鎌倉よなぜ2012年01月26日 19時36分32秒


去年の夏以来、サザンの「鎌倉物語」を聞く度に、鎌倉へ行きたくなる。
前に行ったのは2003年のことだから、そろそろ十年になる。その時も、半日ほどしか時間が取れず、ほんの一部しか歩けなかったのだが。

正直なところ、関西では鎌倉はあまり人気がないと思う。確かに京都、奈良と比べてしまうと、「古都」としては比較にならないのは事実で、歴史的町並みはほとんどないし、国宝建造物がたった一つしかないというのは国宝がごろごろしているこちらと比べると驚くほど寂しい。

しかし、あの空気の明るさ、爽やかさは鎌倉にしかない、京都や奈良にはない魅力だ。やはり海が近いということが大きいのだろう。歴史的な趣を充分に残しながら、しかしべったりした情念のようなものを感じさせない、そこが良いのだと思う。
世界遺産登録、果たしてどうなるだろうか。