春へ向かう気持ち ― 2006年01月20日 23時18分38秒
近年、気持ちが次の季節を先取りする傾向が段々強まっているようだ。春が終わりに近づけば完全に夏の気分だし、夏のさなかにはもう秋を思うことになる。だから、まだ雪が降る毎日であるのに、僕はもう春のほうを見ている。ただし、必ずしも春が好きというわけではない。あれは何だか息苦しい季節だ。(花粉のせいでもあるのだけど)
(写真は、また尾道。Coolpix5700)
(写真は、また尾道。Coolpix5700)
絶交 ― 2006年01月20日 23時47分55秒
希望はきっと、その向こう側にあるのだと思う。
優しい人さようなら/許してくれなくたっていいから/I don't care/
夕暮れる飛行場/赤い空に機影が埋もれてゆくよ/紫色の雲がちぎれて
(絶交,「Home Ground」M-1,堀込高樹)
(写真はセントレアにて、オート110)
優しい人さようなら/許してくれなくたっていいから/I don't care/
夕暮れる飛行場/赤い空に機影が埋もれてゆくよ/紫色の雲がちぎれて
(絶交,「Home Ground」M-1,堀込高樹)
(写真はセントレアにて、オート110)
紀行文再読 ― 2006年01月21日 09時46分39秒
昨日の夜はなかなか眠ることができなくて、「紀行文」を読み返したりしていた。まちなみ街道の番外編として始めたこの紀行文は、去年書いた唯一のまとまったテキストとなったわけだが、こういうものを残しておくと、ずっと先になってさぞ懐かしく読み返せるのだろうなと思った。旅したときの想い出と、書いたときの心境が重なり合っているようだ。ブログもそうなのだが、残すのが難しそう。
比較的力を入れて書いていますので、良かったらこちら「紀行文byまちなみ街道」、是非お読みいただければと思います。宣伝でした。
(写真は紀行文「盆地の都・伊賀上野」より)
比較的力を入れて書いていますので、良かったらこちら「紀行文byまちなみ街道」、是非お読みいただければと思います。宣伝でした。
(写真は紀行文「盆地の都・伊賀上野」より)
姫路イルミナティ ― 2006年01月21日 16時08分06秒
今日はよく眠れるだろうか? オフコースの歌と違い、もう考えることは何もなくなったのだが。
さておき、写真は神戸のルミナリエ、ではなく(もちろん東京ミレナリオでもない)姫路の商店街・みゆき通りにて。今月8日の風景なのだが、相当に力の入ったイルミネーションである。神戸への対抗意識が強い町とも言われるけど、たまたま立ち寄って目にしたこのイルミネーションには、ちょっと感動した。
(タイトルは適当なので、陰謀がどうとか言わないように)
さておき、写真は神戸のルミナリエ、ではなく(もちろん東京ミレナリオでもない)姫路の商店街・みゆき通りにて。今月8日の風景なのだが、相当に力の入ったイルミネーションである。神戸への対抗意識が強い町とも言われるけど、たまたま立ち寄って目にしたこのイルミネーションには、ちょっと感動した。
(タイトルは適当なので、陰謀がどうとか言わないように)
廃墟 ― 2006年01月22日 02時04分57秒
結局眠れず。明日は、美術館にでも行こう。
(写真は友ヶ島の砲台跡)
(写真は友ヶ島の砲台跡)
現在のドイツ写真 ― 2006年01月22日 19時44分01秒
京都国立近代美術館に、「ドイツ写真の現在」展を見に行ってきました。「写真に興味が出てきたのか」と言われそうですが、確かにそうなのかも知れません。
解説を一切読まずに一通り見てから、改めて解説に目を通したのですが、普通の風景と見えた写真が20以上の風景をデジタル合成したものだったり、無機質な室内風景だなと思ったのが全て、紙で作った実物大室内模型を撮影したものだったりで、スリリングに楽しめました。さすがはドイツ。(意味不明)
ほぼ一度も紙にしたことのない町並み写真を、プリントアウトして展示してみたいような気分になりました。
(写真は美術館内にて。オブジェとかではなく、普通の観覧席です。GRdigital)
解説を一切読まずに一通り見てから、改めて解説に目を通したのですが、普通の風景と見えた写真が20以上の風景をデジタル合成したものだったり、無機質な室内風景だなと思ったのが全て、紙で作った実物大室内模型を撮影したものだったりで、スリリングに楽しめました。さすがはドイツ。(意味不明)
ほぼ一度も紙にしたことのない町並み写真を、プリントアウトして展示してみたいような気分になりました。
(写真は美術館内にて。オブジェとかではなく、普通の観覧席です。GRdigital)
1992年の廃線跡 ― 2006年01月24日 21時15分12秒
突然思い立って、いくつもの鉄道廃線跡を歩いた年があった。今年と同じく、厳しい寒さの冬だった記憶があるが、気象的な事実かどうかは分からない。とにかく、僕にとっては寒かったのだ。廃線の朽ち果てた風景が心の中と見事にマッチしていた、そんな時期だった。
この時から、カメラを片手に一人で出かける習慣ができたように思う。もっともこの時のカメラというのが、「写るんです」同然のおもちゃのようなカメラだったのが残念だ。もう少しちゃんとしたカメラで撮っておけば、良い写真も残っただろうにと思う。
(写真は奈良県の「天理軽便鉄道」跡にて。カメラはフジフイルム「ベネ」使用)
この時から、カメラを片手に一人で出かける習慣ができたように思う。もっともこの時のカメラというのが、「写るんです」同然のおもちゃのようなカメラだったのが残念だ。もう少しちゃんとしたカメラで撮っておけば、良い写真も残っただろうにと思う。
(写真は奈良県の「天理軽便鉄道」跡にて。カメラはフジフイルム「ベネ」使用)
ティファニーで朝食を ― 2006年01月26日 20時32分05秒
昨年末にテレビで「ローマの休日」を見て以来、一度読んでみようと思っていた、カポーティ「ティファニーで朝食を」を、読み終えた。その二つは全然関係ないんじゃないかというツッコミはさておき(だって表紙の絵はオードリーさんなんですよ)、完璧と評されることの多いこの小説、さすがに面白かった。
それにしても、主人公の女性(ホリー・ゴライトリー)の何とめちゃめちゃで、かつ魅力的であることか。こんな女性に魅入られたら、人生破滅すること請け合いである。女性はとにかく、まじめで優しいのが一番である。しかし、そんなまっとうな人に全然惹かれないのは、我ながら困ったものだとは思う。
(写真は本文とは何の関係もなく、ハノイ。GRdigital)
それにしても、主人公の女性(ホリー・ゴライトリー)の何とめちゃめちゃで、かつ魅力的であることか。こんな女性に魅入られたら、人生破滅すること請け合いである。女性はとにかく、まじめで優しいのが一番である。しかし、そんなまっとうな人に全然惹かれないのは、我ながら困ったものだとは思う。
(写真は本文とは何の関係もなく、ハノイ。GRdigital)
長い一週間で ― 2006年01月27日 22時35分38秒
全てはあるべき姿へと還り、廃墟は更地となった。そこにはきっと新しい町ができる。しかし、ただ一本そこに残された記念碑を、僕はいつまでも忘れはしないだろう。
ありがとう。
ありがとう。
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