百年の孤独2005年10月27日 21時57分45秒

タイトルを読んでお酒の話と思われた方、すみません。その名前の由来となった小説のほうです。
さて、のっけからなんですが、ガルシア=マルケスのこの名高い小説を、僕はまだ読んでいません。かつて色々あって、(あったんです、色々)小説を集中して読んだ時期があったのですが、この時に断念して、それっきりになっています。
「紀行文」をもし読んでいただいた方はご存じかと思いますが、僕は「完結した世界を持つ小さな町、あるいは国」というのが昔から好きなのです。関連する小説として、「吉里吉里人」(井上ひさし)「同時代ゲーム」(大江健三郎)という二つの長い小説を続けて読み、自分で書いてみたりもしました。さあ次は「百年の孤独」だぞと本屋でぱらぱらと読みかけてみたのはいいのですが、ちょっとしんどそうだし、それに高い。で終わってしまい、そのままになっています。情けないですが。

なぜこんな話題になったかというと、その頃読んでいた本を、最近読み返してみたりしてるのです。今は「吉里吉里人」を読んでいます。十年ぶり。非常に面白いです。
(GRdigitalにて、御池大橋)

コメント

_ 中村圭太郎 ― 2005年10月28日 09時21分51秒

「百年の孤独」は面白いよ。人物の名前さえ覚えられれば、そんなに読みにくくないです。新版にはたしか系図がついてたような気がします。

_ NZ ― 2005年10月28日 21時45分09秒

吉里吉里人を読み終えたら、再挑戦してみようと思ってます。
「族長の秋」でさえ結構読むのに苦労したので、やっぱり心配だけど。

_ 中村圭太郎 ― 2005年10月29日 00時32分08秒

いや、「族長の秋」より「百年の孤独」のほうがずっと読みやすいですよ。「族長」はほんとに読みづらかった。「百年」で困るのは、ほんとに人物の名前だけです。ひとつの家族の中に同じ名前が山ほどいるので。

_ NYC ― 2005年11月09日 19時34分12秒

この冬ガルシア・マルケスの『百年の孤独』をモチーフとした『HEART of GOLD-百年の孤独』をperforming arts の老舗パパ・タラフマラが上演する事知ってますか?私はこの前その劇団の主宰したワークインプログレスを観に行ってきました。百年の孤独をこんな風に表現するってすごいですよ。1部までしか見れなかったのですがアウレリャノを演じているシルベストレというブラジル人の役者の存在感はものすごい。

_ NZ ― 2005年11月09日 21時55分44秒

NYCさん、初めまして。コメント&情報ありがとうございます。
百年の孤独はついに今日読み始めたばかりで、まだまだこれからという
感じです。
performing artsというのは、ほとんど知識のないジャンルになるのです
が、サイトの動画を見ると、なにやら非日常の極みという感じですね。

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