町並み写真館「備後府中」2019年12月01日 13時00分43秒



昨日は色々用事があって、11月分の更新としては1日遅れとなりましたが、まちなみ街道の町並み写真館に、広島県の「備後府中」の町並みを掲載しました。
数年前のクリスマス時期に訪れた町で、個人的には石州街道を歩いた後に見たイルミネーションのほうが印象に残ってしまったりしましたが、町並みのほうもなかなかのものです。

タイトルは当初、単に「府中」としていましたが、東京に同じ府中市があったり、同じ広島県内(安芸? 広島市内といっても良い)に府中町もあるので、「備後府中」としました。町の名前に旧国名がつくの、好きですしね。

出口道(旧石州街道)の入り口。

新型スマホ、Xperia52019年12月03日 20時46分30秒


(換算50mm、F2.4)

(換算26mm、F1.6)

(換算16mm、F2.4)

三度目となる、スマホの機種変更を先日実施。店頭ではなく、オンラインで手続きをしたが、これは楽だった。もうショップに行く必要はないだろうな。

いつもはシャープ機なのだが、ハイエンド級の性能で比較的コンパクト(かなり縦長ではあるが)ということで、今回はソニーの最新機種、Xperia5。これなら分割払いをしながら長期間使っても性能に不満は出ないだろう。

ソニー機と言えばカメラ性能に定評があり、常用しているRX100シリーズとも画の傾向が似ているようなので、どんなものかと思って撮って回っているのだが……ちょっと唸ってしまうくらいに良く写る。
最近主流の複数レンズで、超広角16mmから標準域の50mmまで、デジタルズームなしでカバーできてしまうというのもすごい。メインの26mmは1/2.6インチセンサーで、普及帯コンデジとセンサーサイズもほとんど変わらず、しかもF1.6の大口径だ。

エントリー帯のスマホでも、いずれこの性能に追いつくはず。こんなものが出てきては、GRなどの一部の高級機を除いて、コンデジはいよいよ完全に壊滅するだろうな。喜んで撮影しながら、何とも言えない寂しさを感じることも否めなかった。

後輩来りて2019年12月04日 21時13分58秒



金曜の夜から、関西出張のついでということで、静岡在住の後輩が来ていた。
ほぼ2年ぶりだが、時期も時期なのでほぼ忘年会だろうと、四人で京都駅のもつ鍋屋に行って宴会と言うことになった。とにかく、学生の時そのままで、何時間も延々ギャグ合戦。ひたすら笑い続ける、愉快な時間が過ごせた。

夜はうちに泊まって、やはり深夜まで馬鹿話。翌日は朝から三人でうちの周辺をうろついて(そいつも京都時代は、うちのすぐ近くに住んでいた)、20数年ぶりの街が変わったの変わってないのと盛り上がる。
最後はそいつがバイトしていた居酒屋(今はお好み焼き屋)で、店の内装がそのままだとか言いながらお好み焼きを食べて、解散。静岡へ帰って行った。

全くのノーストレスでこうして色々しゃべることのできる、これだけ長い付き合いのメンバーが何人もいるというのは、あんまりうまく行かなかった気がする僕の人生における、もっとも優れた点の一つだろうと思う。少なくとも、9月1日以降では一番楽しい週末だった。

おいでました、山口2019年12月09日 19時44分58秒


(宇部新天街)


(宇部井筒屋デパート跡)

(山口駅)

(新山口駅)

ようやく旅行をする気力が戻ってきて、この土日で山口方面に出かけて来ました。
新山口駅を起点に、萩市佐々並市の重伝建地区と阿知須の町並み、それに今までまともに見たことが無かった山口市と宇部市の市街地を歩いてきました。
この時期の遠出と言うことで、クリスマス風景も撮影しましたが(特に宇部は苦戦しました)、これはまた改めて。

山口駅前の県庁所在地とは思えない淋しい雰囲気は、ある程度予期していたので、逆に何とか持ちこたえてるかなとも思えました。大津よりはましな感じ。

ところが、元々山口市より人口が多く、下関に次いで山口県第二の都市だった宇部のほうは、中心である宇部新川駅周辺に広がる商業地の衰退がかなりなことになっていて(特に銀天街)、こちらのほうが歩いていて辛い気持ちになりました。市街地自体はビルも並んで立派なのですが。
昨年末で閉店した、井筒屋デパートの宇部店跡地が交流スペースなどとして暫定利用されていて、ほとんど居場所のない街の中で、ここにいる時が一番ほっとしました。デパートはただの商業施設ではないのですね。早く本格的な再活用が決まると良いですが。

結局、新幹線が通ることになった新山口駅(旧小郡町)が、拠点機能をみんな持って行ってしまったのだなあ、と未来都市のような立派な駅の中で思ったのでした。

メガ無印再び2019年12月15日 21時12分41秒






5月の10連休に、堺の北花田にできた巨大無印良品を見に行ったところですが、今度は京都市内の山科にも同じような関西最大規模の店がオープンしたとのことで、昨日見に行ってみました。

閉店した大丸山科店の跡地に出来たこの店ですが、堺のメガ無印が広大なワンフロアに展開しているというインパクトのある構成だったのに対し、こちらは3フロアに分かれていて、雰囲気も落ち着いた感じ。普通に買い物をするには、こちらのほうが良さそうです。

どこも混んでいて入ったことのない無印カフェ、ここはそれほどでもなかったので、せっかくなのでカフェオレを飲みながら文章を書いてきました。
普段使いするには、山科と言うのはちょっと馴染みの薄いエリアではあるのですが、それでもまた遊びに行くだろうと思います。

宇部のクリスマス2019年12月21日 11時31分15秒









宇部市は人口約17万、山口県第三の都市ですが、山口市が小郡町などと大合併をする前は下関に次ぐ二番目の町でした。
町の中心は宇部線の宇部新川駅周辺で、宇部興産の巨大な煙突がそびえ、メインストリート沿いにビルが並ぶ様子は主要都市の風格があります。

しかし、中心市街地の商業機能は相当に弱体化していて、昨年末には唯一のデパートだった井筒屋宇部店が閉店するなど、とても17万都市とは思えない寂れ方。人のいない12月の夜の街を歩いていると、寄る辺のなさが胸に迫ってきて悲しいくらいでした。

これはクリスマスムードどころではない、と思いかけたのですが、市内の各所でイルミネーションイベントが開催されていたらしく、幸いにも旧井筒屋近くの勤労青年会館と言うところも会場となっていました。ここはいくらか賑わいもあってとても良かった。
また、メイン会場となっている郊外の公園などとの間を結ぶ「イルミバス」というのが面白く、暗い街を走り去っていくその姿は見事に幻想的で、記憶に残りました。

山口市のクリスマス2019年12月22日 10時57分22秒













山口市は人口約20万人、言うまでもなく山口県の県庁所在地ですが、平成の大合併前は人口14万人程度の都市で、下関や宇部よりも人口で下回ることで知られていました。

全国の県庁所在地の中でもほぼ最小規模の町で、中心市街地の商店街にも繁華街と呼べるほどの活気がないらしいと聞いていましたが、実際に山口駅から近い米屋町などの中心商店街を歩いて見ると、繁華街らしい雰囲気もいくらかは感じ取ることができました。井筒屋デパートの存在も大きいと思います。

商店街全体に飾りつけも施されていて、アーケードに面した「どうもん広場」では「冬の山口デー」としてイルミネーションが行われているなど、クリスマスムードも十分に感じられました。全体に若干淋し気ではありますが、それもまた良し。地方都市のクリスマスらしい雰囲気が味わえました。

なお、まちなみ街道別館の「地方都市のクリスマス」も更新を行っています。昨年の倉敷・和歌山の風景を掲載しました。

西神中央のクリスマス2019年12月23日 20時45分41秒









山口も良かったのですが、さすがに今年はちょっとクリスマス感が不足しているような気もしたので、この土曜日は神戸に行ってきました。と言っても、まず向かったのは三宮から山側へ地下鉄で三十分もかかる西神中央。
その名の通り、西神ニュータウンの中心として作られた街ですが、(信じがたいことに)関西で最後のそごうとなったそごう西神店が来年閉店とのことで、一度見ておこうと思ったのでした。

クリスマス感があるかどうかとか、何にも知らずに行ってみたのですが、さすがにデパートまである(今のところ)商業拠点だけに、ツリーやイルミネーション(特に、オリエンタルホテルの中庭のが見事だった)もにぎやかで、買い物もできました。

帰り道に久しぶりに三宮で降りて、少し歩いてみましたが、まあやはり神戸最大の繁華街は賑わいぶりが違います。大都会のクリスマスも、たまにはいいものです。


(関西最後のそごう、最後のクリスマス)

町並み写真館「栃尾」2019年12月30日 21時31分20秒



まちなみ街道の町並み写真館に、新潟の「栃尾」の町並みを掲載しました。
去年の夏に訪れた町で、有名な雁木の町並みももちろん良かったのですが、海沿いの平野から離れた場所にある、かつての拠点都市としての風格が気に行った場所でした。
1970年代までは越後交通の栃尾線が通じており、その駅舎がバスターミナルとして使われているということで、気になって見に行ったりもしました。

(旧栃尾駅のバスターミナル)

これで、まちなみ街道の今年の更新も終わりとなります。
今年は20周年を迎えた節目の年となりましたが、まだまだ淡々と更新を続けて行くつもりです。年明けにはさっそく新規の取材予定も入っていますので。