夢の架空索道2006年03月14日 21時43分02秒

架空索道という乗り物があって、要するにはロープウェイとかスキー場のリフトとか、ロープにぶら下がって移動する交通機関のことである。今では観光地などでしか見かけないが、戦後すぐの頃までは貨物や旅客の輸送用として、各地で使われていた。
奈良には全長十数キロ、島根県の益田には全長三十キロに及ぶような長距離のものもあって、益田の索道の写真を見ると、まさにスキー場のペアリフト。そんなものに乗って、何十キロも山の中を旅するのは、どんな気分だったのだろう。益田のは、全線乗ると5時間かかったそうだが。
ここまでシュールな乗り物となると、もはやファンタジーの領域に近い気もする。ぜひ乗ってみたかったと思うが、廃止から五十年近く経っている。残念だ。

コメント

_ 最前線! ― 2006年03月19日 21時41分18秒

以前見た、刑事物のワンシーン。
いかにも悪そうな感じの容疑者が「どけっ!」と係員を蹴っ飛ばしてリフトに乗り込むと、続いて数人の刑事が警察手帳を振りかざしてリフトに乗り込みます。刑事達は険しい表情で前方を睨みつつ、カラフルな座席に座ると、ぶらーんと、のどかに山を登り始めます。スリリングなテンポのBGMともミスマッチで、結構まぬけで笑えました。

_ NZ ― 2006年03月20日 21時50分02秒

そいつはなかなか笑える場面ですな。あんな遅い乗り物での追跡劇と
いうのはあんまり例がないでしょう。カーチェイスの対極ですね。

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