。

「貴船そうめん企画」はもう何年も前から案があって、行こう行こうと言いながら一向に日程が決まらなかったのだが、今回はなぜかすんなり決定。ところが、その決定した日がお盆前の11日。予約は受け付けておらず、ネットで調べると夏場の休日は三時間待ちとかにまでなるらしい。普段なら、行列して飯を喰うやつなどアホでしかないという考えで一致している某メンバーだが、通常は五ケタ前後のお値段を覚悟しなければならない川床で、1300円で昼飯が食べられるというのだから一度は行ってみたい。待つのもネタのうちということでOKが出た。待つといっても、整理券をまずもらってから貴船神社を参拝したりして時間をつぶせばいいということなので、それなら構わないだろうという目算もあった。

甘かった。出町柳で叡電に乗る時点から、観光客で満員なのを見て嫌な予感はしたのだが、そのほぼ全員が貴船口で降りた。貴船に集まる観光客の数は尋常ではなかった。貴船口からのバスを二台見送った。整理券をもらうだけで1時間半行列した。3時間半という待ち時間は、券をもらってさらにそこからの話だった。整理券の受付でそう言われた瞬間、全員に死相が浮かんだが、もう後には引けない。
時間つぶしでどこかで涼もうと思ったが、辺りは観光客であふれかえり、しかもそんなところにあろうことか車で突っ込んでくる他県ナンバー(多くは関東)が狭い道で立ち往生、まさに地獄絵図である。

流しそうめんにありついたのは、貴船到着五時間後の午後四時になった。食べている間は「次お前取れや」などと大盛り上がりで大変に面白かった。川床は実際大変に涼しく、素晴らしい。達成感はあった。しかし、疲れ果てた。
あれは五ケタを平気で出せる、富裕層が行くところという結論になりました。ピークを避けた平日ならだいぶ違うのかも知れないが。


(貴船神社の参拝客行列)

町並み写真館「花沢」2016年08月14日 21時16分42秒





まちなみ街道の町並み写真館に、静岡県焼津市の「花沢」を新規掲載しました。
ちょうど一年前の夏に取材に行った町並みで、久々の静岡行きだったので、数年ぶりに学校の後輩およびそのファミリーとご飯を食べたり、遠州森までドライブしたりと印象深い旅行でした。帰りの東海道線から見た日没も、忘れがたいものがあります。

今年の夏はああいう、鉄道での旅行をしてないなあ。静岡には今年も一応、大島に渡るために熱海にちょっとだけ立ち寄りましたが、こだまとはいえ新幹線と在来線鈍行ではやっぱりずいぶん違う感じです。今年は大旅行連発で、あと三週間で東北行きもあるので、贅沢は言えませんが。

夕方キャンプ2016年08月21日 19時34分33秒









今年は8月の前後に旅行が決まっていることもあって、夏のキャンプを実施しなかったのだが、何か物足りない。そこで、比較的近場でテント泊なしで、アウトドアで晩ご飯だけ作って食べるというのを実施することになった。

ところが、案外そういうことをできる場所がない。目的地だった八木の公園では、デイキャンプは5時までで、それ以降なら宿泊になるので駄目だということを言われ、途方に暮れてしまった。
幸い、そこから比較的近い日吉ダム内の施設に8時までイブニング利用というのができるバーベキューガーデンがあることが分かって事なきを得たが、事前によく調べていなかったので危ない所だった。

このスプリング日吉という施設は、去年の秋に温泉に入りに来たこともある場所なのだが、バーベキュー用のサイトは設備充実で、何だかおしゃれな雰囲気まである。周囲ではリア充系の学生たちがうぇーいとやっていたが、20数年前は我々もあんな感じで女の子たちと一緒にキャンプやバーベキューをしたものである。いつの間にかおっさんだけのグループになってしまったが。

ご飯のあとは温泉に入り、その後デザートのブドウを喰ったりとだらだらと屋外で過ごしているうちに10時くらいにまでなってしまったが、テントで泊まらないという点を除けばいつものキャンプとあんまり変わらない感じだった。
今年の夏は何かやり残しているような気がしていたが、これで結構満足できた。もうすぐ、夏も終わります。

夏の締めくくりは五條2016年08月30日 20時43分27秒







夏の締めくくりは、やはり奈良へ。
五條市内の栄山寺と、北宇智(近内)の集落を見に行ってきました。
栄山寺は、奈良時代に建てられたという八角堂が残るお寺で、この八角堂は地味に国宝だったりします。国宝だらけの奈良においては、かなりマイナーな部類に入ると思われますが、天井画が残っていたり、そもそも八角堂というもの自体が珍しかったりで(奈良には八角堂、いくつかありますが)一見の価値がある建物でした。

北宇智には、かつてはスイッチバックで有名な駅がありましたが、今は解消されてしまっています。集落内でひときわ目立つのが藤岡家住宅で、ここは内務官僚として和歌山や熊本の県知事も務めた俳人、藤岡玉骨の住んだ屋敷。
建物の驚くような立派さもさることながら、展示されている収蔵物の数々が大変面白かったです。官僚として全国で仕事をした上、ホトトギスの同人で、高浜虚子などの著名な文化人との交流もあったということで、非常にバラエティに富んだ品々が展示されています。南方熊楠ゆかりの品もありましたが、これは官僚として仕事で関わった時のものということでした。
閉館間際でしたが、ここを管理されているNPOの事務局長さんが熱心に、かつ面白く色々説明してくださいました。無住となり、一度は廃屋同然となっていたものを、苦労の末に整備されたとのことでした。

8月は結局、近畿圏内ばかりに出掛けていましたが(他に、滋賀の水口にも行きました)こういう夏も珍しい気がします。7月に伊豆大島に行ってしまったので、たまたまこうなったわけですが。
台風10号が通り過ぎて、一気に夏も終わってしまった感じで淋しいですが、今週末は今年のメイン旅行になる東北行きもあります。向こうも台風通過後で、すっかり秋の旅行になってしまいそうな気配ですが。