経る時2013年04月06日 11時50分47秒



今年はずいぶん早めの時期に桜が満開となり、おなじみの近所の水路沿いも先週末には見事な桜並木に。
ここの桜は意外と知られていないし、時期も早かったので観光客の姿もまばらで、のんびりと花見をすることができました。
今週はどうやら春の嵐のようなので、散ってしまうのだろうな。




(松任谷由実,「経る時」,「REINCARNATION」M-10)

水路の桜、というと思い出す曲。ユーミンで一番好きな曲の一つかな。

21992013年04月07日 20時56分10秒


話題の「宇宙戦艦ヤマト」リメイク版第一話をようやく見た。物が物だけに賛否両論が相当あるのは当然だろうが、個人的には悪くないと思った。
映像はさすがに最新のものだけに格好いいし(コスモゼロ、いいですな)、効果音やら音楽が当時のままというのは非常に良い。原作に思い入れのある、僕らよりも上の世代がかなり関わっているのだろうと想像できる。つまりは、今のエヴァ水準の作画技術で、「あの」ヤマトを再現してみたい、そんなところなんだろう。

全般に「軽い」感じなのは、実際の戦争帰りの世代が作っていた物みたいにはいかないだろうから、まあ仕方ないだろう。声優だって、納谷悟朗氏とかあんなものすごい人たちが揃うわけもない。今の世代に「ヤマト」を見てもらう、というだけでも意味はあるのだろうし。何せ子供の頃は毎日「ヤマト」のことばっかり考えてたくらい好きだったので、この作品がこうして生き続けるのは嬉しい。

ちなみに「ヤマト」好きの会社の先輩は、「餅つきのシーンは再現されるのか」「真田さんは『俺はトカゲだ』とちゃんと言うのか」などとしきりに気にしていておかしかった。

さよなら、キリンジ兄弟2013年04月10日 20時42分31秒


キリンジ兄弟としてのラストアルバム、「Ten」をようやく入手。ネットではなくリアル店舗で買うことにしていたのだが、京都ほどの町でもCDショップの衰退はすさまじく、この初回特典版ももう一枚しか置いていなかったのを確保できた。

ICEの宮内氏が亡くなった時以来の喪失感。恐らくもうこの先、ここまで思い入れを感じるようなアーティストが出現することはないだろう。もはや商業音楽も、ボカロなどの素人作品も、レベルが低すぎて全く聴く気が起きないというのが正直なところ。まあ、人生の後半は昔の音楽と共に生きていく、それで十分ではあるのだが。もちろん、ソロキリンジも弟のソロも聴き続けて行くつもりである。

そう言えば、日本の音楽売り上げが世界一になったそうだ。これだけCDが売れていない状況でそんなことになったというのは、世界的に音楽市場は終わりに向かってるってことなんだろうな。FM聴いてても、洋楽だってろくな新曲ないもんね。

早朝の速報2013年04月13日 11時54分39秒


二台のスマホが発するけたたましい警報音で、飛び起きた。
何事かと画面を見ると、播磨灘で地震発生という緊急地震速報。早朝五時という時間帯といい、震源域といい、まるっきり阪神淡路を思わせるような状況で、身構えながら揺れを待った。
やがて訪れた揺れは、あのときほど大きなものではなく、ほっとしながらも現地の状況を案じたが、幸い死者が出るような被害にはつながらなかったようだ。

近畿で震度6クラスというのは、いずれにせよ阪神淡路大震災以来だ。
先週たまたまNHKでMEGAQUAKEの再放送を見て、「日本列島は地震の活動期に入った」という内容に東日本大震災直後の不安が甦り、保存用の水とか食料とかを新たに買ったばかり。
この地震が即座に東南海の前兆とか騒ぎ立てるつもりはないが、防災意識を高める機会になればとは思う。

しかし、機種変で無効化したSIMを差した旧スマホでも、ちゃんと緊急地震速報だけは受信するのだな。速報用として生かしておく、という使い道があることに気づいた。
(写真は淡路市のCRK淡路送信所)

紅しだれコンサート20132013年04月14日 21時28分56秒


平安神宮で開催された「紅しだれコンサート」を見に行ってきました。
第二十五回だというこのコンサート、その名の通りライトアップされたしだれ桜が美しいことで知られるわけですが、実は僕は今までよく知らなくて、初めての参加。
今年は桜の時期が異常に早く、京都市内の桜もほとんどが散ってしまっているわけですが、ここのしだれ桜は何とか持ちこたえたようで、満開とはいかないものの、充分に見事な夜桜を見ることができました。

このすばらしい風景には、観客からもため息が。
弦楽四重奏の美しい調べとも、マッチしていました。






控えめに表現しても、「息をのむような美しさ」と言っていいと思います。
(写真はNikon1V1+18.5mmF1.8+RX100の定番コンビで)

災害用ラジオ2013年04月19日 23時00分10秒


以前から買おう買おうと思っていたソニーの災害用ラジオ「ICF-B03」だが、先週の淡路島の地震をきっかけに、ようやく購入。
このラジオ、手回しで発電して充電できるというものなのだが、わずか1分間の発電で一時間もラジオが聞けるというすぐれもので、二種類のライトを内蔵し、しかもスマホの充電までできる。防滴設計で少々の水でも大丈夫な上、ストラップに付けられる救命用ホイッスルもおまけでついているとまさに致せりつくせり。昔のウォークマン程度のサイズと小さいのも良い。何せ電池なしでラジオを聴けるから、長く使えば節約にもなる。

評判通り、ラジオとしての音質もすごく良くて、ソニーがまじめにこういうのを作ると素晴らしい製品ができるのだなと改めて感心。
(リンク先のJBpressの記事を読んで、また感心)

…とラジオを聴いていたら、ちょうど千葉で震度4というニュースが入ってきて、災害時用としての現実味が。

1NIKKOR 6.7-13mmVR/お疲れ様、DP12013年04月20日 22時19分17秒


というわけで、ようやくというべきか、1NIKKORの6.7-13mmを防災ラジオと共に購入。
わずか120グラムの、換算18-35mm超広角ズーム。元々、ニコワンV1を買ったのはこのレンズが使いたかったからだが、四ヶ月目にして入手と言うことになった。
資金を作るためにAPS一眼用の超広角ズームを手放し、貯まっていたクレジットのポイントをAmazonギフトに変え、どうにか持ち出しを最小限に抑えての購入となった。

まだほんの試し撮り程度だが、評判通りのシャープな写りのようだ。これからは、ニコワンには超広角撮影用としても活躍してもらうことになる。
超広角ズームにVRが必要だろうか? とも思っていたのだが、高感度に決して強いとは言えないニコワンでの使用を考えると、感度を上げずにスローシャッターが切れるVRの存在は実は大きいことも分かった。
常用を考えるとテレ端の35mmというのはやはり便利で、標準ズーム的に付けっぱなしでも使える。今までもAPSの12-24mmを使っていたから、この辺は違和感がなくて良い。


何度か書いたとおり、これまではシグマDP1+リコーGX用ワイコンDW-6(換算22ミリ)を超広角用サブ機としてずっと使ってきた。
2008年3月の発売とほぼ同時に購入してから5年。メイン機サブ機が次々と入れ替わる中で、こんなに長く主力で使ったデジカメは、この一機種のみである。とにかく、町並み撮影の時にはメイン機と共に必ずDP1も持って行くことにしていた。

過去数年間に「まちなみ街道」に新規掲載した町並みを見ても、DP1で撮影した写真はあちこちに登場していて、全く使っていない回のほうが少ないくらいである。
直近だと、「白川郷」「越前大野」「浜崎」「名張」「弘前」「門司港」「有馬温泉」「安芸宮島」……まだまだある。とにかく「超広角での写真も一枚撮っておく」という使い方に非常に重宝してきた。

5年前のデジカメだけに、売ってもどうせほとんど値段はつかないし、FOVEON独特の写りは手放すのが惜しい(画質だけを見れば、今でもニコワンに勝てるのではないか)ので、これは初代GRデジタルと共に保存機として手元に置き続けるつもりでいる。しかし、予備機軍団がどんどん豪華になっていくな…。

無限に広がる大宇宙2013年04月29日 11時21分16秒


「ヤマト2199」、結局毎話見続けている。テレビアニメを連続で見るのは「エウレカセブン」以来だから、相当に久しぶりだ(思えばあれも、ヤマトネタ結構入ってたな)。
最初は少し違和感もあったキャラクターだが、見続けているうちにすぐ慣れてきた。とにかく、巨大宇宙戦艦が自在に飛行して戦闘を繰り広げるという「ヤマト」の魅力が、今の技術で見事に描かれていて、見るのをやめられない。波動砲発射の場面など、繰り返し再生して見てしまった。ワープのある回と、波動砲発射のある回をものすごく楽しみにしていた子供の頃を思い出すが、当時の自分に今のこの2199を見せてやったら、どんなに驚くだろうか。

世間一般の評判がどうなのか、ネタバレがいやでネット検索をしてないので分からないが、ツイッターのHOTワードにしばしば2199関連が上がってるので、そこそこは人気なのだろう。
ウィキペディアだけは見たが、てっきり当時の音源を使っていると思ったBGMが、耳コピによる再現と書いてあって驚いた。大変な熱意ではないか。

ただ、エンディングのテーマ曲がどうもしっくりこない。中島みゆきの曲・詞を中島美嘉が歌うという豪華さで、中島みゆきはもちろん中島美嘉も好きなのだが、なんか違うなあ。「真っ赤なスカーフ」をそのまま使う、というわけにもいかないのだろうけど。