町並み写真館「備後府中」2019年12月01日 13時00分43秒



昨日は色々用事があって、11月分の更新としては1日遅れとなりましたが、まちなみ街道の町並み写真館に、広島県の「備後府中」の町並みを掲載しました。
数年前のクリスマス時期に訪れた町で、個人的には石州街道を歩いた後に見たイルミネーションのほうが印象に残ってしまったりしましたが、町並みのほうもなかなかのものです。

タイトルは当初、単に「府中」としていましたが、東京に同じ府中市があったり、同じ広島県内(安芸? 広島市内といっても良い)に府中町もあるので、「備後府中」としました。町の名前に旧国名がつくの、好きですしね。

出口道(旧石州街道)の入り口。

町並み写真館「穴虫」2019年10月27日 20時31分49秒



まちなみ街道の町並み写真館に、去年の春ごろに取材した奈良県香芝市の「穴虫」を掲載しました。
奈良と言うのは恐ろしいところで、とにかくそこらの集落ごとに古い町並みがごろごろ眠ってたりするわけですが、まだこんな大規模なところが残っていたかとうならされました。

近くには屯鶴峰(どんづるぼう)もあるし、ただのベッドタウンかと思いきや、香芝はなかなか侮れません。

町並み写真館「金ヶ崎」/まちなみ街道20周年2019年09月23日 20時13分20秒


(諏訪小路)

(旧坂本家)

(細目家)

まちなみ街道の町並み写真館に岩手県の「金ヶ崎」の町並みを掲載しました。
ほんのつい先日に取材したばかりの場所で、こうしてすぐに掲載するのは珍しいのですが、唯一未掲載だった岩手県の町並み、ということで早速の掲載としました。
これで(無理やり)全都道府県の町並みを載せた、と一応そういうことになります。
諏訪小路側の風景を使わなかったので、こちらでは旧坂本家や細目家の風景を載せておきます。

さて、1999年9月23日にスタートしたまちなみ街道、今日で20周年となりました。
そんな長い間やってる、という感覚があんまりないのですが、同時期に開設された無数の個人サイトはもうほとんど残っていないだろうとは思います。
(当初は宝島社の「Hello」というホームページサービスを使っていたが、わずか数年でサービス終了となってしまった)

20周年の今回も特別なことはしないという方針で(全都道府県掲載、というのが一応記念行事です)、これからも同じようなペースで更新を続けながら、30周年を目指したいと思います。

小さな町並み「常陸小川」2019年09月11日 19時41分05秒


(霞ヶ浦)

まちなみ街道の町並み写真館に、小さな町並み「常陸小川」を掲載しました。

今月で開設から20年を迎えるまちなみ街道ですが、広く薄くほぼ全国全ての都道府県の町並みを掲載している中で、まだ一つも町並みを載せていない県が二つあって、岩手と茨城が全くの未掲載。
ただ、岩手は先日の旅行でストックもできたので、あとは茨城県だけということに。

何か茨城のストック無かったかな、と考えて見ると、そう言えば十数年前に霞ヶ浦に行ったとき、どこかの町並みに少し立ち寄ったなと思い出しました。地図に「土蔵街」とあったので行ってみた場所でしたが、調べて見ると小川町(現小美玉市)と言うところらしいことが判明。

写真は残っていたものの、何せ撮影時点があまりに古く。様子が変わってしまっているか、もしくはそもそも町並みなどもう残ってないんじゃないかとも思ったのですが、ネットで現状を調べて見ると、驚いたことに当時とほとんど変わっていないようなので、それならということで掲載することにしました。

そういう訳で、あとは岩手県のみとなりました……と言うにはこれではちょっと寂しいか。
茨城も、いずれ重伝建地区などを取材に行く予定もあるので、またラインナップも充実させて行きたいと思います。他にも、古い写真が一か所だけという県もいくつもあるので、続けて取材をして行きたいと思います。

町並み写真館「入来麓」2019年08月26日 20時09分11秒




というわけで、岩手旅行から帰ってきたわけですが、そちらの写真等はまたおいおい掲載するとして、先にまちなみ街道の更新。
今回は、鹿児島県薩摩川内市の「入来麓」を掲載しました。
2年前の1月に、鹿児島県内の重伝建をまとめて取材した時に訪れた集落です。この時は避寒旅行も兼ねていて、幸い現地は非常に暖かく、本当にうれしくて仕方がない感じで歩いたことを覚えています。
武家屋敷を見学していた時に「今日は寒いでしょう」と言われて、返事に困ったくらいでした。
(上の写真は、ユニークな「門」二つ)

町並み写真館「鹿野」2019年07月30日 21時53分30秒




まちなみ街道の町並み写真館に鳥取の「鹿野」の町並みを掲載しました。
ここは鳥取市内、ということにはなるのですが、正直なところ知名度はあまり高くないかも知れません。しかし、いかにも山陰のミニ城下町らしい、コンパクトながらも整った雰囲気には好感が持てました。
この時は大山方面へ向かう途中で、それほどゆっくり見ることもできなかったので、機会があればまた訪れてみたいものです。


海岸沿いを走る鳥取県西部の国道9号線。巨大な発電用の風車が立ち並んで、幻想的と言うか、非現実の世界みたいでした。

町並み写真館「種蔵」2019年06月24日 20時24分40秒



まちなみ街道の町並み写真館に、一昨年に訪問した岐阜県の種蔵集落を掲載しました。南北に長い岐阜県のほぼ北端で、むしろ富山のほうが近く、この時は金沢で拾っていく参加者もいたので、北陸道経由で訪れたのでした。

本文中でも何度も触れたとおり、とにかく美しい集落で、十月の初めと言う時期も晩秋のような雰囲気でちょうど良かったかも知れません。もう少し遅かったら、かなり寒かったでしょう。
当時のブログにも書きましたが、集落内の宿も素晴らしく、もう全く言うことなしと言う良い旅行でした。翌日の、神岡鉄道跡の軌道自転車も楽しかったしね。



町並み写真館「西陣」2019年05月25日 20時28分28秒

京都西陣の町並み

まちなみ街道の町並み写真館に、京都は西陣の町並みを新規掲載しました。
京都市内の町並みを掲載するのなんて、いつ以来だろうかと思うほど久々で、十年以上は経っているだろうと思います。そもそも、京都市内などは古い町並みだらけのわけで、通りごとに全部載せていたらそればかりのサイトになってしまうぐらいですが、西陣については地域性もはっきりしているし、いつか載せようと思って、機会がある度に写真も色々撮っていたのでした。

他に、京都市内で掲載の可能性がある場所と言えば樫原宿ですが、ここは車の交通量が非常に多かったりして、納得の行くような写真が撮れていないので、そのままになっています。

小さな町並み「楢下宿」2019年05月12日 20時19分20秒




掲載準備を以前やりかけたままですっかり忘れていた、山形県の「楢下宿」をまちなみ街道の小さな町並みとして掲載しました。
3年前の山形旅行の最後に、あと一か所だけ足を伸ばそうということで少々無理をして訪れた(他の訪問地と比べて、かなり南にある)のでしたが、規模的には小さいものの、雰囲気のある面白い集落でした。
何と言っても、古い石橋(眼鏡橋)が集落内に二つもあるというのが素晴らしく、こんな宿場町は他にはないでしょうね。

以前にも書いた通り、「小さな町並み」のほうがむしろ個性的なラインナップを選んでいて気に行っている部分があるのですが、なかなかストックが増えません。単に規模が小さければいい、というわけではもちろんないので、行ってみてたまたま気に入るかどうか、というのが難しいところです。あまりに見事だったら、「小さい」枠にはならないのですよね。

弾丸日帰り町並み取材2019年05月04日 20時54分18秒




(用瀬)



(智頭)

(みんな大好きスーパーはくと)

先日から申し上げております通り、この大連休には遠出はしないつもりだったわけですが、ツイッターだので色々見ていると、楽しそうに町並み観光をしている人たちがたくさんおられるわけで、やはり一回くらいはどこかに行きたいという気持ちが急に強まってきた。連休後半に入って天気も最高なので、なおさらである。

しかし、急に思い立っても宿は簡単に取れない。某A〇Aホテルのように、1泊2万円とか吹っ掛けているところもあって、そんなところには死んでも泊まる気がない。そうなると日帰りで、それでそこそこ満足が行くくらいの場所と言えば、ぎりぎり山陰地方(鳥取県)に入る智頭と用瀬辺りだろうと考えた。ここも以前から行こう行こうと思っていて、しかし日帰りには若干遠く、かと言ってわざわざ泊まらなくても行けるという微妙な距離のため、未だに行ってなかったのである。好きな智頭急行にも乗れる(名前の通り、終点が智頭である)。

現地は恐らく空いているだろうが(実際、平和なものだった)、関西からの脱出時にはやはり大混雑は避けられないだろう。何とかならないか、と考えて思いついたのが、ものすごく早起きして始発で出かけるということだった。いくら早起きが苦手とは言え、その程度の努力でのんびり旅行できるなら簡単なことだ。

で、実際昨日の朝は4時過ぎに起きて、近鉄の始発に乗った。ガラガラの5時台の快速で姫路まで行き、そこからスーパーはくとに乗り継いだ。車両が増結されていたが、それでも指定席は満席で、自由席には座れまいと覚悟していたが、これがどうにか大丈夫だった。努力の甲斐あって、朝9時台には智頭に到着。余裕のある日程で、智頭も用瀬もゆっくり観光できた。

智頭は、予想していたよりもはるかに素晴らしい町並みで、重文の石谷家の庭園も特別公開されているなど、ちょうど良いタイミングだった。
流し雛で知られる用瀬のほうでは、水路に鯉のぼりを泳がせるという行事が行われていて、風情のある美しい風景を見ることができた。しかも当日は東井神社の春祭りということで、神輿が水路に突っ込んだり、獅子舞が各家庭を回っていたりと面白いところを見学できた。

帰りは智頭始発の鈍行で帰って来たからこれもガラガラ。結論から言うと朝の出発から夜帰ってくるまで、全行程で座ることができた。
早起きして出かけて良かった、と心底思った日帰り取材であった。