残ったもの2015年07月19日 00時02分38秒



仙台空港から白石に向かう途中で、岩沼の町にも立ち寄ったのだが、奥州街道沿いにあったはずの町並みの多くが失われてしまっていて、もはやどこに古い町並みがあったのかわからないほどだった。
震災直後の写真に、それらの屋敷の壁が崩れ落ちたりしている様子が写っているものがあったから、恐らく修復を断念したのではないだろうか。特別に保存地区にでもなっていなければ、これはやむを得ないだろう。

しかし一軒だけ、立派な屋敷が残されていた。昔の写真と見比べると、蔵の辺りなどかなり様子が変わっているから、相当な補修を行って保たせたようだ(信号の向こうにあったはずの建物は、こちらは無くなっていた)。この一軒が残っただけでも、町の記憶が引き継がれることにはなるだろう。

コメント

_ 孫右衛門 ― 2015年07月24日 00時22分12秒

うすうす知っていましたが、ほとんど跡形もない状態なのですね。
私の掲載ページは、最新の姿で紹介したいというのが絶対と思っていますので、今載せているのをどう取扱うべきか。削除すべきなのか。
悩んでしまいますね。

_ NZ ― 2015年07月24日 19時22分46秒

本当に残念なことですが、事情が事情ですので、被災前の姿を記録として残すことにも意味があるような気もしますね。うちの場合は、一度サイトに上げた写真は記録として残すというやり方(更新時も旧バージョンとして残す)なので、注釈をつけたうえで残すと思います。
それにしても、未だに再開発でぶち壊される町並みが後を絶たないので、いっそ非現存町並み紹介の特設ページでも作ろうかと思ってるくらいですが(笑)

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック