はならぁと2014@生駒宝山寺参道 ― 2014年11月19日 22時40分34秒

奈良県内の各地を舞台に、恒例となった「町家の芸術祭 はならぁと」が開催されている。
今年もどこか一箇所は見に行こうと思っていたのだが、生駒山の宝山寺参道が面白そうだったので、この前の日曜日に出掛けて来た。
生駒のケーブルに乗るのも久しぶりで、参道の雰囲気も古い町並みというほどではないものの風情があり、ここに来ただけでも十分面白かったのだが、すごかったのがメイン会場である「旧たき万旅館」。
増築に増築を重ねたとかで、立体迷路のようになっているその旅館の廃墟感にマッチするように現代アートが展示されている様子は、正直なところまるで肝試し。昼間だからまだいいのだが、ひと気のない旅館跡の中を歩き回るのは(たまたまかも知れないが、人が少なかった)、結構怖かった。
作家さんたちの意図はわからないが、絶対怖がらせようとしてるとしか思えなかったんだけどなあ。ともかく、ものすごく面白かった。






映像コテンパンダン展 ― 2011年09月20日 18時59分32秒

昨日は、NAP(奈良アートプロム)の関連イベントとして実施された、「映像コテンパンダン展」というのを見てきました。昨年のNAP本番ほどの規模ではありませんが、それでも作家さんや大画伯とも一緒に半日色々見て回って、やはり若干の「アート酔い」をしてしまいました。
今回は映像アート限定だったのですが、やはり映像となると一定の時間見続ける気にさせるだけの魅力がなければ厳しいわけで、評価がはっきりと分かれるんじゃないかと思いました。特に面白かったのは、稲垣智子さんの「間-あいだ-」(=写真)と、三田村龍伸さんの「富士見町」で、これは繰りかえし見ました。あと、やまもとひさよさんの「La vie en Rose」も挙げておきましょう。
NAP@奈良市街 ― 2010年10月11日 21時41分36秒





というわけで、今日で終了した奈良アートプロムですが、昨日はメイン会場である奈良市街エリアを一日かけて回ってきました。実行スタッフと、それに出展作家さん3人と一緒というご一行様で、おすすめだという展示を見て回ったわけですが、今井町と比べると遙かに大規模、慣れない現代アートをずっと見続けているとさすがにかなり疲れてきて、夜にパフォーマンスアートを見終わった頃にはへとへとでした。
どの作品も、言わば各作家の自我の底から生まれ出てきた産物な訳で、それらと順番に対峙し続けるというのは負担がかかって当たり前、言わば普段使わない筋肉を酷使したようなものなのです。しかし、異世界を旅してきた後のような何とも言えない満足感が残って、本当に見に行って良かったなと思います。一応僕も、表現者の端くれではあると思ってるので、これが何か新たな創造につながればいいなと思ってみたり。
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