パリの恋人2006年06月03日 21時56分14秒

韓流ドラマではありません、最初に断っておきますが。

昨日の深夜テレビでやっていた、「パリの恋人」という映画を見た。ストーリー自体は、本屋で働く地味な娘が、ファッション雑誌のカメラマンに見出されてモデルとなり、パリで成功かつカメラマンと恋仲になってハッピーエンド、という他愛のないものだが、キャストがオードリー・ヘップバーンとフレッド・アステアとむやみに豪華。歳が離れすぎてやしないかとは思うが。

しかし驚いたのが、演出のおしゃれでモダーンなこと。大胆な色彩やモンタージュを多用していて、特に冒頭の「世界の女性の服装を全てピンクに」という歌の部分は、まさにピチカート・ファイブとかの感じ。1950年代の映画だが、要するに90年代に彼らがやりたかったのは、こういうのなんだろうなと改めて思った。

むやみにパリの名所が映り、主人公達が素直なおのぼりさんぶりを見せるのは一種のギャグだろうが、しかし当時のアメリカ人にとって、パリが憧れの対象だったのは、ある程度事実なのだろう。

それにしても、知的だが頑固で個性的な美人、という主人公が、知っている人にそっくりに思えた。身贔屓だろうか。

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