網干ランドマーク2018年03月18日 19時55分56秒


(旧山本家住宅外観)

(玄関ホール)

(貝が埋め込まれた洗面所)

(望楼からの眺め)

先日の姫路旅行では、網干の町並みを初めて訪れた。近場と言えば近場なのだが、微妙な距離ゆえか、今までたまたま訪れる機会がなかったのだった。
その日はたまたま「網干ロマン街道めぐり」というイベントが実施中だったようで、幸運なことに「旧山本家住宅」の中を見学することができた。望楼が有名な建物で、旧網干銀行と並んで網干のランドマーク的存在となっている。

その網干銀行の頭取も務めた山本真蔵氏が、賓客をもてなす目的で大正七年に建てた洋風建築ということだが、長年締め切られて放置された状態だったらしく、整備して公開するようになったのはごく最近とのこと。
大理石やらステンドグラスやらが各所に用いられ、洗面所の壁一面に貝合わせ風の貝(ペアではないので貝合わせではない、とのこと)が埋め込まれているなど、とにかく凝りに凝った造り。あの望楼にも上がることが出来て、今頃になってやっと網干に来たおかげで大変得をしたような気分になったのだった。
ボランティアが中心という保存維持は大変そうだったが、これだけの建物である。何とか頑張って残して行って欲しい。