夏の終わりの吉野口2018年09月03日 21時11分18秒

近鉄吉野線





今年の夏休み最終日となる昨日は、奈良の御所市にある近鉄葛駅から吉野口駅の辺りを散策しました。到着した時は雨雲が近くを通過していて少し雨がぱらついていましたが、間もなくその雨も上がり、青空が姿を現してくれました。今年の夏は、最後まで天候には恵まれました。

この辺りはちょうど巨勢の道という古道に当たる場所で、巨勢寺塔跡や古瀬集落の町並みなどを見ながら歩くことができましたが、面白かったのが久々の吉野口駅。ここは近鉄とJRの共用駅で、いかにも昔の国鉄駅らしい風格のある古びたホームに近鉄が乗り入れてくるのですが、今や列車本数は近鉄のほうがJR和歌山線よりずっと多く、特急や観光列車も停車するなど、どちらが主役か良くわからなくなっています。JRとしては乗っ取られたような形なのかもしれません。

最後はせっかくなので、吉野口から葛駅まで近鉄に乗って戻りました。こんな駅から出発すると、もっと乗っていたいような気分になってしまい、一駅だけというのが少しもったいない感じでした。