ハノイ・ウォーカー2006年01月04日 22時10分46秒

明けましておめでとうございます、を言うにはいささか遅くなりすぎた感がありますが、ベトナムのハノイから帰ってきました。というわけで、新年最初の写真はハノイにて。次回からは、ハノイ・レポートを書いてみることにします。
(写真は、GRdigitalで)

ハノイ・ウォーカー(2) 二つの国際空港2006年01月05日 21時22分55秒

さて、ハノイ・リポートな訳なのですが、その前に。ハノイへは、中部国際空港・セントレアからソウルの仁川空港乗り継ぎで飛んだ訳なのですが、この二つの国際空港は随分に対照的でした。

セントレアは、非常に合理的な造りで、名鉄を降りてから搭乗口まであっと言う間です。さすがトヨタ工場のノウハウがつぎ込まれたというだけのことはあって、無駄が全くない。関西空港などに比べるとかなりこじんまりとはしているのですが、その点を差し引いても便利な空港です。(ちなみに、名鉄に乗るのは大変です。名古屋駅はひどい)

セントレアに比べると、仁川空港はきわめて巨大です。アジア有数のハブ空港だけに、とんでもなく広い。長大な通路に沿って、免税店などがずらりと並んでいます。ところがこの空港、広すぎてきわめて不便なのです。搭乗口と、各種手続きカウンターがあまりにも離れていて、その長大な通路を行ったり来たりさせられます。免税店の前を何度も通ることになりました。正直言って、利用客のことを考えた造りとは思えませんでした。ショッピングセンターとしては、悪くないのでしょうが。

(写真は、仁川空港。GRdigital)

ハノイ・ウォーカー(3) 猫のみなさん2006年01月07日 19時56分42秒

僕は猫が好きである。もちろん自分の家の猫が世界一なのは言うまでもないが、それ以外の猫も好きだ。他人が見ていなければ、必ず話しかける。

 従って、ホテルのエレベーターに突然猫が乗り込んできても、その猫が部屋の中までついてきても、怒ることはない。怒りはしないが驚いたし、平気でベッドの上に登ろうとするのにはさすがに困った。悪いけど、部屋から出ていっていただくしかなかった。くつろいだ振る舞いから想像するに、この部屋は空き室の時はその猫の寝場所になっているのではないか。

他にもベトナムでは、人なつっこい何匹かの猫たちに出会うことが出来た。ちなみにこの国では、犬以外の動物に名前を付けないそうで、猫のみなさんはみんな名無しなのだ。写真はハノイ市中心部、ホアンキエム湖の玉山神社で。猫という説も出たけど、これは虎ではないか。どっちだろう?

久しぶりの重伝建地区2006年01月09日 10時24分16秒

昨日は朝から、広島県竹原市の竹原重伝建地区の町並みを見に行ってきました。製塩で繁栄した竹原は、安芸の小京都とも呼ばれていますが、定評通り完璧に近い見事な町並みでした。

新たに重伝建地区を訪問したのは、千葉県の佐原以来一年以上ぶりのことで、これで全73箇所中57箇所を訪問したことになります。まだ訪れていない地区はひどく遠かったり、不便だったり(沖縄の渡名喜島とか、徳島の東祖谷とか)するし、近年は次々と新規選定される地区もあるしで、全て訪問するのなかなか難しいです。ちなみに、まちなみ街道開始時の重伝建地区は、56箇所でした。

(写真はいずれまちなみ街道にて掲載します)

更新情報2006年01月10日 23時32分55秒

というわけで、更新情報。まちなみ街道の町並み写真館に、「竹原」を掲載しました。ついでに、トップ写真も変更。なお、写真は竹原の通りで豪快にローリングを決める猫なのですが、解説せんとわからんね、これは。
(Nikon Coolpix5700で)

ハノイ・ウォーカー(4) 寺を巡る2006年01月12日 22時19分14秒

ハノイ及びその近郊には多くの寺院がありますが、やっぱりお寺はお寺で日本の寺院と比べてもあまり違和感はありません。建物の趣なんかはやっぱり違いますが、特に色使いが派手だなんてこともなく、落ち着いた雰囲気でした。思わず自然に、手を合わせて拝んでしまうような場所でした。

(写真はブッタップ寺で。GRdigital)

ハノイ・ウォーカー(5) 世界遺産とオート1102006年01月13日 22時17分23秒

ハノイから車で三時間程度のハロン湾は、「海の桂林」とも呼ばれる景勝地で、世界遺産として登録されています。なるほどさすがに美しい景色で、観光地としても人気。多数の遊覧船が浮かびます。船内ではシーフードを料理して出してくれるわけですが、ただでさえベトナムは何を食べてもおいしいところなので、この食事も満足の行くものでした。

さて、ベトナムに持っていったデジカメは広角専門のGRDだけだったので、このハロン湾ではオート110の換算100mmレンズが活躍してくれました。カメラ二台体制だったわけですが、なにせどちらも非常に小さいので、ほとんど荷物にはなりませんでした。上の写真はオート110で撮影したものですが、粒子の粗さも味になっているように思います。

ソフト・フォーカス2006年01月14日 21時22分52秒

ちょっと日記ブログ風に。
髪を切ろうと美容室に行ったのだけど、いつもの美容師さんが珍しく、眼鏡をかけていた。良く似合っていたので、「眼鏡もいいね」と言うと、彼女はちょっと困ったような微妙な表情。

おや、と思った拍子に思い出したのが、以前の出来事。ある女性が同じく珍しく眼鏡姿だったのだが、なかなか似合っているように思えたので、そうほめたら、「似合わないです」と気を悪くされてしまったことがあったのだ。彼女の場合はそもそも大変にきれいな人なので、眼鏡でもそうでなくても美しさに変わりはなく、その時は戸惑うばかりだったのだが、どうやら女性は眼鏡が似合うと言われるのが嫌なのではないか。

美容師さんに聞いてみたら、やっぱり「眼鏡をほめられると複雑ですねー」とのことだった。女性を誉めるというのも、なかなか難しいものである。ちなみに僕も強度の近視で、コンタクト無しには何にも見えませんが、眼鏡だろうとそうでなかろうと、誰も誉めてはくれません。当たり前か。
(写真は本文とは関係ありませんが、竹原で)

Regrets2006年01月17日 23時31分02秒

走り去った終電を、走って追いかけるような真似をして何になろう。たとえ今は真っ暗でも、明くる朝の始発電車を、ただ待つしかないのだ。

今年のまちなみ街道2006年01月19日 20時27分38秒

ここ二年ほどのまちなみ街道は、比較的近い町並みの再取材が多かったのだが、今年はもう少し遠くの新しい町並みを取材したいなと思う。手始めが竹原だったわけだが、重伝建地区も何箇所かは回りたい。何と言っても、新しい町並みに足を踏み入れる瞬間の嬉しさは、何ものにも代え難いものがあるのである。
(写真は、尾道にて)