町並み撮影と広角レンズ2013年02月28日 22時44分55秒



町並み撮影に出かけると、しばしば広い画角で撮りたくなるので、換算20ミリ前後のレンズが必須である。
その一方で、望遠寄りで圧縮効果を生かした絵を撮りたくなることもまた多く、町歩きをしながら頻繁にレンズを付け替えるのも大変だったりするので、色々試行錯誤してきた。
風景なんだからゆっくり撮れば、と思われるかもしれないが、観光客だの駐車される車だの陽当たりだのと色んな要素をクリアして撮らなければならない町並み撮影では、実はシャッターチャンスは少ないのだ。

最強なのは、二台のデジタル一眼にそれぞれ超広角ズームと高倍率ズームを付けて、というやり方で、例えば吉良川の町並みなんかは実際そうやって撮っている(一枚目と四枚目が望遠、残りが広角)。しかし、これはかなり大変。
広角側をGRDigital+ワイコンに任せて見たりもしたが、初代機の頃だと一眼との写りに差があって、不満が残った。結局、DP1+ワイコンでの換算22ミリを広角専用機として、それと標準ズーム付きの一眼、という組み合わせに落ち着き、この五年ほどはそれで通してきた。DP1なら一眼との画質差の問題もない。

まもなくニコワン用の換算18-35ミリズームが登場するが、いよいよDP1の代替えで、今度はこれを広角専用機にしようかと思っている。絶対的な写りの面では未だにDP1が上かも知れないが、ニコワンも相当綺麗に写るし、ファインダー(EVF)も使える。何よりレスポンスがDP1とでは別次元というのが大きいのだ。作例が出てくるのが楽しみだ。

まちなみ街道町並み写真館の「五條」を写真更新しました。上の写真も五條にて(ニコン1V1+10mmF2.8にワイコンを付けて撮影)。