地味な年末年始2020年01月05日 14時13分12秒









というわけで、年も明けて2020年になりました。
9連休になったこの年末年始は、急な用事も出来たりして特に遠出などもせず、地味に過ごすことになりました。

イベント的なものと言えば、いつもの亀岡・湯の花温泉烟川で忘年企画をやったのと、久しぶりに天理市の昭和感がある商店街(奈良県随一の長大なアーケードがある。ここは寂れてはいない)を歩いたくらい。あとはいつも通り、初詣を何か所か行きました。
スタバを初め、色んなカフェに毎日のように立ち寄ってた気はします。奈良盆地らしいきれいな夕暮れも、何度か目にしました。車の走行距離が計350キロくらいに達してたのは意外でしたが。

まあ、まずまずゆっくりできたかなとは思います。12月には山口へ旅行に行ったし、来週は沖縄旅行を控えているしで、使える予算も限られているので、こんなものでしょう。

都会と離島2020年01月12日 20時26分52秒





というわけで、昨日から沖縄に来ています。
昨晩は大都会の那覇泊で、夜の国際通りを歩き、ホテルの窓から夜景を眺めたりしましたが、今日は一転して離島の夜。
それでも、小さな集落の通りはちょっとしたライトアップがされているし、小さな商店で昨日と同じブルーシールのアイスを買えたしで、なかなか悪くない夜だったりします。今年最初の重伝建地区取材も完了しました。

浦添観光、ゆいレールに乗って2020年01月14日 20時51分40秒


(浦添城からの眺望)


(浦添ようどれ)


(首里城)


今回の沖縄旅行、メイン目的地は渡名喜島だったのだが、ここは朝9時出航のフェリーに乗らないと行くことが出来ない。なので必然的に、那覇に前泊して、翌日の朝に出発という日程になる。

事前の予報では、この那覇での1日目だけが晴れで、後はくもりか雨ということだったので(これは外れた)、天気の良い1日を有効に使おうと、到着するなり観光へ。
ゆいレール(那覇市内を走るモノレール)が昨年の秋に浦添まで延伸されたので、その終点近くにある浦添城趾と「浦添ようどれ」というのを見に行くことになった(一日乗車券だったので一旦終点まで行って完乗はした)。

「ようどれ」というのは琉球国王の陵墓で、浦添城趾の中にあるということもあって、見た目はまるで城(グスク)。
車を使わずに見に行ける城というのは今まで首里城以外あまりなかったはずなので、駅から歩けるというのは手軽でありがたい。沖縄戦で相当な被害を被ったものを苦心して再建したということで、見応えがあった。
浦添城からの眺めも素晴らしく、しかし那覇の周辺というのはどこまで行っても市街地が続いているのには、いつも感心させられる。

帰りには、やはり首里城も見てきた。正殿周辺はひどいことになっていたようだが、広大な城郭は変わらず見学できるし、守禮門も無事なので、観光には大きな問題はありません。再建完了はいつになるだろうか、とは思いました。

島への行き帰り2020年01月18日 21時54分17秒







渡名喜島への往復は、夏季以外は一日一便しかないというフェリーで約二時間。
那覇で泊まったホテルは、そのフェリーが出る泊港の真上にある、なかなか立派で便利なシティホテルだった。

低気圧の通過直後で風は強そうだったが、そこそこ大きめの船だし大丈夫かと思ったら、最初のうちは良かったものの、外海に出るにつれてどんどん揺れがひどくなった。ついには、船内を歩くのも難しいという状況になり、前方の窓も波をかぶりまくり。同行メンバーの一人は、生まれて初めてという船酔いでダウンしてしまった。
僕もかなりヤバかったが、頭はふらふらしたものの、一応酔い止めも飲んでいたし、本格的な船酔いにまではどうにか至らずに2時間を乗り切ることができた。何と言っても、あの波照間島へのジェットコースターみたいなめちゃくちゃな航海よりはましだった。

帰りもやはり波は高そうだったが、今度は雑魚寝スペースをいち早く押さえてしまい、出航と同時に横になってひたすら寝るという作戦に出た。船酔いにはこれが一番である。これが功を奏して、三人とも全く船酔いはせずに済んだ。

那覇に近づくと波も収まり、晴れ間も見えてきて、デッキに出て音楽を聴きながら海を眺めたりもできるようになった。この時は、心底ほっとしたものだった。
離島は好きなのだが、荒れた海と言うのはなかなか厳しいものである。

島の時間2020年01月20日 20時34分07秒


(渡名喜島の海)

(宿泊した古民家)

(猫)

今回宿泊した渡名喜島は、今まで泊まった色々な離島の中でも最小の部類で、沖縄本島からも結構遠い。離島気分を存分に味わえる場所で、しかも島唯一の集落は重伝建地区となっており、沖縄の伝統的な集落の雰囲気がほとんど丸々残っている。

当然、以前からずっと来てみたかった場所の一つだったのだが、本島からさらに一泊して来なければならないというのはそれなりに難易度が高くて、実際に来るまでには何年もかかってしまった。

同じ重伝建地区の竹富島と比べると、こちらは観光客の数は極端に少なく、我々以外には数えるほどしか見かけなかった。宿泊施設の数も少ないのだが、地区内の古民家がいくつか一棟貸しで民宿として提供されており、ここに泊まることができた。これも貴重な体験で、非常に良かった。こういう時は、一人旅よりも何人かで旅行するほうが楽しい。

予報では、ほぼずっと曇りか雨と言うことだったが、青空がのぞく時間もあり、少なくとも雨は一度も降らなかった。この旅行の間、全く雨には遭わなかったということになる。
当然というか、海は大変に美しく、しばし夏の気持ちに浸ることができた。この島は、ダイバーにも人気とのことである。
猫もあちこちで見かけたが、そんなに人に慣れている感じではなかった。やはり、観光客が少ないからかも知れないが、撫でようとすると逃げてしまうのが少々残念ではあった。

島の夜2020年01月26日 15時24分03秒






(島の商店)

(ブルーシールアイス)

晩御飯を食べてしまうと、もう何にもすることのなさそうな渡名喜島の夜でしたが、集落内の主だった通りがフットライトで照らされていて楽しく散策もできるし、商店(特に看板も出ていないので、知らなかったら分からない感じ)でアイスを買うこともできたりで、なかなか楽しいひとときを過ごすことができました。

古民家の中でダラダラ三人でしゃべりながら食べるブルーシールのアイスは、味は同じでも前日に那覇の国際通りで食べた時とは全く状況が違って、そのギャップが面白かったりしました。
やはりこの島での夜が、今回の沖縄旅行で最も印象に残る思い出になるだろうと思います。

(大都会・那覇のブルーシール)