西神中央のクリスマス2019年12月23日 20時45分41秒









山口も良かったのですが、さすがに今年はちょっとクリスマス感が不足しているような気もしたので、この土曜日は神戸に行ってきました。と言っても、まず向かったのは三宮から山側へ地下鉄で三十分もかかる西神中央。
その名の通り、西神ニュータウンの中心として作られた街ですが、(信じがたいことに)関西で最後のそごうとなったそごう西神店が来年閉店とのことで、一度見ておこうと思ったのでした。

クリスマス感があるかどうかとか、何にも知らずに行ってみたのですが、さすがにデパートまである(今のところ)商業拠点だけに、ツリーやイルミネーション(特に、オリエンタルホテルの中庭のが見事だった)もにぎやかで、買い物もできました。

帰り道に久しぶりに三宮で降りて、少し歩いてみましたが、まあやはり神戸最大の繁華街は賑わいぶりが違います。大都会のクリスマスも、たまにはいいものです。


(関西最後のそごう、最後のクリスマス)

山口市のクリスマス2019年12月22日 10時57分22秒













山口市は人口約20万人、言うまでもなく山口県の県庁所在地ですが、平成の大合併前は人口14万人程度の都市で、下関や宇部よりも人口で下回ることで知られていました。

全国の県庁所在地の中でもほぼ最小規模の町で、中心市街地の商店街にも繁華街と呼べるほどの活気がないらしいと聞いていましたが、実際に山口駅から近い米屋町などの中心商店街を歩いて見ると、繁華街らしい雰囲気もいくらかは感じ取ることができました。井筒屋デパートの存在も大きいと思います。

商店街全体に飾りつけも施されていて、アーケードに面した「どうもん広場」では「冬の山口デー」としてイルミネーションが行われているなど、クリスマスムードも十分に感じられました。全体に若干淋し気ではありますが、それもまた良し。地方都市のクリスマスらしい雰囲気が味わえました。

なお、まちなみ街道別館の「地方都市のクリスマス」も更新を行っています。昨年の倉敷・和歌山の風景を掲載しました。

宇部のクリスマス2019年12月21日 11時31分15秒









宇部市は人口約17万、山口県第三の都市ですが、山口市が小郡町などと大合併をする前は下関に次ぐ二番目の町でした。
町の中心は宇部線の宇部新川駅周辺で、宇部興産の巨大な煙突がそびえ、メインストリート沿いにビルが並ぶ様子は主要都市の風格があります。

しかし、中心市街地の商業機能は相当に弱体化していて、昨年末には唯一のデパートだった井筒屋宇部店が閉店するなど、とても17万都市とは思えない寂れ方。人のいない12月の夜の街を歩いていると、寄る辺のなさが胸に迫ってきて悲しいくらいでした。

これはクリスマスムードどころではない、と思いかけたのですが、市内の各所でイルミネーションイベントが開催されていたらしく、幸いにも旧井筒屋近くの勤労青年会館と言うところも会場となっていました。ここはいくらか賑わいもあってとても良かった。
また、メイン会場となっている郊外の公園などとの間を結ぶ「イルミバス」というのが面白く、暗い街を走り去っていくその姿は見事に幻想的で、記憶に残りました。

倉敷のクリスマス2018年12月23日 09時56分59秒













倉敷市は人口47万、広島・岡山に次ぎ福山市を凌ぐ中国地方第三の都市。と聞くと、若干意外な感じもするのですが、実際は倉敷駅前の倉敷地区以外に玉島や児島などいくつもの市街地が点在するという形の都市なので、倉敷地区の人口は20万人ほどだそうです。そう言われると、まずまず20万人都市くらいの規模に思えます。

一般的には倉敷と言えば、美観地区で知られる観光地ということになるでしょう。さすがに美観地区にはクリスマスの雰囲気はわずかにしか感じられず、駅前の商店街もごくささやかな飾りつけが見られる程度でした。
しかし駅の北側、かつてのチボリ公園跡地である「みらい公園」に、巨大なショッピングモールが出来ていて、その周辺ではなかなか見事なイルミネーションが施されていました。若い人がみんなで写真を撮っていたりして、クリスマスらしいムードを味わうことが出来ました。モール内にはちゃんとロフトもありました。

和歌山市のクリスマス2018年12月21日 21時32分40秒






(市堀川沿い)




(JR和歌山駅前)




(ぶらくり丁・旧丸正)

和歌山市は人口36万人、言わずと知れた和歌山県の県庁所在都市で、関西圏においても京阪神に次ぐ規模の都市の一つです。
この町は、JRの和歌山駅前と南海の和歌山市駅、それに伝統的な中心地である本町エリアの三つに町の中心が分かれているのですが、このうちJR和歌山駅前に年々機能の集中が進んできていて、元々の繁華街である本町エリアの「ぶらくり丁」が驚くぐらいに寂れてきてしまっています。本町を代表する百貨店だった「丸正」の破たんが、大きなダメージを残したようです。

実際にクリスマスの和歌山市内を歩いてみると、本町近くの市堀川沿いにイルミネーションが施されていた(誰も人がいないのがもったいなかった)のと、JR和歌山駅前広場と一帯の商店街にもカラフルなイルミネーションが見られて、意外にも(と言っては失礼かも知れないが)なかなかのクリスマスムードが味わえました。
ただ、最も印象に残ったのは、何とか商店街として生き延びようとしているかのような、かつての繁華街・ぶらくり丁の姿でした。クリスマスムードは、ささやかなものでしたが。

まちなみ街道別館「地方都市のクリスマス」の更新も行いました。昨年の津山と宝塚を新規掲載しています。

もうすぐクリスマス2018年11月24日 20時38分54秒

津山市のクリスマス(2017)





三連休ではあるものの、気候についていけず体調が微妙なためほぼ出かける予定のないまま過ごしています。このところ、毎週出かけてた気もするのでまあいいかと。

さて、今年も間もなくクリスマスシーズンに突入。例年の通り、どこかの町にクリスマス写真を撮りに行く予定です。去年は、ロフトがある都市では最小ということで津山に行った(鉄道館も目当てだった)わけですが、少々淋しいながらなかなか良い雰囲気を味わえました。さあ、今年はどうするかな。

津山のクリスマス2017年12月22日 22時08分33秒













津山は、岡山県第三の都市。平成の合併を経てもなお人口は10万人程度、元々は人口7万くらいの町ですが、岡山県北部における交通の要衝ということで歴史的に商業拠点としての機能が大きく、存在感のある町です。中国山地には新見、庄原や三次など盆地の中に発達した町がいくつも点在しますが、その中でも最大規模の都市です。

毎年、地方都市のクリスマス風景を見に行くに当たっては、いわゆる大都市ではないがそれなりににぎわっている町ということで、デパートがあり、出来ればロフトかハンズのようなおしゃれ雑貨屋があることというのを目安にしてるわけですが、津山にはちゃんとデパート(天満屋、かつては高島屋も)があり、しかも何と去年にはロフトも開店しています(同天満屋内)。人口十万程度の町にロフトというのは、大都市圏以外では例が無いと思います。

という訳で、その津山のクリスマスを見に行ってきたわけですが、商店街周辺では「街ナリエ」と題したイルミネーションなども実施されていて、なかなか悪くない雰囲気でした(人通りは少なめでしたが)。
二つの商店街をつなぐ位置に天満屋の入る「アルネ」という巨大なビルが建っているというのは、商業都市としての命運をかけて再開発を行った結果のようですが、地方の十万都市クラスだとすさまじく寂れている例も多いことを思うと、津山はかなり健闘しているほうだと思います。歴史的町並みが残ることも含めて昔から好きな町なので、頑張ってほしいところです。

宝塚のクリスマス2017年12月21日 21時00分10秒













宝塚市は人口約22万人、兵庫県では7番目の都市で、神戸・大阪のベッドタウンという性質が強い郊外都市です。が、言うまでもなく元々は宝塚温泉を中心に開発された観光都市で、温泉旅館がほとんどなくなった今でも、宝塚歌劇団の本拠地として全国に知れ渡っている場所です。
阪急グループの城下町のようなところなので、駅前には阪急デパートを核とするショッピングセンターがそびえ、そこから宝塚大劇場までを結ぶ「花のみち」沿いにもおしゃれなショッピングモールが整備されています。

まあ、そういう町なので、クリスマスムードもそこそこあるだろうと思って歩いてみたわけですが、この「花のみち」沿いの並木にイルミネーションが行われていたりして(常設なのかこの時期だけかは不明ですが)、やはりなかなかに雰囲気が感じられたのでした。
(まちなみ街道別館の「地方都市のクリスマス」も更新しました。昨年の津、洲本、王寺を掲載しています。)

王寺町のクリスマス2016年12月23日 22時23分08秒











奈良県の北西部に位置する王寺は、JR二路線と近鉄が乗り入れる県下有数の交通の要衝で、西和地域の中心となる拠点都市。巨大な再開発ビルがそびえる駅周辺の賑わい方も、県内有数かも知れません。ところが、面積が極めて小さいために人口は2万人程度で、未だに市にはなれずに「王寺町」のまま、という不思議なことになっています。
駅を出ると、駅南北の連絡通路や再開発ビルの入口、川沿いの並木道など至る所でイルミネーションが行われていて、クリスマスムードもかなりなものでした。
(写真一枚目のイルミネーションは、聖徳太子の愛犬だったという雪丸で、王寺町のマスコットキャラクター)

ちなみに、帰り道に奈良市内にも立ち寄ってみましたが、教会の敷地内でツリーやイルミネーションが見られた以外は、クリスマスムードはほとんど全くのゼロ。この徹底ぶりも逆にすごくて、感心してしまいました。

津のクリスマス2016年12月22日 23時10分00秒













三重県の県庁所在地である津市。近年の非常に大規模な合併によって人口は28万人近くになり、三重県最大の都市である四日市にかなり近づきましたが、実際の町としての規模や賑わいでは相当な差がある……ということは何度か訪れて良く知っていたわけですが。

という訳で、今年はクリスマスの津を歩いてみました。中心となる商業地は津駅からは南に少し離れた大門地区の辺りで、市内唯一のデパートである津松菱も近くにあります。ところが、土曜日の6時過ぎというのに通りは静まりかえっていて、アーケード商店街ではほとんどの灯りが消されているという驚くほどの寂しさ。
侘しいのも悪くないとはいえ、さすがにこれではあんまりなので、かなり歩いて津駅前に行ってみると、さすがにこちらは人の数はそれなりにはいましたが、クリスマスらしさが感じられるのは駅ビルの中のツリーくらい。

まあ仕方ないと諦めて近鉄特急の指定を取り、恒例のミスド(これは駅ビルにあった)で文章書いたり、しばらくのんびり。やがて発車時間が近づいてきたので、もう一度だけ駅前を少し歩いてみようかと外に出てみると、近くの小さな公園で、手作りっぽいイルミネーションが行われているのを見つけました。地元の人が犬を散歩させながら写真を撮っていたり、ああこれでいいのだと思いながら、帰途につきました。