グライコはいずこへ2012年04月13日 21時24分40秒


ふと思ったのだが、かつて大変な人気を誇り、オーディオ機器の必須装備だった感もあるグラフィックイコライザー、あれは一体どこへ行ってしまったのだろうか。
ウォークマン用の外付けのグライコなんてものまであり(上写真)、僕もこれを持っていた。

「ジャズ」「ロック」「クラシック」など音楽ジャンルごとに設定を変えて…みたいなことをみんなやってたはずである。まあ、音質を劣化させるだけ、という意見は当時からあったのだけど。
カーオーディオのほうでは、比較的後の時代まで生き残ったような気もするな。

コメント

_ バニラダヌキ ― 2012年04月14日 01時03分50秒

そう言えば、近頃のハードには、とんと見かけませんね。
パソで使う再生ソフトには、立派なグライコ機能が付いているのもありますが、そもそもデフォルトの音が乾燥しすぎで、どういじっても『好みの音』にはほど遠く。
年寄りの繰り言と笑われそうですが、やっぱり銀塩フィルム同様、『階調』を感じるにはアナログが有利のような。

_ 天野橋立 ― 2012年04月14日 09時55分37秒

なるほど、再生ソフトにはグライコ機能があるのか、といつも使っているiTunesを確認してみたら、なるほど10バンドのグライコ機能がついてますね。遊んでみよう。
しかし、ラジカセの操作部にグライコのスライダーが並んでいるのを見てときめいた世代としては、今のミニコンポ(これも消えつつある気もしますが)にグライコが見当たらないのが不思議な気もしたり。
あの頃は、カセットを使い分けたりするのも楽しかったです。好きなアーティストの新作だから、贅沢してクロームテープにしよう、とか。

_ N村Kタロウ ― 2012年04月16日 17時31分13秒

ていうか、i-podについてないの? 僕のウォークマンにはイコライザついてるけどね。なにかソニーのソニー的なこだわりなのかしらん。でも使いません。

_ 最前線! ― 2012年04月19日 12時10分46秒

グライコダビングができる、シャープ製のダブルデッキラジカセがあって、あれ欲しかったなあ。中3の頃。
「ダビング機能つき、グライコ搭載!」を謳う大抵の機種は、単に再生時だけにグライコ効かせられるだけだったと思います。
しかもあの機種、各操作ボタンのレスポンスが、すごくリアルで、微妙な編集も思い通り。(当時、出始めていた、操作ボタンはスイッチにすぎず、直接機械にリンクしていない式では、他社製ではこの微妙な職人技が無理)

曲と曲との間のとり方とか、RECレベルの調整とか・・・ 熱く語っても、うちの親にはまったく通じなかった。

我が息子はこの春小5ですが、その年頃になって、こだわりを持ってたら、耳を傾けてあげようと思っています。

_ NZ ― 2012年04月21日 22時07分52秒

>>猫山三毛太郎(本名)
iPodについてる「イコライザー」は、音楽ジャンルごとにプリセットしてあるやつで、自由に調整はできんのですよ。
さすがはソニー、ってところなんでしょう。

>>最前線!君
 そうそう、ダブルカセットでも、ダビングの時にグライコが効かせられる機種は少なかったですね。昔のシャープのカタログを見ると、QT88という機種は録音時にもグライコが効いたようで、編集機能も充実していたようです。
 倍速ダビングは高音が落ちるから使わない、とか色々懐かしいことを思い出しました。

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