今年は温泉行かないが2017年12月02日 23時42分00秒



この時期にいつものメンバーで近場の温泉に行ったことが何度かあって、南山城の鶴の湯や岡山の湯原、去年は淡路島の洲本温泉に行った。
今年もどこか行こうかと思っていたのだが、10月の長雨の辺りから調子が悪化して企画を立ち上げる気力が出ないまま時間が過ぎてしまい、結局今年はなしに。まあ、10月の種蔵は温泉ではなかったとはいえ、山中の一軒宿に泊まる感じは温泉旅行と大差なく、どうしても行きたいというところまで行かなかったのも理由だろう。

そういうわけで温泉には行かないのだが、本屋をうろうろしていたら「温泉手帳」というのが目に入った。コンパクト辞書くらいのサイズだが、内容はマニアックな温泉ガイドである。面白そうなのでつい買ってしまった。家の風呂に入りながら読んで、温泉地に思いをはせることにしよう。

(鶴の湯)

(湯原温泉)


おお 宝塚2017年12月10日 19時48分26秒





昨日の夕方ごろから、宝塚の町をうろうろしてきました。まともに歩き回ったのは、いつ以来か覚えてないくらいです。
駅から歌劇場、武庫川を渡って宝塚ホテルと旧温泉街と巡りましたが、ファミリーランドもなくなり温泉旅館も数少なくなっても、淋しくなった感じは全然しなくて、やはり華やかさが感じられます。
歌劇場へ向かう「花のみち」(イルミネーションが綺麗でしたが、これは改めて写真載せます)を歩いていた時、ちょうど公演が終わったようでたくさんのお客さんが歩いてきましたが、あれだけの数の人(女性が多かった)を集めることができるというのは大したもので、町に勢いがあるのも当たり前でしょう。ただのベッドタウンとは違う。

ただ、町のシンボル的な存在だった、宝塚ホテル(写真3枚め)の建物があと数年で取り壊されるというのは実に残念で、また阪急かと言いたい気持ちです。一部をモニュメント的に残すとか言うの、梅田駅コンコース取り壊しの時にも聞きましたが。

津山・まなびの鉄道館2017年12月17日 13時21分32秒



毎年この時期には地方都市のクリスマス風景を撮影に行くのだが、今年はどこに行こうかと検討するうちに、岡山の津山が候補に浮上してきた。
何度も訪れている町だが、近年有名になってきた津山駅の扇形機関庫というのを見たことがなく(というか、そういうものがあるのをそもそも知らなかった)、懐かしの国鉄型ヂーゼルカーが集結しているというので、そちらも見学しようというつもりだった。今年はまだ一度も乗っていないローカル線も、津山なら姫新線と津山線に乗れる。

現存するものでは京都の梅小路に次ぐ規模だという津山の扇形機関庫は、以前は外から眺めるだけだったのだが、いつの間にか「まなびの鉄道館」という鉄道博物館に整備されていたらしく、敷地内に入って間近で気動車を見ることができるようになっていた。建物の中には入れないが、入館料が300円(駅で割引券をくれるので実質240円)というのは激安。梅小路のようなスター級の蒸機が並ぶわけではなく、ちょっと昔にはいくらでも乗れた地味な国鉄型の気動車が集まっているだけとは言え、ともかく懐かしくて嬉しかった。こういう車両をちゃんと残したJR西日本は素晴らしい。建物自体ももちろん見事でした。

ちなみに、ここにいる一台だけの蒸機、D51 2は元々大阪弁天町の旧交通科学館にいた車両で(あの「きやうと」駅のホームにいた奴ですね。DF50 18とDD13 638も弁天町出身)、なぜ京都の鉄道博物館に来なかったのかはわかりませんが、ここではスター級の扱い。旧知が活躍しているようで、なんだか嬉しくなりました。







(弁天町から来たDF50とDD13)

(今は津山のスター、こちらも弁天町から来たD51)

宝塚のクリスマス2017年12月21日 21時00分10秒













宝塚市は人口約22万人、兵庫県では7番目の都市で、神戸・大阪のベッドタウンという性質が強い郊外都市です。が、言うまでもなく元々は宝塚温泉を中心に開発された観光都市で、温泉旅館がほとんどなくなった今でも、宝塚歌劇団の本拠地として全国に知れ渡っている場所です。
阪急グループの城下町のようなところなので、駅前には阪急デパートを核とするショッピングセンターがそびえ、そこから宝塚大劇場までを結ぶ「花のみち」沿いにもおしゃれなショッピングモールが整備されています。

まあ、そういう町なので、クリスマスムードもそこそこあるだろうと思って歩いてみたわけですが、この「花のみち」沿いの並木にイルミネーションが行われていたりして(常設なのかこの時期だけかは不明ですが)、やはりなかなかに雰囲気が感じられたのでした。
(まちなみ街道別館の「地方都市のクリスマス」も更新しました。昨年の津、洲本、王寺を掲載しています。)

津山のクリスマス2017年12月22日 22時08分33秒













津山は、岡山県第三の都市。平成の合併を経てもなお人口は10万人程度、元々は人口7万くらいの町ですが、岡山県北部における交通の要衝ということで歴史的に商業拠点としての機能が大きく、存在感のある町です。中国山地には新見、庄原や三次など盆地の中に発達した町がいくつも点在しますが、その中でも最大規模の都市です。

毎年、地方都市のクリスマス風景を見に行くに当たっては、いわゆる大都市ではないがそれなりににぎわっている町ということで、デパートがあり、出来ればロフトかハンズのようなおしゃれ雑貨屋があることというのを目安にしてるわけですが、津山にはちゃんとデパート(天満屋、かつては高島屋も)があり、しかも何と去年にはロフトも開店しています(同天満屋内)。人口十万程度の町にロフトというのは、大都市圏以外では例が無いと思います。

という訳で、その津山のクリスマスを見に行ってきたわけですが、商店街周辺では「街ナリエ」と題したイルミネーションなども実施されていて、なかなか悪くない雰囲気でした(人通りは少なめでしたが)。
二つの商店街をつなぐ位置に天満屋の入る「アルネ」という巨大なビルが建っているというのは、商業都市としての命運をかけて再開発を行った結果のようですが、地方の十万都市クラスだとすさまじく寂れている例も多いことを思うと、津山はかなり健闘しているほうだと思います。歴史的町並みが残ることも含めて昔から好きな町なので、頑張ってほしいところです。

今年の主役2017年12月28日 23時48分28秒





今年は個人的にはトピックのあまりない、地味な一年という感じだったのだが、その中では最大のトピックになるのがやはり9年ぶりの新車となった後期型Fit3。
正直、前のFit2もまだまだ普通に走るし、そろそろ人生も撤退戦に入ろうかという時に高価な新車の必要性があるだろうかとかなり迷いつつ決断した買い替えだったが、やはり車としての出来が相当に良くなっていて(同じFit3の前期型に比べてもかなり改良されているらしい)、結論から言うと買い替えて正解だった。

ホンダセンシングなどのハイテク装備ももちろん便利だが、乗り心地も静粛性もハンドリングもみんな良くなっていて、非常に快適にドライブできるようになった。燃費もずっといい(ハイブリッドはさらに良いのだが、車両価格差を埋めるほどではなかった)。ただ、同乗者の連中どもが「快適だ」とか言いながらやたらと寝るようになってしまったのは困りもので、お前らが寝るために新車にしたんじゃねえと怒ってもさっぱり効果がない。

そもそも前のFit2には横滑り防止装置さえなかったわけで、この装備の有無だけで事故率が50%くらい違うという話だが、そこにさらに自動ブレーキやら車線逸脱防止がついてるわけだから、事故のリスクは何分の1とかになってるはずである。もちろん安全運転が基本だが、こういう装備はいずれ義務化されるだろう。実際、自動車の事故率は全体に下がり続けているそうだ。


町並み写真館「銀山温泉」2017年12月29日 15時25分03秒



まちなみ街道の町並み写真館、今年最後の更新は山形県の銀山温泉です。
去年9月の山形旅行において目玉となる目的地だったわけですが、想像を上回る迫力のある町並みにすっかり感心してしまったという場所で、やはり写真では伝わりきらないものがあるだろうと思います。
川べりでユーミンの「遠雷」を聴きながらラ・フランスのアイスを食べていた記憶が強く残ってしまい、今でも「遠雷」を聴くとこの風景が目に浮かんできます。また機会があれば訪れてみたいです。

今年のまちなみ街道は、8月の更新が飛んでしまったので完全に毎月更新とは行きませんでしたが、写真更新した吹屋を入れると一応12回の更新を行うことができました。
1月の鹿児島や6月の熊本など、取材のほうも結構できたので、来年もこのまま更新ペースは落とさずに行けそうです。