選鉱場、この世の果て2019年04月14日 20時05分00秒







先週の続き。明延と並ぶもう一つの目的地が、神子畑の選鉱場でした。
ここは、明延鉱山から例の1円電車の軌道(明神電車)で運ばれてきた鉱石を処理する施設があった場所なのですが、山の中腹には古代遺跡のような施設跡や鉱石を上げ下ろしするのに使われたインクラインの線路跡が残っています。
神殿のような見た目で有名なのが、濃縮・濾過用の設備だった「ドルシックナー」という装置で、直径30メートルもある巨大なものでした。
こちらも廃墟・廃線系が好きな人に、ぜひお薦めしたい場所です。



なお、こちらはあまり知られていないようですが、明延側にも選鉱場の跡があり、神子畑と同様のインクライン跡も残っていました。
しかし、ここの崩壊っぷりというか荒れ果て方はさらに味わい深く、まさにこの世の果てという言葉がぴったりな風景でした。
明延鉱山見学の際には、鉱山町の風景と合わせて、こちらも見逃さないようにしたいものです。

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